技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

熱電変換材料の基礎と応用・最新注目技術

熱電変換材料の基礎と応用・最新注目技術

オンライン 開催

開催日

  • 2021年4月9日(金) 13時30分 16時30分

修得知識

  • 熱電材料の基礎
  • 熱電材料の最新技術動向
  • 熱電増強を与える各種のフォノンエンジニアリングの手法
  • 導入が容易なフォノンエンジニアリング手法
  • 熱電増強を与える磁性の新規な活用手法
  • 磁性半導体熱電材料の発掘
  • 種々の欠陥制御による熱電材料の高性能化や高機能化

プログラム

 熱電材料は、固体素子で熱を電気に変換し得て、省エネやゼロエミッションなどの側面や、今後のIoT社会を支える無数のセンサーの自立電源としての期待も大きい。
 本講演では、そうした熱電材料の基礎から、従来の熱電物性のトレードオフやパラドックスなどを凌駕するための新規な高性能化原理やその活用に関して、紹介・解説する。具体的には、熱電増強を与える各種のフォノンエンジニアリングの手法、また、講演者のグループの独自で導入が容易なフォノンエンジニアリング手法など。また、熱電増強を与える磁性の新規な活用手法、磁性半導体熱電材料の発掘、種々の欠陥制御による熱電材料の高性能化や高機能化など。60年間室温近傍のチャンピオンとして君臨したBi2Te3系代替材料の最新開発や、IoTへ向けた広範囲実用化のための要件や課題に関しても講演する。講演者が代表を務める、JST未来社会創造事業大規模熱電プログラムに関しても紹介する。

  1. 熱電材料
    1. 背景
    2. 基礎原理
    3. 現状と応用
  2. 熱電材料の高性能化原理 (フォノンエンジニアリング)
    1. 基礎原理
    2. ナノ構造制御手法
    3. フォノン散乱のスペクトル学的理解
    4. 最先端の高性能材料
    5. フォノンエンジニアリングの課題と展望
  3. 熱電材料の高性能化原理 (パワーファクター増強)
    1. バンドエンジニアリング
    2. ナノコンポジット化
    3. 磁性の活用、磁性半導体熱電材料
  4. 先端的なナノ・ミクロスケールの熱伝導率計測手法
  5. 欠陥制御による熱電材料の高性能化、高機能化
  6. チャンピオンBi2Te3系の代替材料の最新開発
  7. IoTなどへ向けた熱電材料の実用化

講師

  • 森 孝雄
    国立研究開発法人 物質・材料研究機構 (NIMS) 機能性材料研究拠点 センサ・アクチュエータ研究開発センター (CFSN) 嗅覚センサグループ
    グループリーダー / MANA主任研究者

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 20,000円(税別) / 22,000円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2024/2/25 2024年版 水素エネルギー市場の実態と将来展望
2024/1/26 2024年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2023/11/24 2024年版 脱炭素エネルギー市場・技術と将来展望
2023/9/8 2024年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 アンモニアの低温・低圧合成と新しい利用技術
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/17 2023年版 水素エネルギーの市場予測と将来展望
2023/1/20 2023年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術
2022/11/21 海洋エネルギーの活用技術 (CD-ROM版)
2022/11/11 2023年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望
2022/9/30 水素の製造とその輸送、貯蔵、利用技術
2022/7/15 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2022/4/12 計算科学を活用した熱電変換材料の研究開発動向
2022/2/18 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/1/21 2022年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2021/12/16 カーボンニュートラルに向けた中低温産業排熱の最新利用技術と実践例
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/11/19 世界のカーボンニュートラル燃料 最新業界レポート