技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

微粒子・ナノ粒子の基礎と応用

微粒子・ナノ粒子の基礎と応用

~精密合成・サイズ形態制御・表面修飾の具体例と構造・分散方法・特性評価技術~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、機能性粒子が示す様々な特長および機能につき、最新の研究報告を例に取り具体的に説明いたします。次いで、如何にすれば粒子をサイズ・形態制御しつつ精密に合成できるかを理解していただきます。
さらに、得られる無機粒子表面の精密有機修飾法を習得していただきます。加えて、得られる無機粒子および表面有機修飾粒子の各種定量評価法や各種特性評価法などについて詳細に説明します。また、その粒子を実際に利用する際の分散テクニックや設計法、各種応用展開についても言及します。

開催日

  • 2021年8月4日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 新規材料探索を行っている方
  • 粒子合成にお困りの方
  • ハイブリッド材料開発に携わる方
  • 材料評価に携わる方
  • 無機粒子への有機およびポリマー精密修飾法を習得したい方
  • 粒子を基材とした新規触媒材料を開発される方

修得知識

  • 粒子及びナノ粒子を合成する上での注意点
  • 粒子及びナノ粒子の様々な視点からの具体的な評価法
  • ナノ粒子に由来した機能発現の根拠
  • 無機粒子及び無機ナノ粒子表面の精密有機修飾法と修飾物の精密評価法
  • 粒子・ナノ粒子が拓く未来材料の可能性

プログラム

 本セミナーでは、まず、機能性粒子が示す様々な特長および機能につき、最新の研究報告を例に取り具体的に説明します。ついで、如何にすれば粒子をサイズ・形態制御しつつ精密に合成できるかを理解していただきます。さらに、得られる無機粒子表面の精密有機修飾法を習得していただきます。加えて、得られる無機粒子および表面有機修飾粒子の各種定量評価法や各種特性評価法などについて詳細に説明します。また、その粒子を実際に利用する際の分散テクニックや設計法、各種応用展開についても言及します。
 結果として、粒子を基材とした次世代機能材料を開発し、高付加価値化する上で必須となる様々なテクニックを習得していただくことを目的としております。

  1. 粒子の合成・設計法と特性の制御
    1. 粒子の合成法
      1. 気相法による粒子合成
      2. 液相法による粒子合成
      3. 固相法による粒子合成
    2. 粒子・ナノ粒子のサイズ・形態制御のコツ
      1. 如何にサイズを整えるか?
      2. 如何に形を整えるか?
      3. サイズ (粒子径) ・形態制御に適したナノ粒子合成法とは?
      4. 気相法でのナノ粒子合成が困難な理由
    3. 水系による粒子の合成及びサイズ・形態制御
      1. 酸化鉄粒子の合成
      2. 酸化チタン粒子の合成
      3. ペロブスカイト粒子の合成
    4. 非水系における粒子の合成及びサイズ・形態制御
      1. ポリオール法の特長
      2. 錯体熱分解法
    5. ナノ材料はなぜ注目されているか?
      1. ナノの領域における機能発現の根拠
      2. ナノ粒子の結晶面に由来した特徴的機能
      3. ナノ粒子の透明性
    6. 粒子・ナノ粒子合成における界面の精密制御
  2. 粒子・ナノ粒子の精密評価法
    1. TEM 観察による構造評価
    2. IR による表面修飾状態解析
    3. 小角X線散乱法による粒子・有機無機ハイブリッド材料の構造解析
    4. ゼータ電位測定装置を用いた表面状態解析から凝集・分散のコツまで
      1. ゼータ電位とは?
      2. ゼータ電位測定原理
      3. ゼータ電位測定法
      4. ゼータ電位測定行う意義
    5. 電導度滴定による粒子表面の精密解析
  3. 無機粒子・無機ナノ粒子表面における有機分子の構造・修飾状態・修飾量の精密解析・評価手法
    ~有機無機ハイブリッドデンドリマーを例にして~
    1. NMR を用いた表面有機物の解析
    2. TG – DTA を用いた表面有機分子の定量
    3. STEM による粒子配列構造観察
    4. 小角 X 線散乱測定による3次元組織構造評価:電子密度マップによる視覚化
  4. 粒子・ナノ粒子の分散方法とその評価・設計
    1. 粒子・ナノ粒子を安定に分散させるには?
    2. 粒子分散法の種類
    3. 表面修飾剤の吸着を活用した分散法
    4. 粒子表面改質による分散法
    5. シランカップリング剤を用いた表面修飾・分散法
    6. 非水系における分散テクニック
    7. 高濃度・高粘度スラリーへの分散テクニック
    8. 表面修飾粒子・ナノ粒子の評価法:レオロジー測定を例にして
    9. 粒子・ナノ粒子の分散性評価法
    10. 分散液の機能設計の考え方
  5. 粒子・ナノ粒子のアプリケーション・未来材料の将来性
    1. 屈折率制御材料
      1. 屈折率制御材料の特長
      2. 屈折率制御材料と粒子・ナノ粒子
    2. 高熱伝導性材料
      1. 高熱伝導性材料の特長
      2. 高熱伝導性無機粒子
      3. 高熱伝導性ハイブリッド材料
    3. 磁性粒子・ナノ粒子:磁気粘性流体開発からナノバイオ材料まで
      1. 磁性粒子・ナノ粒子の特長および合成法
      2. 磁気粘性流体とは?
      3. 磁気粘性流体のアプリケーション
      4. サイズ形態制御磁性ナノ粒子を用いた新たな磁気粘性流体の特長
      5. 磁性粒子・ナノ粒子の磁気誘導加熱
      6. 磁性ナノ粒子のナノバイオ材料への適用
    4. 透明導電性薄膜向けナノ粒子を用いた低温焼成ナノインク開発
      1. 透明導電性薄膜とは?
      2. ナノインク向け透明導電性ナノ粒子の合成法
      3. 透明導電性ナノインクの調製
      4. 透明導電性ナノインクの特性評価
    5. 強誘電体粒子・ナノ粒子の合成と圧電セラミックスへの展開
      1. 強誘電体とは?
      2. 圧電セラミックスとは?
      3. 圧電セラミックス向け粒子・ナノ粒子の合成法
    6. ナノ粒子の有機無機ハイブリッド化によるメタマテリアルの開発
      1. メタマテリアルとは?
      2. トップダウンアプローチによるメタマテリアル調製とその特長
      3. ボトムアップアプローチによるメタマテリアル調製とその特長
  6. 大学における企業との共同研究の進め方
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/3 粉粒体へのコーティング・表面改質技術の勘どころ オンライン
2024/4/9 微粒子の分散凝集の基礎理論と分散安定性の制御と評価 オンライン
2024/4/12 粉体装置・設備トラブルの原因と予防・対策 オンライン
2024/4/15 微粒子分散系の安定性評価の考え方と「ポテンシャル曲線」の描き方・読み方・使い方 オンライン
2024/4/15 スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法 オンライン
2024/4/15 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/4/19 粉体取扱いの基礎とプロセス中での付着性粉体ハンドリングの考え方 オンライン
2024/4/19 粒子最密充填のための粒子径分布・粒子形状・表面状態制御 オンライン
2024/4/19 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/4/23 スラリーの濃度調製の「考え方」、「進め方」、その応用 オンライン
2024/4/24 スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法 オンライン
2024/5/10 スラリーの分散状態の制御と調製、評価技術 オンライン
2024/5/13 微粒子の分散安定化の基礎と実際 オンライン
2024/5/30 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/6/14 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン