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価値づくりの考え方と商品・技術のブランドマネジメント

価値づくりの考え方と商品・技術のブランドマネジメント

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、価値づくり・ブランドマネジメントの考え方と、それを実行する際の科学的調査・検証の方法を、具体的事例を用いながら解説いたします。

開催日

  • 2021年6月23日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 研究開発部門にて、商品・サービス企画を担う方
  • マーケティング部門にて、ブランドマネジメントを担う方

修得知識

  • 商品・サービスの価値づくりの根源的な考え方
  • 目に見えないブランドの考え方とマネジメントの方法
  • 客観的な技術や性能ではなく、主観的な経験や知覚品質が有する影響力の大きさ
  • 意思決定に必要な材料と科学的調査・検証のあるべきプロセス

プログラム

 日本企業の長期低迷に対して、多様な指摘がされている。ハードウェア至上主義、デザイン思考の欠如、自前主義によるオープンイノベーションへの遅れ、ダイバーシティの少なさ、など枚挙にいとまがない。そうした背景から、米シリコンバレーへの進出、ベンチャー企業への投資、人工知能の活用、などの取り組みが多くの企業で見られるようになった。しかし、これらはすべて手段である。「どうつくるか?」「どう売るか?」という手段の議論は盛んに行われるが、「どんな問題を解決するか?」「何をつくるか?」という目的が疎かになりがちである。多くの企業に共通する根源的な問題は、価値づくり思考の欠如だと考えている。価値は問題解決から生まれる。そのためには、解決した場合に顧客が喜んで (高い) お金を払って利用したいと感じる、潜在的な問題を特定することがすべての始まりとなる。そして、誰に (Who) ・何を (What) ・どのように (How) というコンセプトを策定し、それを一貫して高い知覚品質で具現化することが価値づくりの根幹である。この考え方は、商品・サービスだけでなく、技術ブランドにおいても基本的に同じである。技術ブランドは、複数の商品・サービスを横断して具備される重要な資産であり、そのマネジメントは競争力の向上に極めて重要である。
 本セミナーでは、このような価値づくり・ブランドマネジメントの考え方と、それを実行する際の科学的調査・検証の方法を、具体的事例を用いながら述べる。

  1. 販売を不要にする価値づくり
    • 性能至上主義からの脱却と価値づくり思考への転換
    • 実用的よりも心理的な問題の重要さ
  2. 商品・技術のブランドマネジメント
    • 技術・性能は幻で,消費者の知覚こそが現実
    • 永遠に達成しないコンセプトを掲げて愚直に具現化
  3. 意思決定に必要な科学的調査と検証
    • 世に溢れるバイアスにまみれた調査とあるべき調査設計
    • 意思決定に不可欠な因果関係を推定する科学的検証
  4. 事例紹介と質疑応答

講師

  • 加藤 拓巳
    埼玉大学 経済経営系大学院
    専任講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

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