技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
本セミナーでは、細胞周辺環境からみた再生医療 (再生治療と再生研究) のオーバービューを行うとともに、再生治療と再生研究 (細胞研究と創薬研究) におけるバイオマテリアル技術の重要性と必要性について議論いたします。
また、再生医療分野の研究と事業化の今後の方向性についても言及いたします。
バイオマテリアル (生体材料) に対する一般的なイメージは、治療に用いる医療材料や人工臓器、あるいは薬物の活性を高めるドラッグデリバリーシステム (DDS) ための材料である。しかし、バイオマテリアルは、この2つの研究分野だけにとどまるのであろうか。バイオマテリアルとは、体内で用いる、あるいは細胞、タンパク質、核酸、細菌などの生物成分と触れて用いるマテリアルである。この定義からすると、バイオマテリアルは、もっと広い領域に展開できるポテンシャルをもっている。その代表例の1つが、バイオマテリアルの再生医療への応用である。
再生医療とは、体本来のもつ自然治癒力を介して病気を治す医療である。その基本概念は、自然治癒力の基となる細胞の増殖、分化能力を利用することである。再生医療の基本アイデアは、体本来のもつ自然治癒力を高め、病気を治すことである。この自然治癒力のもとが細胞の増殖、分化 (成熟して生物機能をもつこと) 能力 (細胞力) であり、これを高めることが大切である。生体組織は細胞とその周辺環境からなっている。周辺環境をわかりやすく説明するために、細胞をからだに例えてみる。いかに丈夫なからだをもっていても、家や食べ物がなければ弱ってしまう。これと同じことが細胞にもあてはまる。つまり細胞の機能を効率よく発揮させるためには、バイオマテリアル技術を活用して細胞に家や食べ物など周辺環境を作り与える、細胞を元気付けることが必要となる。
再生医療は再生治療と再生研究からなる。再生研究とは、細胞力とは何かを調べる基礎生物医学研究や細胞力を高めるための食べ物を開発する創薬研究などであり、細胞力を活用した治療が再生治療である。このいずれに対しても、細胞の周辺環境を作り与えるための、もの作り技術が不可欠となっている。細胞の家に当たる培養基材や足場、細胞の食べ物に当たるタンパク質や糖、それらを細胞に運ぶためのドラッグデリバリーシステム (DDS) 、細胞培養、細胞の機能改変、細胞移植支援などはもの作り技術によってのみ実現される。よい細胞が入手可能となった現在、再生医療の事業化には、細胞力を高めるための細胞周辺環境もの作り技術にフォーカスすべきである。
本講演では、細胞周辺環境からみた再生医療 (再生治療と再生研究) のオーバービューを行うとともに、再生治療と再生研究 (細胞研究と創薬研究) におけるバイオマテリアル技術の重要性と必要性について議論したい。加えて、再生医療分野の研究と事業化の今後の方向性についても言及する。
R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
---|---|---|---|
2024/11/29 | 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 | オンライン | |
2024/11/29 | 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 | オンライン | |
2024/11/29 | 再生医療等製品における治験薬製造の進め方とトラブル対応 | オンライン | |
2024/11/29 | 無菌医薬品 GMP入門 | 東京都 | 会場・オンライン |
2024/11/29 | 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 | オンライン | |
2024/11/29 | QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 | オンライン | |
2024/12/2 | ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 | オンライン | |
2024/12/3 | GMPバリデーションのポイントと失敗事例 | オンライン | |
2024/12/3 | バリデーション入門講座 | オンライン | |
2024/12/4 | 医薬品不純物 (有機不純物、無機不純物、残留溶媒) の化学的及び安全性評価と管理ポイント | オンライン | |
2024/12/4 | エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ | オンライン | |
2024/12/4 | バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 | オンライン | |
2024/12/4 | 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント | オンライン | |
2024/12/4 | 空調システムの維持管理とバリデーション | オンライン | |
2024/12/4 | GMP監査の基礎と実践 | オンライン | |
2024/12/4 | 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント | オンライン | |
2024/12/4 | mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント | オンライン | |
2024/12/5 | 監査を1日で終わらせるコツ | オンライン | |
2024/12/5 | 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 | 東京都 | 会場・オンライン |
2024/12/5 | 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 | オンライン |