技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻のエネルギー情勢への影響と原油価格、天然ガス価格見通し

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻のエネルギー情勢への影響と原油価格、天然ガス価格見通し

~資源エネルギー輸出大国ロシアによる隣国ウクライナへの軍事侵攻は今後、原油や天然ガス、またレアメタルの価格にどういった影響を及ぼすのか?~
オンライン 開催

開催日

  • 2022年6月9日(木) 13時00分 16時30分

プログラム

 想定外ともいえる、資源エネルギー輸出大国ロシアによる隣国ウクライナへの軍事侵攻が始まって1ヵ月以上が経過した。当初は数日のうちに首都キエフが陥落し、圧倒的なロシア軍による制圧が行われると見られていたものの、ウクライナ軍の善戦により、長期戦の様相を呈している。21世紀の国際安全保障秩序への強権国家ロシアの挑戦に対して、欧米諸国は強く反発し、経済制裁を強化している。しかし、ロシアへの制裁の強化は、ロシア産原油、天然ガスの供給途絶懸念にともなう原油価格、天然ガス価格の上昇を招く。
 ロシアは、世界第3位の原油生産国、世界第2位の天然ガス生産国として、欧州諸国は天然ガス輸入の4割、石油輸入の3割をロシアに依存している。ロシア産石油・天然ガスの供給懸念から、2022年3月には、北海ブレント原油価格は1バレル139ドルと2008年以来の高値となり、欧州天然ガスの指標価格オランダTTF (Title Transfer Facility) は百万Btu (ブリティッシュ熱量単位) 当たり345ユーロと史上最高値を記録し、石油換算1バレル600ドル超となった。欧州の天然ガス価格に連動する動きを見せる極東アジアLNGスポット価格は百万Btu当たり84.8ドルと過去最高値に高騰した。その後、ロシアとウクライナの停戦協議開始、OPEC (石油輸出国機構) プラスの加盟国UAE (アラブ首長国連邦) による原油生産量引き上げへの前向きな姿勢、米国によるLNG (液化天然ガス) の欧州への追加供給等により、原油価格、天然ガス価格ともに、少し沈静化したものの、2022年3月末時点においても、原油価格は1バレル100ドル超、LNGスポット価格は百万Btu当たり30ドル超と高値となっている。
 ロシアは、世界の石油輸出量の11.4%、天然ガス輸出量の25.3%を占める資源エネルギー大国であり、その他に石炭輸出、電気自動車のリチウム・イオン電池に不可欠のニッケル、自動車の排気ガス触媒に使うパラジウム等のレアメタルについて世界有数の生産国を誇り、イランへの制裁、イラク戦争とは比較にならないほど、資源エネルギー価格へのインパクトは大きい。ウクライナへの軍事侵攻は、欧州諸国における部分的な地域紛争にとどまらず、核兵器を保有する民主主義と独裁国家との21世紀型冷戦の様相を呈している。
 本セミナーにおいては、今後の国際資源エネルギー情勢を見通すとともに、原油価格、天然ガス価格、ニッケルをはじめとしたレアメタル価格の今後について、資源エネルギーの第一人者が的確に解説する。

  1. ロシアによるウクライナ侵攻とエネルギー情勢の最新動向 – 長期化の様相
  2. 欧米諸国による経済制裁と国際石油情勢、国際天然ガス情勢へのインパクト
  3. バイデン政権をはじめとした石油消費国の石油備蓄放出とロシア制裁の今後
  4. 米国のシェール・オイルの生産状況 – バイデン政権による脱炭素政策の見直し
  5. OPECプラスの今後の協調減産への動き – サウジアラビアとロシア
  6. 脱炭素政策と石炭生産、レアメタル価格の見通し – 期待される石炭火力
  7. 世界の石油需要は2022年以降も増加するのか – インフレと景気下押し
  8. アジアのLNG需要と欧州のLNG需要の裁定
  9. 中国によるLNG輸入見通し – 中国とロシアの接近
  10. ロシアのLNGプロジェクトの今後 – 日本企業による投資の今後
  11. 2022年以降の新規LNGプロジェクトの見通し – 米国のLNG生産能力
  12. 米国、カタールのLNG事業の新たなチャンス – 脱炭素とLNG
  13. 2030年に向けての世界の石油需給見通し – 国際地政学リスク
  14. 2022年夏以降の原油価格の見通し – 原油価格は1バレル150ドルを超えるか
  15. 2022年夏以降のLNG (液化天然ガス) 価格の見通し – 安定供給は
  16. 国際資源エネルギー情勢は新たな危機に直面する
    • 質疑応答

注意

本セミナーのプログラムは、国際情勢の変化等により変更となる可能性がございます。予めご了承下さい。

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2022/7/12 2050年カーボンニュートラルに向けた水素関連・二酸化炭素資源化関連技術の現状と今後 オンライン
2022/7/20 蓄熱蓄冷・熱エネルギー搬送技術の基礎とそのシステム化技術および最新研究の動向とその新展開 オンライン
2022/7/21 水素社会を展望するための基礎と関連デバイス オンライン
2022/7/27 炭素循環 (カーボンリサイクル) 技術 オンライン
2022/7/28 CO2排出量削減のための電化、再エネ技術の導入と進め方 オンライン
2022/7/28 水素貯蔵材料の基礎と今後の展望 オンライン
2022/8/2 燃料アンモニア製造技術と将来展望 オンライン
2022/8/4 国際エネルギー情勢の危機と原油価格・LNG価格展望、および日本企業がとるべき経営戦略 オンライン
2022/8/9 脱炭素社会実現に向け期待される"バイオものづくり" 微生物の有効活用技術とその未来 オンライン
2022/8/19 EVをはじめとした次世代自動車の最新動向とリチウム、コバルト、ニッケル等のレアメタルと希ガスの今後の見通し オンライン
2022/8/24 グリーン水素製造のための光触媒を用いた「人工光合成」の基礎と応用、課題、最新動向 オンライン
2022/8/26 グリーン燃料と化学品製造技術と動向 オンライン
2022/8/26 水素キャリアおよび脱炭素燃料としてのアンモニア オンライン
2022/8/29 脱炭素におけるバイオマスの最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2022/8/29 メタネーション技術の過去・現在・未来 オンライン
2022/8/31 脱炭素・再生可能エネルギー超大量導入時代の「エネルギー貯蔵」 オンライン
2022/9/1 バッテリーマネジメント用リチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方 オンライン
2022/9/5 アルカリ水電解の開発状況・課題と国内外の動向 オンライン
2022/9/16 水素製造・貯蔵のコスト構造と低コスト化および効率的な水素貯蔵材料の技術開発 オンライン
2022/9/22 国内外の洋上・陸上風力発電の最新動向と今後のビジネス・チャンス 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/2/18 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/1/21 2022年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2021/12/16 カーボンニュートラルに向けた中低温産業排熱の最新利用技術と実践例
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/11/19 世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート
2021/9/17 2021年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2021/7/16 2021年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2021/4/30 世界の燃料電池・水素産業 最新業界レポート
2021/2/19 2021年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2021/1/22 2021年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2020/12/11 2021年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2020/11/13 2021年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2020/9/18 2020年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2020/5/22 2020年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2020/1/24 2020年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2019/11/15 2020年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2019/9/20 2019年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2019/4/19 2019年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2019/1/25 2019年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2018/11/16 2019年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望