技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオ医薬品における知財戦略

Zoomを使ったライブ配信セミナー

バイオ医薬品における知財戦略

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、特許調査の手法を基礎から丁寧に解説いたします。
また、バイオ医薬品の日米の特許侵害訴訟事例の最新状況を整理し、回避対策を解説いたします。

開催日

  • 2021年2月24日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 日本と米国におけるバイオ医薬品に関する特許侵害訴訟事例の概要
  • バイオ医薬品に関する特許侵害回避対策
  • バイオ医薬品特許の特徴と特徴を利用した特許調査の手法
  • バイオ関連特許の基本特許と、それを踏まえた知財戦略についての考え方

プログラム

第1部. バイオ医薬品における侵害訴訟事例と回避対策

(2021年2月24日 10:30〜12:00)

  1. はじめに
  2. 日本
    1. バイオ医薬品に関する侵害訴訟
      1. 大阪高判1994年2月25日〔ヒト組織プラスミノーゲン活性化因子事件〕
        (ジェネンテックv.東洋紡績)
      2. 大阪高判1996年3月29日〔組換ヒト組織プラスミノーゲン活性化因子特許均等論事件〕
        (ジェネンテックv.住友製薬)
      3. 東京高判1997年7月17日〔インターフェロン特許事件〕
        (ロッシュv.大塚製薬)
      4. 東京高判2001年1月31日〔酸性糖タンパク質事件〕
        (雪印乳業v.麒麟麦酒)
      5. 知財高判2007年2月27日〔生理活性タンパク質の製造方法事件〕
        (味の素v.中外製薬)
      6. 大阪地判2008年10月6日〔ケモカイン受容体事件〕
        (ユーロスクリーンv.小野薬品)
      7. 抗PD – 1抗体特許係争
        (小野薬品・ブリストル・マイヤーズ スクイブv.メルク)
    2. バイオシミラー訴訟
      1. ハーセプチンのバイオシミラー訴訟 (中外製薬v.日本化薬、中外製薬v.第一三共・ファイザー)
      2. リツキシマブのバイオシミラー訴訟 (ジェネンテックv.サンド・協和発酵キリン)
    3. 測定法・試薬・装置に関する侵害訴訟
      1. 最判1999年7月16日〔生理活性物質測定法特許事件〕
        (日本臓器製薬v.フジモト・ダイアグノスティックス)
      2. 知財高判2006年1月25日〔核酸増幅反応モニター装置事件〕
        (ピーイーコーポレイションv.日本バイオ・ラッドラボラトリーズ)
      3. 大阪地判2006年4月13日〔抗原検出試薬事件〕
        (インバーネス・メデイカル・スウイツツアーランド・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングv.ミズホメデイー)
  3. 米国
    1. BPCIAによる規制
    2. パテントダンス
    3. バイオシミラー訴訟
      1. アムジェンv.サンド事件最高裁判決
  4. 最後に

第2部. クレンジング剤の処方設計と性能評価

(2021年2月24日 13:00〜16:00)

 バイオ医薬品の特許の特徴を理解した上で、特許調査をすることが重要である。バイオ医薬品の具体例を対象にその調査方法を丁寧に説明します。ぜひ、ご参加ください

【プログラム】

  1. バイオ医薬品の特許
    1. バイオ医薬品に関する特許の特徴
    2. 遺伝子、タンパク質、抗体、核酸医薬の審査基準
    3. バイオ医薬品の基本特許
      • 抗体医薬
      • 核酸医薬 (アンチセンス・アプタマー・RNAi)
      • 遺伝子編集
      • その他の技術
  2. バイオ医薬品の特許調査
    1. 特許調査の目的
    2. 背景技術の理解
      • 発明者等から一般技術検索
      • バイオ関連データベースの利用
      • 蛋白質・遺伝子に基づく背景技術の理解
      • 一般文献検索
    3. 検索キーの決定・調査・文献抽出
      • 国際特許分類、FI、Fターム、CPC ・技術用語検索
      • 核酸・アミノ酸配列検索
    4. 判断:審査基準・判例の理解
    5. 先行バイオ医薬品の特許調査
    6. 特許権存続期間延長制度に基づく特許調査
    7. 先発権の調査
    8. 関連特許の調査

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/3 医薬品QA業務 実務講座 オンライン
2024/7/3 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/7/3 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/7/3 適正なCAPA実現につながる逸脱・OOS処理フロー及び原因・試験室調査の進め方と処置事例 オンライン
2024/7/3 免疫性血栓性血小板減少性紫斑病の歴史、病態、治療の新たな展開と残された課題 オンライン
2024/7/3 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン
2024/7/3 仮想医薬品例示で基本レギュレーションを理解し、効率的にCMC申請資料を作成するポイント オンライン
2024/7/4 抗体医薬品の品質管理 オンライン
2024/7/4 リスクマネジメント/ワーストケースアプローチに基づく洗浄バリデーション実施 (残留限度値・DHT/CHT設定など) と残留物の評価法 オンライン
2024/7/4 バイオ医薬品製造におけるGMP対応をふまえたプロセス開発からの設備設計・スケールアップ オンライン
2024/7/4 営業秘密漏洩対応と予防策 オンライン
2024/7/5 分割出願、及び、除くクレームを活用した強い特許権の取得・行使のための特許戦略 オンライン
2024/7/5 医薬品製造現場における少人数体制のQC/QA業務効率化/コスト削減 オンライン
2024/7/5 改正GMPに対応する技術移転/移管での同等性評価とバリデーション/作業者教育 オンライン
2024/7/5 基礎から学ぶラボと製造におけるCSVとデータインテグリティの実務 オンライン
2024/7/5 製造サイトにおけるデータインテグリティの実務対応のポイント オンライン
2024/7/5 経皮吸収の基礎と評価方法 オンライン
2024/7/8 技術者・研究者のための特許の効率的な読み方と強い特許取得への生かし方 オンライン
2024/7/8 医薬品開発における中国薬事規制・申請資料作成の留意点 オンライン
2024/7/8 新規モダリティ医薬の市場規模/薬価/売上予測と事業性評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/25 ボイラー 技術開発実態分析調査報告書
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/20 キャノン (2011年版) 技術開発実態分析調査報告書
2011/8/10 ごみ焼却 技術開発実態分析調査報告書
2011/8/5 ポリスチレン 技術開発実態分析調査報告書
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/25 ビール4社 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/15 菓子 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/5 カーナビゲーション (2011年版) 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/30 医療機器 技術開発実態分析調査報告書
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/6/15 トヨタ、ホンダ、日産3社 技術開発実態分析調査報告書
2011/6/10 ガス3社 技術開発実態分析調査報告書
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)