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車載電装機器で使用される各種コンデンサの基本原理とその設計

車載電装機器で使用される各種コンデンサの基本原理とその設計

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、コンデンサについて基礎から解説し、コンデンサの構成材料と構造、インピーダンス特性、熱設計までを分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2021年11月11日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • コンデンサのインピーダンス特性
  • コンデンサの構造・材料特性
  • コンデンサのESR特性とリプル電流波形からの発熱量推定方法
  • オシロスコープの波形データの数値的な処理方法
  • コンデンサの熱設計の考え方
  • 熱伝達係数や伝熱による熱抵抗の算出方法
  • 熱過渡モデルとサーマルインピーダンス

プログラム

 近年の脱化石燃料の動きに伴い、内燃機関自動車の法規制導入が世界各国で検討され、電気自動車へのシフトが加速されていくと考えられます。あわせて、自動運転支援システムの導入や自動運転の動きもあり、今後ますます様々な自動車電装機器が増えていくと予想されます。これら駆動用システムや電装機器のECUにはその用途に応じて様々なコンデンサが使用されており、車載用コンデンサ需要も増加していくと考えられます。従って、自動車技術に関わる設計者にとって、受動部品の一つの柱であるコンデンサについて理解しておくことは意義があると考えます。そこで、コンデンサの基本原理から具体的な設計手法までを解説します。

  1. 車載電装機器とコンデンサ
  2. 各種コンデンサの特徴
  3. コンデンサ設計 (選定方法) について
  4. コンデンサの基本構造
  5. 誘電体特性
  6. コンデンサのインピーダンス計算
    1. コンデンサと分布定数回路
    2. LCRモデル
    3. フィルムコンデンサのインピーダンス
    4. アルミ電解コンデンサのインピーダンス
    5. 積層セラミックコンデンサのインピーダンス
  7. リプル電流によるコンデンサ発熱量推定
    1. ESRの周波数特性
    2. リプル電流の実効値計算
    3. 発熱量計算の具体例
  8. コンデンサの熱設計
    1. 熱回路網とは
    2. コンデンサ素子の伝熱について
    3. 熱抵抗算出方法
    4. コンデンサの熱回路モデル
    5. サーマルインピーダンス
  9. 車載用コンデンサ設計の具体例
    • インラッシュ電流やロードダンプサージへの対応
    • 環境負荷への対応
      • 振動
      • 温度サイクル
      • 耐湿性
      • 低温時
    • 寿命計算
  10. まとめ
    • MBDへの対応 (電気・熱のマルチドメイン) などについて
    • 質疑応答

講師

  • 向山 大索
    ルビコン株式会社 技術本部 設計部
    主幹設計員

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
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  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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