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抗菌・抗ウイルスコーティング技術の開発とその応用

抗菌・抗ウイルスコーティング技術の開発とその応用

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、抗菌・抗ウイルスについて取り上げ、抗菌・抗ウイルス性能評価の具体的な進め方や安全性評価、持続性評価の試験方法を具体的に解説いたします。

開催日

  • 2022年4月13日(水) 10時30分 16時15分

プログラム

第1部. 抗菌・抗ウイルスのメカニズムと抗菌・抗ウイルス効果のあるコーティング技術

(2022年4月13日 10:30〜14:30) ※途中昼休憩を挟みます

 コロナ禍で衛生意識の高まる中、抗菌抗ウイルス製品が求められています。抗菌・抗ウイルスのメカニズムを理解し、菌・ウイルスに関する基礎情報を解り易く解説します。抗菌・抗ウイルス効果のあるコーティング技術の開発に活かせるポイントやノウハウ、製品を開発するために不可欠な抗菌・抗ウイルス性能評価結果の読み方のポイントについて、実例を示しながら具体的に解説します。また、抗菌・抗ウイルス性はもとより安全性などを含む消費者への表示方法についても、例示しながら判りやすく説明することで、市場に受け入れられ易い抗菌・抗ウイルス処理の普及を目指します。

  1. 抗菌・抗ウイルス剤の基礎情報
    1. 細菌と抗菌
    2. ウイルスと不活化
    3. 抗菌剤
    4. 抗ウイルス剤
  2. 抗菌・抗ウイルスのメカニズム
    1. 抗菌メカニズム
    2. 抗ウイルスメカニズム
  3. 抗菌抗ウイルスコーティング剤の調製
    1. 分散技術が性能に与える影響
    2. 有効成分の拡散状況
    3. 実用化技術
  4. 抗菌抗ウイルス効果のある表面処理技術
    1. 塗装工程の留意点
    2. 塗装条件の最適値計算
    3. 応用技術と実例
  5. 製品性能評価法の現状
    1. 抗菌・抗ウイルス性能評価
      1. 繊維製品の抗菌試験JIS L 1902
      2. 繊維製品の抗ウイルス試験JIS L 1922
      3. プラスチック製品の抗菌試験JIS Z 2801
      4. プラスチック製品の抗ウイルス試験ISO 21702
      5. 繊維評価技術協議会の抗菌・抗ウイルスの性能評価SEK
      6. 抗菌製品技術協議会の抗菌・抗ウイルスの性能評価SIAA
    2. 安全性評価方法
      1. 繊維製品の安全性
      2. 繊維製品以外の安全性
    3. 安全性以外の持続性など必須事項
      1. 繊維製品の持続性
      2. 繊維製品以外の持続性
    4. 開発手順と製品量産化と品質管理手法
  6. 抗菌・抗ウイルス製品への性能表示基準
    1. 各種国内工業会
      1. 光触媒工業会
      2. 日本建材・住宅設備産業協会 (建産協)
      3. 日本塗料工業会
      4. 日本衛生材料工業連合会 (JHPIA)
      5. 壁紙工業会
    2. 全国公正取引協議会連合会
    3. 抗菌製品技術協議会
    4. 繊維評価技術協議会
    5. 欧州規制
    6. グローバル展開
    • 質疑応答

第2部. 可視光応答型光触媒を用いた抗菌・抗ウイルスコーティング液の開発とその応用

(2022年4月13日 14:45〜16:15)

 本講座では、近年注目されている可視光応答型光触媒を用いた抗菌・抗ウイルス技術について、材料や原理などを概説しつつ、実用化における課題解決方法から施工事例などの応用面まで、総合的に解説する。

  1. 光触媒とは
    1. 光触媒の歴史・市場
    2. 光触媒の代表的材料とその性質の比較
    3. 光触媒反応の原理
  2. 抗菌・抗ウイルス技術の概略
    1. 細菌とウイルス、抗菌と抗ウイルス
    2. 光触媒による抗菌・抗ウイルスのメカニズム
    3. 補足:その他の抗菌・抗ウイルス剤について
  3. 光触媒技術を応用した抗菌・抗ウイルスコーティングの開発
    1. 光触媒開発の課題とその解決
    2. 抗菌・抗ウイルス性の強化
    3. 塗膜としての性能、使用感を高めるためのアプローチ
  4. 応用例・施工実績
    1. 現場施工・実証試験例
    2. フィルム加工
    • 質疑応答

講師

  • 冨岡 敏一
    関西大学 化学生命工学部 生命・生物工学科 微生物制御工学研究室
    特別任用教授
  • 井上 友博
    信越化学工業 株式会社 塩ビ・高分子材料研究所 開発部
    主任研究員

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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