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コーティングプロセスにおける界面化学とレオロジー解析

Zoomを使ったライブ配信セミナー

コーティングプロセスにおける界面化学とレオロジー解析

~濡れ性と粘弾性からコーティングを正しく把握する~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、コーティング技術を総合的に理解するために、液体および固体の界面化学、続いてコーティング液の材料科学として高分子のレオロジーと微粒子分散系の安定性を概説し、それらをコーティングプロセスに応用するための基礎について説明いたします。

開催日

  • 2020年11月24日(火) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 塗布に関わる材料を扱う技術者
    • 塗料
    • インキ
    • 接着剤など

修得知識

  • 界面化学とレオロジーに基づき、塗工プロセスを素過程に分割して把握する
  • 塗工プロセスの挙動を材料物性と関連づけて理解するコツ
  • コーティング液を塗工プロセスと関連づけて設計するための知識
    • 高分子や分散系のレオロジー
    • 界面活性剤の吸着と表面張力
    • 固体表面に対するぬれ性
  • コーティング液を評価するためのレオロジー及び界面化学的測定法に関するノウハウ

プログラム

 コーティング液の多くは、媒体中にバインダーなどの高分子や顔料などの微粒子が分散した不均一系流体であり、コーティング液の物性制御およびコーティングプロセスの管理を理解するために基盤となる学問はバルクのレオロジーと濡れ性に関する界面化学です。塗料やインクなどは液体状態で紙、プラスチック、金属などに塗布された後、乾燥や化学反応などを経て固体皮膜となりますが、この過程で密接に関連するのは濡れ性に関する界面化学です。一方、液体中に分散した微粒子は、ほとんどの場合、その界面化学的性質に起因して凝集しており、その効果はレオロジー的性質に大きく反映されます。そして、コーティング液の粘弾性的性質は、塗布性に深く関わっています。また、高分子はコーティング液の粘弾性的性質に大きな影響を与えるとともに成膜性と皮膜の性能を支配する重要な要素となっています。
 本セミナーでは、コーティング技術を総合的に理解するために、液体および固体の界面化学、続いてコーティング液の材料科学として高分子のレオロジーと微粒子分散系の安定性を概説し、それらをコーティングプロセスに応用するための基礎について説明します。塗料、インキ、接着剤など塗布に関わる材料を扱う技術者が対象になりますが、受講に際して特別の予備知識は必要ありません。高校で習った理科系科目の内容を思い出せれば理解できると考えます。塗工プロセスに関わったことがない技術者でも、レオロジー測定や界面物性測定について習得できるよう説明します。

  1. 界面化学の基礎
    1. 表面張力と表面エネルギー
    2. 固液界面における濡れと接触角
    3. Zismanプロットと臨界表面張力
    4. 表面の幾何学と超撥水
    5. 溶液の表面張力と界面活性剤の吸着
    6. 臨界ミセル濃度と表面張力
    7. 界面活性剤のHLB値
  2. レオロジーの基礎
    1. 連続体力学の基礎
      1. ひずみ
      2. 剪断速度
      3. 応力
    2. 粘性の基礎
      1. 粘度 (粘性率) の定義
      2. 非ニュートン流動
      3. チクソトロピー
    3. 粘弾性の基礎
      1. 弾性と粘性の基本的性質
      2. 粘弾性の現象論 (粘弾性モデル)
      3. 動的粘弾性の定義とその意味
      4. 動的粘弾性曲線の評価
  3. コーティング液の材料設計にかかわる界面化学とレオロジー
    1. 粒子分散系のコロイド化学的安定性
      1. 粒子の帯電とζ – 電位
      2. イオン雰囲気と電気二重層
      3. DLVO理論と粒子の分散安定性
      4. 吸着高分子と粒子の分散安定性
      5. 凝集分散系のレオロジー的性質
      6. 粒子の濡れ性と分散性
    2. 高分子液体のレオロジー
      1. 高分子の分子運動
      2. 高分子の分子量と粘度挙動との関係
      3. 高分子溶液の非ニュートン流動
      4. ガラス転移
      5. 高分子の分子量と時間 – 温度換算則との関係
  4. プロセスから見たレオロジーおよび界面現象
    1. レベリングにおける表面張力と粘度
    2. 分散系のレオロジーと印刷適性
    3. 不安定流動と法線応力効果
    4. タックと伸長流動
      1. 伸長粘度
      2. 伸長流動破壊
  5. ケーススタディ〜インクジェットインクにおける動的挙動〜
    1. 界面の流動とMarangoni効果
    2. 動的表面張力
    3. 動的粘弾性
    4. 濡れ性と浸透性
    5. 伸長流動と糸引き
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

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  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。電子媒体での配布はございません。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
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本セミナーは終了いたしました。

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