技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

微小液滴の理解と評価、制御

微小液滴の理解と評価、制御

~濡れ、表面エネルギーからマイクロ流体デバイスまで~
オンライン 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、微小液滴を扱うために必要な基礎知識や評価・制御法について、基礎から応用に至るまでを解説いたします。

開催日

  • 2022年4月5日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 微小液滴の特徴とその評価
  • 液滴の濡れと表面エネルギーの関係と評価法
  • マイクロ流体デバイスにおける液滴の利用
  • 先端研究事例

プログラム

 微小液滴は様々な先端分野で重要ですが、適切に使いこなすには、濡れ性や接触角、ヒステリシスなどの理解が必要です。
 本講座では、微小液滴を扱うために必要な基礎知識や評価・制御法について、基礎から応用に至るまでを解説します。表面張力や濡れ性の評価に加えて、マイクロ流路を使った液滴生成・操作・分析などの最先端の技術についても多数の実例を交えて説明します。初心者からでも問題なく学ぶことができ、実務上のトラブルや技術開発に関する相談にも個別に対応できます。

  1. はじめに
    1. 液滴と表面張力
    2. 液滴のサイズ効果
    3. 液滴の振る舞いを特徴付けるパラメータ
    4. 微小液滴の特徴
  2. 微小液滴の評価
    1. 濡れ性とは
    2. 濡れ性と接触角
    3. 接触角とエネルギーバランス
    4. 表面粗さと濡れ性
    5. 表面エネルギーモデルと評価法
  3. 微小液滴のダイナミクス
    1. 動的濡れとは 静的濡れと動的濡れ
    2. 前進・後退角
    3. ピニング
    4. 転落角とダイナミクス
    5. 衝突液滴の挙動
  4. 微小液滴の制御
    1. 制御するためには
    2. 微細構造による液滴の振る舞いの制御
    3. マイクロ流体デバイスにおける表界面の役割
    4. マイクロ流路を用いた液滴生成、微粒子合成
    5. 表面張力差の発生と制御
    6. エレクトロウェッティング
    7. 光によるリモート制御
    8. 液滴へ生体物質の内包と分析 (Droplet PCRなど)
    9. 液滴の乾燥と堆積物パターン (コーヒーリング現象)
  5. 質疑応答・技術相談
    • 個別に相談に応じます。質問や実務上のトラブル、研究開発での課題など、何でもお尋ねください。
    • 質疑応答

講師

  • 元祐 昌廣
    東京理科大学 工学部 機械工学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2024/11/27 粉体プロセスにおける付着・固結・滞留・ 閉塞・リークなどのトラブル実例と対処 オンライン
2024/11/28 乳化重合・懸濁重合の基礎、反応機構と装置設計、重合プロセスの機能化 オンライン
2024/11/28 スプレードライ (噴霧乾燥) の基本原理、運転管理と実用総合知識 オンライン
2024/11/28 粒子の分散安定化と塗布・乾燥における課題、添加剤による解決策 オンライン
2024/12/3 粉体プロセスにおける付着・固結・滞留・ 閉塞・リークなどのトラブル実例と対処 オンライン
2024/12/11 微粒子の分散・凝縮メカニズム、安定化、評価 オンライン
2024/12/11 粒子と適用系に応じた分散剤の選び方と配合設計技術 オンライン
2024/12/11 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2024/12/12 高品質スラリー調製のための分散技術とその安定化、評価方法 オンライン
2024/12/13 乳化重合・懸濁重合の基礎、反応機構と装置設計、重合プロセスの機能化 オンライン
2024/12/16 分散剤の作用機構と種類・特徴およびナノ分散 オンライン
2024/12/19 高剪断成形加工法の基礎と新規材料創出への応用 オンライン
2024/12/19 乳化・分散・攪拌の基礎と操作およびスケールアップ評価 オンライン
2024/12/19 ナノ粒子・ナノカーボンへの表面グラフト化による機能付与及び分散性制御 オンライン
2024/12/20 分散剤の作用機構と種類・特徴およびナノ分散 オンライン
2024/12/24 粘度、粘弾性の測定法とデータの読み方、活用例 オンライン
2024/12/25 粒子・粉体の混合・分散技術の基礎と応用・トラブルシューティング オンライン
2024/12/25 乳化・分散・攪拌の基礎と操作およびスケールアップ評価 オンライン
2025/1/6 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン