技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子トライボロジーの制御と応用

Zoomを使ったライブ配信セミナー

高分子トライボロジーの制御と応用

~トライボロジーの基礎から学ぶ~
オンライン 開催

開催日

  • 2020年9月17日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

 摩擦摩耗を減らすことは持続可能な社会にとって欠かせない命題となっています。一方で、オイルレス化の傾向に見られるように、環境負荷の低減も必須の課題です。潤滑油を使わずに摩擦摩耗を減らさざるを得ないとき、固体潤滑が有力な手段となり、中でもプラスチックに代表される高分子材料は大変有力なトライボマテリアルとなっています。一方、プラスチック材料はそのままでは摩耗量が多く、摩耗量を低減するために色々なフィラーを添加することで、耐摩耗性を向上させる事がなされています。
 本講座では、摩擦摩耗を扱う学問であるトライボロジーの基礎を学び、その上で、しゅう動部に用いられるプラスチック材料の基礎知識、耐摩耗性向上のためのフィラーの種類や摩耗低減機構の考え方を学びます。また、いくつかの樹脂材料を取り上げ、研究事例なども紹介したいと思います。トライボロジーなんて勉強したこともないが、仕事でトライボロジーに携わる必要が出てきた方など、基礎から手短に学びたい方に有益な講義にしたいと思います。

  1. トライボロジーの基礎
    1. トライボロジーの色々
    2. 固体表面の把握
    3. 摩擦抵抗がなぜ生じるのか (固体同士の接触と凝着)
    4. 摩耗の色々
    5. 様々な潤滑状態
    6. 摩擦・摩耗の評価と悩ましい問題
  2. 高分子材料 (プラスチック) のトライボロジー
    1. 様々な固体潤滑
    2. 高分子材料の基礎
    3. トライボマテリアルとしての高分子材料
    4. フィラーによる耐摩耗性向上 (フィラーの種類とその機構)
    5. 研究事例 (PTFEの耐摩耗性向上を目指して)
    6. 研究事例 (熱硬化性樹脂の耐摩耗性向上を目指して)
  3. トライボロジーにおける各種分析観察手法
    1. 表面分析のあれこれと真空の基礎知識
    2. 代表的な観察分析手法と解析事例
    • 質疑応答

講師

  • 竹市 嘉紀
    豊橋技術科学大学 機械工学系
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

ライブ配信セミナーの受講について

  • 本講座は、Zoomを利用したライブ配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
    セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • Zoomクライアントをご利用の際は、最新版にアップデートをお願いいたします。
  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー配布資料は印刷物を郵送、またはPDFファイルを送付いたします。
  • 当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は、管理者側で部外者の退出、あるいはセミナーを終了いたします。

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/8 生分解性マイクロカプセルの材料設計、用途展開、今後の展望 オンライン
2024/4/8 プラスチック強度設計の基礎知識 オンライン
2024/4/9 エポキシ樹脂の分子構造・硬化性および耐熱性とその他の機能性付与技術 オンライン
2024/4/9 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の最先端 オンライン
2024/4/10 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2024/4/10 押出加工技術の基本技術とトラブル対策 オンライン
2024/4/10 ポリイミドの基礎とポリイミド系材料の低誘電率化・低誘電正接化 オンライン
2024/4/11 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2024/4/12 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン
2024/4/12 ラジカル重合の重合反応と開始剤の種類・選び方、応用 オンライン
2024/4/12 光学樹脂における屈折率・複屈折の考え方とその測定・制御 オンライン
2024/4/12 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2024/4/12 プラスチックの難燃化技術の基礎と技術動向 オンライン
2024/4/18 エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質および複合材料用途の動向 オンライン
2024/4/18 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2024/4/19 生分解性プラスチックの基礎・最新動向と食品容器・包装への応用展開 オンライン
2024/4/19 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2024/4/19 高分子合成におけるラジカル重合の基礎講座 オンライン
2024/4/19 プラスチック光学素子の基礎、超高精度加工技術 オンライン
2024/4/22 高分子インフォマティクスの応用事例 オンライン