技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

スポーツ用高分子の材料設計と応用展開

スポーツ用高分子の材料設計と応用展開

オンライン 開催

開催日

  • 2021年4月23日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • スポーツ分野における高分子材料の高性能化・機能化設計の材料開発の課題と現状
  • 高分子材料の特長的な特性
  • スポーツ分野への応用
  • 炭素繊維、カーボンナノファイバー、炭素繊維強化プラスチック、ナノコンポジットの基礎知識
  • 上記材料の研究開発動向とスポーツ材料への応用例
  • シューズ設計の基本設計
  • ゴムなど軟質高分子材料の耐滑性設計

プログラム

第1部 スポーツ、アスリートを支える高分子材料

(2021年4月23日 10:30〜12:10)

 競技の記録更新に貢献する、スポーツ本来の試合展開の面白さを誘導する高分子材料開発からの高性能化・機能化設計の現状を解説する。

  1. スポーツに関わると材料の歴史的経緯
  2. スポーツ分野で応用される高分子材料の特性
  3. スポーツへの応用例
    1. 陸上競技
      1. トラック舗装材
      2. シューズ
      3. 棒高跳びのポール
    2. 球技
      1. ボール
        1. 卓球
        2. バレーボール
        3. ソフトボール
        4. ゴルフボール
      2. ラケット
        1. 卓球
        2. テニス
    • 質疑応答

第2部 CFRPやナノコンポジットの動向とスポーツ材料への展開

(2021年4月23日 13:00〜14:40)

 炭素繊維強化プラスチック等の複合材料は、日常でも馴染み深い材料になりつつあり、特に近年は自動車用途への展開が進められている。一方で、これら材料の最初の応用展開はスポーツ材料から進められてきたことから、現在でも複合材料の最先端を支えるのはスポーツ分野ともいえる。
 本講習において、炭素繊維、カーボンナノファイバー、炭素繊維強化プラスチック、ナノコンポジットの基礎知識、動向を紹介するとともに、最先端な開発例を紹介しつつ、そのスポーツ材料への応用展開についても紹介する。

  1. 炭素繊維と複合材料の基礎
    1. 炭素繊維、ナノカーボンの基礎
    2. 複合材料の基礎
  2. 炭素繊維強化プラスチック、ナノコンポジットの動向
    1. CFRPの課題と開発動向
    2. ナノコンポジットの動向と分散性等課題
  3. CFRPやナノコンポジットの実用化とスポーツ材料への応用
    1. CFRPの実用化事例とスポーツ材料への展開
      • テニス
      • ゴルフ
      • 釣竿 等
    2. CNTを用いたナノコンポジットのスポーツ材料への展開
    • 質疑応答

第3部 スポーツシューズの耐滑性発現機構と材料設計

(2021年4月23日 14:50〜16:30)

 シューズに要求される耐滑性特に濡れた平滑な床材上において高い耐滑性を発現させるために必要な材料設計指針として、濡れ性に着目したゴムの摩擦に関する研究事例を紹介する。

  1. はじめに
    1. 自己紹介・会社紹介
    2. スポーツにおけるトライボロジー
  2. シューズにおける表面・ 界面
    1. シューズの要求特性
    2. シューズの構造
    3. シューズに要求される耐滑性
  3. 濡れ性とゴムの摩擦
    1. 濡れ性の基礎
    2. ゴム床材接触界面における濡れ性の影響
      1. ゴムと床材の接触過程
      2. ゴムと床材の摩擦過程
    3. 不均一な濡れにおけるゴムの摩擦挙動
  4. おわりに
    1. 今後の研究と展望
    • 質疑応答

講師

  • 後藤 幸平
    後藤技術事務所
    代表
  • 入澤 寿平
    岐阜大学 工学部 化学・生命工学科 物質化学コース
    准教授
  • 西 駿明
    株式会社アシックス スポーツ工学研究所 フットウエア機能研究部 材料研究チーム
    主席研究員

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/18 エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質および複合材料用途の動向 オンライン
2024/4/18 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2024/4/19 生分解性プラスチックの基礎・最新動向と食品容器・包装への応用展開 オンライン
2024/4/19 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2024/4/22 高分子インフォマティクスの応用事例 オンライン
2024/4/22 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/22 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/4/23 ナノ触診原子間力顕微鏡 (AFM) による高分子材料の解析技術 オンライン
2024/4/24 樹脂材料のEV駆動モータ/パワーデバイスへの実装に向けた高電圧絶縁特性の基礎と評価法 オンライン
2024/4/24 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/4/24 ヒートシールの基礎と材料設計および品質管理・不具合対策 オンライン
2024/4/24 プラスチック用添加剤の基礎と選び方・使い方のポイント、その注意点 オンライン
2024/4/24 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/24 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2024/4/25 5G高度化とDXを支える半導体実装用低誘電特性樹脂・基板材料の開発と技術動向 オンライン
2024/4/25 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法 オンライン
2024/4/25 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2024/4/25 押出成形のDX化と活用技術 オンライン
2024/4/25 結晶性高分子における力学物性と高次構造の関係 オンライン