技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

国内外における地熱発電の最新動向とビジネス・チャンス

国内外における地熱発電の最新動向とビジネス・チャンス

~世界各国における地熱発電の開発状況と今後の展望~
東京都 開催 会場・オンライン 開催

アーカイブ配信での受講の場合は、2021年12月6日ごろ配信開始予定 (視聴期間:配信後10日間)

概要

本セミナーでは、国内外における地熱発電を取り巻く最新動向と将来的な展望について解説いたします。

開催日

  • 2021年11月25日(木) 13時00分 16時30分

プログラム

 日本も、欧州諸国に追随して脱炭素政策を本格化させるなか、固定価格買取制度導入後も停滞していた地熱発電が再び注目されている。2021年4月には、小泉環境相が地熱発電開発の期間短縮を表明し、2021年6月には、河野規制改革相が2030年に現在の2倍にあたる100万キロワットに地熱発電を拡大する目標を掲げた。2019年5月に、Jパワー、三菱マテリアル、三菱ガス化学による、日本国内においては23年ぶりとなる1万キロワットを超える大型の山葵沢地熱発電所が稼働を開始した。再生可能エネルギー源の多様化と国産エネルギーの拡大、また出力が24時間安定し、ベースロード電源として利用でき、発電コストが安価という特徴を持つ地熱発電に日本政府は注力しだしている。
 地熱発電の優れた特徴は、第1に地球内部に蓄積されたエネルギーであることから、資源枯渇がないこと。第2に燃焼によるエネルギー採取ではないことから、炭酸ガス排出量がライフ・サイクルで見て極めて少ないこと。第3に太陽光発電、風力発電をはじめとした太陽エネルギーに由来する共通の大きな弱点である天候、時間、季節による出力変動がないこと。第4にエネルギー密度が高いことから、小さな面積で大きな出力を得られること。第5に発電技術が確立しており、発電コストも一般火力発電と競争できる段階にあるものの、普及のために、2021年度以降も高値による買い取りが維持されること。等が挙げられる。
 特に、日本のように火山が多い国では、地熱発電の資源量は多く、米国、インドネシアに次いで、地下の浅い部分で世界第3位の2,347万キロワットという原子力発電所23個分のポテンシャリティーを持っている。しかし、日本は発電容量52万キロワット、世界第10位の地熱発電設備を持っているのにとどまっており、地熱発電については世界の後塵を拝している。その理由は、①地熱資源の8割が国立公園、温泉地帯にあり、制度的な規制が厳しかったこと、②地熱資源の探鉱リスクが大きいこと、③15年程度の開発のリード・タイムが必要なこと、等が挙げられる。
 しかし、2030年度における温室効果ガス46%削減の目標実現に向けて、環境省が国立公園における地熱発電の規制緩和を進め、地熱開発におけるJOGMEC (石油天然ガス・金属鉱物資源機構) による、地熱資源探査、出資、債務保証等の支援強化も加わり、地熱発電ビジネスへの優遇策を一段と強化している。日本は、2050年に1,200万キロワットという地熱発電の目標を掲げ、2020年度から、JOGMECが初期調査、開発段階の支援制度を拡充している。
 世界においても、日本企業が参画して、地熱資源の豊富な米国、フィリピン、インドネシア、ニュージーランド、ケニア等のアフリカ諸国、メキシコ等の中南米諸国において地熱発電開発の動きが拡大されている。世界においては2020年末時点において1,400万キロワットを超える地熱発電所が稼動し、2050年には世界の地熱発電能力は2億キロワットを超えることが見込まれている。特に、中国企業に市場を席捲された太陽光発電の場合と異なり、地熱発電は、地熱資源の開発、重金属に耐える蒸気タービン、発電機をはじめとしたモノづくりの製造ノウハウについて、日本の東芝、三菱重工業、富士電機の3社が、世界シェアの7割を占めており、日本企業が優位性を持つ分野である。地熱発電における日本と世界の最新動向とカーボンニュートラルへの日本企業のビジネス・チャンスについて分かりやすく解説する。

  1. 地熱エネルギーとは何か – 他の再生可能エネルギーと比較した長所と短所
  2. 地熱資源と地熱発電の現状 – 日本の脱炭素政策と地熱発電促進策
  3. 地熱発電の優位性と課題 – 初期調査と開発期間短縮への政府支援強化
  4. 地熱資源の日本と世界における開発の最新動向と今後の可能性
  5. 地熱資源開発技術の最新動向 – 探査技術の革新と掘削コストの削減
  6. 日本における地熱資源の資源量と可能性 – 高温岩体発電、超臨界地熱発電
  7. 世界における地熱資源の資源量と可能性 – 環太平洋とアフリカ諸国
  8. 日本における地熱発電の現状と今後の可能性と政策 – リードタイム短縮
  9. 日本における地熱発電に係わる規制緩和の最新動向と今後の開発支援
  10. 世界における地熱発電の現状と今後の可能性 – 注目されるアフリカ市場
  11. 日本における地熱発電のビジネス・チャンス – 政府による技術、資金支援
  12. アジアにおける地熱発電を取り巻くビジネス・チャンス – 総合商社、重電
  13. 米国、中南米における地熱発電のビジネス・チャンス
  14. 日本と世界における地熱発電の今後の市場規模と可能性 – 伸びる世界市場
  15. 地熱発電に係わる地下水処理ビジネスの可能性 – 重金属処理技術
  16. 地熱エネルギーに関する今後の技術革新の可能性 – 小型バイナリー発電
  17. 地熱発電における日本企業の優位性 – 中国企業、韓国企業との競争
  18. 日本企業の日本と海外でのビジネス展開における留意点 – 地熱探査と経済性
  19. 地熱発電ビジネスにおける日本企業の今後のとるべき経営戦略
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,800円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

オンライン受講割引

  • オンライン受講の場合、1名様 30,400円(税別) / 33,440円(税込) で受講いただだけます。
  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 申込みフォームの受講方法から「オンライン」をご選択ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

会場受講 / アーカイブ配信対応セミナー

会場受講 または オンラインセミナー (アーカイブ配信) のいずれかをご選択いただけます。
お申し込みの際、受講方法の欄にて、会場受講またはオンライン受講をご指定ください。
オンラインセミナーの申込み受付の締切日も、会場受講のセミナー開催日までです。ご注意ください。​

オンラインセミナーをご選択の場合、以下の流れ・受講内容となります。
※会場で受講の場合、このサービスは付与されませんのでご注意ください。

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、メールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は印刷・郵送いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • このセミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。(テキストに講師の連絡先を掲載)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2021/10/28 水電解による水素製造とその材料、システム開発 オンライン
2021/11/10 メタネーション技術の過去・現在・未来 オンライン
2021/11/12 水素キャリア・燃料としてのアンモニア利用技術の最新動向と課題・展望 オンライン
2021/11/15 各種バイオ燃料のLCA オンライン
2021/11/16 ペロブスカイトを用いる太陽電池/光電変換素子の技術・最新動向および産業化の展望 東京都 会場・オンライン
2021/11/16 二酸化炭素の再資源化・Power to Gas・e-fuel・SAF オンライン
2021/11/19 有機系フレキシブル熱電変換材料/デバイスの基礎・課題と最新技術動向 オンライン
2021/11/19 水素エネルギーの中国市場トレンド オンライン
2021/11/24 水素貯蔵材料の基礎と応用、および新たな用途展開 オンライン
2021/11/29 磁性材料を活用した新しい熱電応用と今後の展望 オンライン
2021/11/29 珪藻を用いた燃料・有用物質の生産と低コスト化 オンライン
2021/11/30 炭素循環 (カーボンリサイクル) 技術 オンライン
2021/12/3 CO2有効利用技術の現状と今後の展望 オンライン
2021/12/7 二酸化炭素 (CO2) の吸収・回収及び吸収材技術 オンライン
2021/12/9 バイオガスから新エネルギー オンライン
2021/12/10 バッテリーマネジメント用リチウムイオン電池のインピーダンス測定の考え方 オンライン
2021/12/13 燃料アンモニア製造技術と将来展望 オンライン
2021/12/20 CO2からメタノールへの変換効率を高める触媒の新開発 オンライン
2021/12/23 ジメチルエーテル (DME) および水素製造の基礎と応用 オンライン
2021/12/24 インピーダンス測定・解析 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/7/16 2021年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2021/2/19 2021年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2021/1/22 2021年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2020/12/11 2021年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2020/11/13 2021年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2020/9/18 2020年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2020/5/22 2020年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2020/3/19 2020年版 スマート住宅市場・技術の実態と将来展望
2020/1/24 2020年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2019/11/15 2020年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2019/9/20 2019年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2019/4/19 2019年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2019/1/25 2019年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2018/11/16 2019年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2018/3/30 熱利用技術の基礎と最新動向
2018/2/26 再生可能エネルギーと大型蓄電システムの技術と市場
2018/2/23 2018年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2017/11/17 2018年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2017/9/29 触媒からみるメタン戦略・二酸化炭素戦略
2017/9/22 2017年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望