技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ウェビナーで行うGMPトレーニング

Zoomを使ったライブ配信セミナー

ウェビナーで行うGMPトレーニング

~初心者のための基本解説 & 問題演習~
オンライン 開催 演習付き

開催日

  • 2020年8月31日(月) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • GMPの全体像を知りたい方
  • GMPについて再学習したい方
  • 机上のGMPだけでは実務、現場に活かせないと思っている方
  • 省令を読んだが、実際どうすればいいか身に付かないと思っている方

プログラム

 GMP入門セミナーは多くされている。講師は本社の品質保証部長時代、10数年にわたって、新人のGMP研修を担ってきた。GMP省令の詳細を説明しても、右から左で身に付かない。先ずは、医薬品製造は各種の法令で遵守すべきことが定められているのでその法令の全体像を知り、その上で薬機法/GMPの概念を具体例と一緒に学ぶことが重要になる。考え方がわかると、その考え方で判断したことはGMPでの各種要求事項と大きな差異はない。
 初級者にもわかるようにしているが、GMPを知っていると思っている人にも、多くの事例からGMPの品質保証を実際にどうすればよいかのヒントが得られる。
 本講座はGMPで求めていることを説明するだけでなく、具体的な作業、手順、設備等についてSOP作成と管理、逸脱・変更管理、バリデーション、教育訓練を中心に解説していき、それぞれの管理ポイントの事例も紹介する。GMPが機能しなかった逸脱や製品回収の事例も紹介しながら、その事例からGMPを学ぶ。各自が実務において役立つノウハウ及び品質課題を判断する時のGMPの考え方/基準を身に付けていただく。
 2日コースを1日にしているので、1日で説明できない資料も提供する。ぜひご自分のGMP知識のチェックシートとしてご自分のGMP理解度を確認して欲しい。

  • はじめに;GMPを簡単に理解する
  1. 法令の位置づけ
  2. 他の規則とGMPの違い
    • ICH
    • EU-GMP
    • CGMP
    • PIC/S
    • GMP
    • GQP
  3. GMPの基本的な概念
    • GMPとは – GMP3要素
    • GMP不備による製品回収
    • GMPはハードとソフト両面から
    • ルールを定め,文書にし,実施したことは記録
    • 決めなければならないこと – 責任体制
    • 決めなければならないこと – 文書体系
    • やらなければならないこと バリデーション/変更管理/逸脱/OOS/自己点検/教育訓練/苦情対応など
  4. 製造の流れと品質保証
    • 原料/資材受け入れ
    • 製造工程 (製剤/包装)
    • 試験/検査
    • 逸脱/OOS/CAPA (是正&予防)
    • 出荷判定
    • 製品苦情/回収対応
    • 原料/資材メーカーの品質保証の確認
    • 出荷後の品質保証の視点
  5. GMPの組織 (仕組み)
    1. 責任者体制
    2. 仕組み
  6. 構造設備 (ハード)
    • ゾーン区分
    • エアーの流れ
    • 人の動線と物の動線
    • 水の管理
    • 交叉汚染防止
    • 高薬理活性物質の封じ込め
    • 異物混入と防虫対策の基本
    • GMP調査に向けた構造設備管理ポイント
  7. 必要な文書類 (ソフト)
  8. GMP管理の基礎
    1. 製造管理
    2. 衛生管理
    3. 品質管理
  9. バリデーション
    1. バリデーションの概論
    2. 空調システムバリデーション
    3. 製薬用水の管理とバリデーション
    4. 洗浄バリデーション
    5. コンピューターバリデーション
    6. 試験方法のバリデーション
  10. 変更管理/逸脱管理/OOS
    1. 変更管理
    2. 逸脱管理
    • 質疑応答

以下は資料のみ

  1. 苦情処理・回収措置
    • 苦情の位置づけ
    • 苦情時の対応
    • クレーマーへの対応
    • 製品改善への反映
    • 回収の手順書作成
    • 回収の実情
    • 回収の手順
    • 苦情対応の稚拙事例から学ぶ
  2. 教育訓練
    • 教育訓練責任者の任務
    • 計画/実施/記録
    • 作業認定制度
  3. 自己点検
    • 自己点検の基本的な流れと考え方
    • 自己点検の実施と記録
    • 自己点検を改善に生かす
    • マネジメントレビューの必要性 (ICH10の考え)
  4. PIC/S – GMPガイドライン対応/6つのギャップ
    • 品質リスクマネジメント ICH9の考え
    • 製品品質の照査 森全体を見て改善
    • 参考品等の保管 原料、資材の保管も
    • 安定性モニタリング 年次安定性試験
    • 原料等の供給者管理 原料製造所査察等
    • バリデーション 定期的バリデーション
  5. GMP省令の改正ポイント
    1. 改正のポイント
    2. 対応策について
  6. PMDA (医薬品医療機器総合機構) のGMP適合性調査での指摘事項と改善命令
    • PMDAのGMP適合性調査での指摘事項
    • PMDAのGMP適合性調査不適合に伴う製品回収と改善命令
    • 欧米当局のGMP査察不適合に伴う製品回収等の実例
  7. 製品回収事例からGMPの課題を知る
    • 製品回収の特徴
    • 製品回収に関する当局の考え方 (実際の事例から推察)
  8. 製造所におけるGMPの課題
    • 製造販売承認書との齟齬
    • 無許可の中国産アセトアミノフェン使用
    • 生薬の製造方法齟齬
    • 無通告査察
  9. FDAのデータインテグリティ
    • FDAの指摘事項
    • PMDAの指摘事項
    • データインテグリティのガイドライン
  10. 人が創る品質/Quality Cultureの醸成

本セミナーの流れ

  • 事前に資料をpdfで送付いたします。
  • 10問ほどGMPを考える問題を出しますので、可能であればセミナー開催日までに返送いただく (必須ではないが、よりよく学ぶためにぜひお願いしたい)
  • 質問以外に日頃各自が疑問に思っていることやわからないことを2~3つ質問として事前に送付する。
  • セミナー中では、事前のこちらからの質問と受講者からの質問を交えながらGMPのポイントを説明いたします。

講師

  • 脇坂 盛雄
    株式会社 ミノファーゲン製薬
    顧問

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/19 ラボと製造の現場におけるデータインテグリティ実務とCSV 監査証跡の定期レビューとQAレビュー オンライン
2024/11/19 医療機器GVPの要求する安全管理業務の留意点/効果的なCAPA活動 東京都 会場・オンライン
2024/11/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する オンライン
2024/11/20 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/11/20 ISO9001:2015から化粧品GMP、ISO22716への適応、および原料に関するEFfCI GMP、一次容器に関するISO15378の要求の理解 オンライン
2024/11/20 実務に役立つ医薬品GCP入門講座 オンライン
2024/11/20 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/20 改正QMS省令に伴う滅菌製品製造 (委託滅菌の注意含む) 品の滅菌関連の留意点と滅菌バリデーション基準の要求事項/監査時の留意点 オンライン
2024/11/20 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/20 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/21 新規モダリティにおける事業性評価手法 オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/11/21 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/21 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/11/21 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/22 バイオ医薬品製造における逸脱処理・変更管理とその社内運用 オンライン
2024/11/22 再生医療等製品における治験薬製造の進め方とトラブル対応 オンライン
2024/11/22 国内/海外の外部委託試験施設に信頼性基準試験を委託する際の信頼性確保の留意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門