技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

オーファンドラッグの開発戦略・薬価戦略

オーファンドラッグの開発戦略・薬価戦略

~成功事例から紐解く開発戦略・知財戦略・事業性評価要素 / 実際の薬価算定ケースから考える採算性確保のポイント~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、オーファンドラッグについて取り上げ、成功事例から紐解く開発戦略・知財戦略・事業性評価要素、実際の薬価算定ケースから考える採算性確保のポイントについて詳解いたします。

開催日

  • 2022年4月14日(木) 10時00分 15時15分

修得知識

  • 成功事例から紐解く開発戦略・知財戦略・事業性評価要素
  • 実際の薬価算定ケースから考える採算性確保のポイント

プログラム

第1部. オーファンドラッグ開発時に留意すべきこと

- 知財戦略・開発戦略・事業性評価要素 –

(2022年4月14日 10:00〜12:00)

 オーファンドラッグの開発で成功した事例を紐解きながら、オーファンドラッグの開発で留意しなければならないことを具体的に解説します。オーファンドラックは患者の絶対数が少ないため、投資をしても採算が取れない可能性があります。そこで、治療薬の研究・開発を低コスト、低リスクで行うことが理想的です。ドラッグ・リポジショニングは低コスト、低リスクでの開発を可能にして、高額な価格設定をしなくても研究開発費を回収し、収益を上げることが可能となります。再審査期間は10年と長いため、特許がなくても上市後10年問は市場を独占できます。
 物質特許や基本特許の出願がかなり前になされている場合には、この優遇制度が大いに寄与するため、本講義では、知財戦略・開発戦略・事業性評価要素といった点から開発時に留意すべきことをお話します。

  1. 成功事例の紹介
    • F社のオーファンドラッグの開発戦略 (具体例の提示)
  2. オーファンドラッグとは
    • 各国のオーファンドラッグ制度の比較
    • 日本におけるオーファンドラッグに対する優遇措置
    • ドラッグ・リポジショニング
  3. オーファンドラッグの適応拡大における知財戦略
    • 事例を具体的に示しながら解説いたします
  4. オーファンドラッグの適応拡大における開発戦略と事業性評価要素
    • 事例を具体的に示しながら解説いたします
  5. 化合物の価値最大化に向けた開発戦略で留意しなければならないこと
  6. 開発段階の医薬品の事業性評価や売上予測を立てる際の留意点
    • 質疑応答

第2部. オーファンドラッグの薬価算定ルールと薬価戦略のポイント

(2022年4月14日 12:45〜15:15)

 オーファンドラッグに関する薬価算定ルール及び薬価設定の実際について分かりやすく解説するとともに、採算性を確保するための価格戦略のポイントを提言します。たくさんの人や労力・コストを経て、開発されるオーファンドラッグですが、その努力を収益化するためには、どのように原価を計算すれば良いか。またリスクを軽減するための、費用と効果の考え方を共有します。

  1. オーファンドラッグに関する薬価算定ルール
    1. 類似薬効比較方式と原価計算方式
    2. オーファンドラッグに対する加算評価
      • 市場性加算
      • 先駆け審査指定制度加算など
    3. ポイント制による評価の仕組みと具体的な評価対象項目
    4. 原価計算方式での算定の仕組みと計上できる費用について
    5. 再算定ルールについて
    6. 費用対効果評価 (HTA) について
    7. 新薬創出等加算について
  2. オーファンドラッグの薬価設定の実際
    1. 算定事例の紹介と解説
    2. 算定事例から見えてくる問題点と課題
  3. オーファンドラッグの薬価戦略のポイント (終わりに)
    1. 薬価申請の留意点 (市場規模予測とその根拠など)
    2. 採算性確保のためには
    • 質疑応答

講師

  • 谷口 公嗣
    株式会社CMCエクスメディカ 学術企画本部
    エグゼクティブフェロー
  • 松原 喜代吉
    有限会社オフィス・メディサーチ
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/14 入門者のための基本から学ぶGMP オンライン
2024/5/14 診断薬業界に求められるビジネスモデルと事業・製品戦略 オンライン
2024/5/16 医薬品ライセンス契約のドラフティングと紛争回避・解決のポイント オンライン
2024/5/16 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2024/5/17 データインテグリティを踏まえたGMP文書・SOP・記録の作成と管理 オンライン
2024/5/17 医薬品製剤の生物学的同等性とその定量的な予測方法の現状 オンライン
2024/5/20 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP - QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2024/5/20 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/20 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/20 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/5/21 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン
2024/5/21 新規モダリティ分野における各事業性評価手法と不確実性要素の注意点 オンライン
2024/5/21 医薬品開発におけるグローバルマーケットを見据えた知財戦略と出願・権利化選定/評価 オンライン
2024/5/21 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/5/22 実務で使える製造販売後調査等 (GPSP) 実施における留意点 オンライン
2024/5/22 診断薬業界に求められるビジネスモデルと事業・製品戦略 オンライン
2024/5/23 希少疾患の臨床開発・承認申請戦略 戦略構築への活用 オンライン
2024/5/23 希少疾病用医薬品 (オーファンドラッグ) の薬価算定の実際と薬価戦略 オンライン
2024/5/23 医薬品 洗浄バリデーションセミナー オンライン
2024/5/24 動物用医薬品開発の為の医薬品試験データの活用法と評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)