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技術者のためのUV/EB硬化技術入門

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技術者のためのUV/EB硬化技術入門

~各材料の安全性・法規制 / 塗料・コーティング剤への応用 / 接着剤・粘着剤の市場動向など~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、UV (紫外線) 硬化とEB (電子線) 硬化の反応メカニズムや関連法規制、市場動向、応用技術動向について解説いたします。

開催日

  • 2021年4月9日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 紫外線硬化技術に関連する技術者、研究者、開発者
  • 硬化不良で課題を抱えている担当者
  • 紫外線硬化について復習したい方
  • 紫外線硬化の初級者、入門者

修得知識

  • UV硬化の基礎
  • UV硬化技術の応用
  • UV硬化の最新動向
  • UV硬化の市場調査

プログラム

 紫外線、電子線硬化樹脂は、電子業界、半導体業界、建材、塗料印刷業界の分野で幅広く応用されて使用されている。しかしこの紫外線、電子線硬化技術は普及したのは約30~40年前でありまだまだ未知の分野が多い。
 紫外線/電子線硬化樹脂とは、紫外線の光エネルギー、電子線照射にて反応することにより、液体から個体に化学的に変化する合成樹脂である。電子線、紫外線の光エネルギーであり、紫外線、電子線照射により樹脂がわずか数秒~数十秒で硬化する事で、乾燥の時間短縮による生産性の効率が上がり大幅な生産効率アップする。紫外線硬化により二酸化炭素の排出がないため環境に優しいことが利点になる。欠点としては、複雑な形状のものに対して紫外線の光が当たらない、また顔料を含んだ樹脂の場合紫外線が当たらないので硬化しないことが挙げられる。しかし電子線は顔料、透明性の悪い材料 (鉄、アルミ等の金属) も電子線は透過し硬化する。特に電子線の有用使用方法 (活用方法) はグラフト重合による継ぎ手により新たな性能付与につながり新たな物性が得られる事になる。
 本講習ではEB/UV硬化の違いについて講演を行い、新たな製品開発につながる可能性模索出来ると思います。本講習では、紫外線硬化技術、電子線硬化技術に用いる各種材料を学ぶ基礎編と、その加工法、配合技術という応用編について言及していく。

  1. 基礎編
    1. アクリル酸エステルモノマー、オリゴマーについて
    2. アクリル酸エステルモノマーの分類
    3. 硬化方法
    4. UV硬化方法について
    5. 光開始剤のタイプ及び構造
    6. アクリル酸モノマーの特性及び反応性
    7. アクリル酸オリゴマー特性及び反応性
    8. 反応性オリゴマー (光開始剤内蔵型オリゴマー) トピック
    9. 有機 – 無機ハイブリット化樹脂の応用
    10. 低屈折 – 高屈折樹脂の特性トピック
    11. UV照射器 (紫外線ランプ) の種類特性
    12. ランプは波長領域と特性
    13. EB硬化法
    14. EB発生機構と開始反応
    15. EB硬化の現状
    16. 熱硬化 – UV硬化併用反応
    17. 湿気硬化 – UV硬化型併用反応
    18. UV/EB硬化方法の違い
    19. EBの応用分野 (グラフト反応)
    20. モノマー物性
    21. Tgと硬化収縮の関係
    22. モノマー、オリゴマー等の安全性
    23. モノマー、オリゴマーの法規制
    24. 化審法、CAS 、TSCA等法規制
    25. 安全性について
    26. トラブル対応
      1. 硬化不良
      2. 硬度不足
      3. 黄変対策
  2. 応用編
    1. 用途の分類
    2. UV硬化樹脂の市場動向
    3. UV硬化塗料の市場
    4. UV硬化インキの世界市場
    5. 光学用透明粘着テープ (タッチパネル用) 世界市場
    6. OCAの世界市場 (最新市場情報)
      1. 薄膜OCA
      2. 厚膜OCA
      3. OCAの用途別市場
      4. UV – OCA,OCAの世界市場
    7. ArF (フッ化アルゴン) レジストの世界市場
    8. 各種プラスチックの改質
    9. 成形物への応用
    10. 塗料、コーテング剤応用
    11. 紙用塗料
    12. 金属塗装への応用
    13. UVインキ応用
    14. プリント配線用レジストインキへの応用
    15. UV硬化材料の高分子設計と高機能化
      1. 有機 – 無機ハイブリット材料
      2. シリカハイブリットコート材
      3. 高屈折コート材に設計
    16. 接着剤
      1. UV硬化型接着剤の応用及び市場動向
      2. UV硬化型粘着剤の応用及び市場動向
    17. 歯科用硬化型レジンの組成及び応用
    18. 光学レンズへの応用
    19. バイオ関連への応用
  3. トピック
    1. 光開始剤内蔵型樹脂の開発
    2. 光開始剤内蔵型樹脂の低 – 高屈折化
    3. 新規開発品
    4. UV/EB硬化型帯電防止剤の開発
    5. UV/EB硬化型防汚剤の開発
    6. F系オリゴマー (新規開発品)
    7. F/Si系オリゴマー (新規開発品)
    8. F系、F/Si系オリゴマーの応用分野 (新規開発分野)

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
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  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
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  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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