技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

蒸留技術の要点とAIを活用した応用研究

Zoomを使ったライブ配信セミナー

蒸留技術の要点とAIを活用した応用研究

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、蒸留の基礎、蒸気圧と気液平衡の計算法、分離プロセスの決定、蒸留塔の設計、蒸留塔の最適運転、蒸留プロセス、蒸留塔の開発手法について詳解いたします。

開催日

  • 2021年2月18日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 蒸留に関連する技術者
  • 蒸留技術計算の効率化を図りたい技術者

修得知識

  • 蒸留技術の基礎知識
  • 蒸留技術のノウハウ
  • 蒸留塔のトラブル対処法
  • 蒸留技術の研究開発動向

プログラム

 蒸留の基礎知識は蒸留プロセスの開発から蒸留塔の設計、運転に欠かすことができません。講師は企業において蒸留塔の開発に従事した経験を有します。経験に裏打ちされた蒸留のポイントを分かり易く計算例により解説します。また、従来から研究している人工知能 (AI) の蒸留技術への応用について解説します。

  1. 蒸留プロセスの決定に必須の気液平衡
    1. 物性推算法
    2. 気液平衡の計算に必要な蒸気圧の推算法
    3. 気液平衡理論
      1. 気液平衡測定の原理,オスマー型平衡蒸留器
      2. 理想溶液:ラウールの法則
      3. 沸点計算法
      4. x – y線図,相対揮発度による簡易計算法
      5. 非理想溶液活量係数の意味と挙動
      6. ファンラール式,マーギュラス式
      7. ウィルソン式定数Λとλ
      8. ウィルソン式,多成分系への拡張
      9. NRTL式,2液相形成系への適用
      10. 理想溶液と非理想溶液の関係
    4. 気液平衡計算式選定のポイント
    5. 不溶解混合液の気液平衡の熱力学
      1. 2液相共沸温度の推算
      2. 2液相共沸組成の推算
    6. 3成分系の気液平衡
      1. 共沸蒸留法
      2. 抽出蒸留法
    7. 気液平衡における塩効果の計算法
    8. 蒸気圧・気液平衡データの検索方法・評価
  2. 蒸留塔の理論段数の計算方法
    1. 精留の原理と還流の必要性
    2. 理論段数:マッケーブ・シール階段作図法
      1. 濃縮部の操作線の式
      2. 最小還流比の計算法
      3. 全還流状態
      4. 最適還流比の計算法
      5. 操作線の作図法
      6. 理論段数の作図法
    3. 多成分系の蒸留計算
      1. サイドカットの効果
    4. 単蒸留の計算法
  3. 蒸留塔の設計方法
    1. 棚段塔の構造 – 塔内は矛盾した流れ
    2. 棚段塔の挙動 – フラッディング限界
    3. 充填塔の構造
    4. 充填塔の挙動 – フラッディング限界
    5. 蒸留塔の塔効率オコンネルの相関、HETPの推算
    6. 理論と経験に基づく設計上の最重要ポイント10項目と指針
    7. 蒸留塔の選定基準
  4. 最新の蒸留技術
    1. 最近の省エネ蒸留技術
      1. 蒸気再圧縮法
      2. 塔分割型蒸留塔
      3. 内部熱交換型蒸留塔HIDiC原理,塔内流量,パイロットの試験結果
    2. 最新の蒸留装置
      1. 新型棚段 (トレイ)
      2. 新型充填物 (パッキング)
  5. 蒸留塔の不具合、故障、破損と診断技術
    1. 充填塔の偏流による不具合
    2. 蒸留塔の振動による破損
    3. 診断技術:ガンマスキャン:サーモグラフィー
  6. 蒸留プロセスおよび蒸留装置の開発方法
    1. 蒸留プロセスの開発
    2. 蒸留装置の開発
      1. 蒸留塔用の空気 – 水系シミュレーター
      2. 蒸留塔のパイロットプラント
  7. 人工知能技術 (AI) の蒸留技術への応用
    1. 人工知能技術 (AI) の原理
    2. 深層学習 (ディープ・ラーニング) とは
    3. 人工知能技術 (AI) の蒸留技術への応用

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 20,000円(税別) / 22,000円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。電子媒体での配布はございません。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/7 少数データ、データ不足における機械学習適用の問題解決方法とその戦略 オンライン
2025/1/12 分離工学の基礎と装置設計法 オンライン
2025/1/14 自然言語処理を活用した研究開発、材料分野への適応事例 オンライン
2025/1/14 画像認識技術を用いたAI外観検査の現場導入事例と精度向上技術 オンライン
2025/1/15 Python実践データ分析/機械学習 オンライン
2025/1/20 ベイズ最適化を活用した実験の効率化と開発期間短縮 オンライン
2025/1/22 ベイズ推定を用いたデータ解析 オンライン
2025/1/23 時系列データ分析 入門 オンライン
2025/1/24 着実にステップアップできる多変量解析講座 オンライン
2025/1/28 AI外観検査 (画像認識) のはじめ方、すすめ方、精度向上への考え方 オンライン
2025/1/29 Python実践データ分析/機械学習 オンライン
2025/1/30 Excelによる蒸留の基礎と蒸留技術計算への応用 オンライン
2025/1/30 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎と実践 オンライン
2025/1/30 蒸留プロセス設計のための相平衡モデルの選択の考え方と理論の限界と問題点、 および概念・基本設計段階での蒸留塔設計及び解析手法のレビュー オンライン
2025/2/4 カルマンフィルタの実践 オンライン
2025/2/4 ベイズ推定を用いたデータ解析 オンライン
2025/2/10 目的に応じた統計手法の選択とデータ解析のポイント オンライン
2025/2/10 生成AI・LLM活用へのデータ整理、システム構築とRAGを用いた検索精度向上 オンライン
2025/2/10 着実にステップアップできる多変量解析講座 オンライン
2025/2/12 実験短縮、研究開発効率化へのMI、生成AI、ロボット導入と活用のポイント オンライン

関連する出版物