技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

晶析工程のスケールアップの進め方とトラブル対策

晶析工程のスケールアップの進め方とトラブル対策

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年7月6日(月) 10時00分17時00分

修得知識

  • 晶析における結晶径のばらつき・結晶成長の問題への対応法
  • 晶析のトラブル原因と対応策、事例

プログラム

第1部. スケールアップ向けたラボ実験で確認すべきデータとその活用

(2020年7月6日 10:00〜13:00)

  1. 晶析に関する一般的事項
    • 晶析工程の原薬、化学品製造における位置付け
    • 晶析工程の実際
    • 晶析の注意点 (事例を基に)
  2. 結晶化工程がスケールアップ可能か実験室で確認する方法 (例)
    • 問題点と解決策 (考え方) 、注意点
  3. 濾過性の悪い結晶の対応法:どのような改良をして商用生産に移行したか
    (いくつかの実例を参考に)
  4. 結晶多形の管理、類縁物質の管理
    • 安定型+準安定型の混晶が得られた場合の対処法
    • その他 (事例を参考に)
  5. 溶媒和物 (水和物) の考え方
    • 溶媒和物の脱溶媒和法、水和物の脱水法・・・いくつかの事例、経験から
    • 実験室で簡単に評価できる方法 (いくつかの実例を参考に)
  6. スケールアップ、スケールダウンの考え方
    • 効率的な実験方法、注意点
    • 質疑応答

第2部. 晶析工程における粒子径・形状の制御と生産でのトラブル対策

(2020年7月6日 13:45〜17:00)

 晶析工程は精製と粒径制御を目的に実施するが最適の条件を見出すことが意外と困難な場合が多く特に医薬品の場合は結晶多形や不純物プロファイルの制御に苦労することが多い。結晶化の条件検討と最適化、更に製造に向けたスケールアップ時に起こるトラブル等に関して解説する。最近の医薬品業界の話題や連続生産に関しても述べる。

  1. 晶析検討の目的
  2. 晶析の基礎
  3. 結晶化の検討 いかに結晶化させるかーその手法
  4. 結晶形の確認 結晶X線回析、DSC
  5. 結晶多形と代表例
    1. 結晶多形の要因
    2. Polymorphismの確認
    3. 疑似結晶多形
    4. 結晶多形の例 Cimetidine
  6. 開発ステージと結晶多形の問題
  7. スケールアップ時のトラブル対策
  8. 晶析問題トラブル事例とその解決策
  9. 静電気対策
  10. GMP対策
  11. 不純物プロファイルと対策
  12. 製薬業界の動向 連続生産
    • 質疑応答

講師

  • 丸橋 和夫
    株式会社 三和ケミファ 医薬品事業部
    統括本部長
  • 橋本 光紀
    医薬研究開発コンサルテイング
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/21 開発段階に応じた治験薬GMP管理を何をいつ準備し、どのような管理をするかの効果的運用方法 オンライン
2025/8/21 GMPをふまえた安定性試験データの統計解析とOOT対応のための統計的留意点 オンライン
2025/8/22 省力化・効率化で実践するCSVへのヒント オンライン
2025/8/22 化粧品製造における微生物トラブルと解決法及び微生物に関する試験法 オンライン
2025/8/22 医薬品製造・試験におけるAI技術活用 (人工知能) とデータインテグリティ オンライン
2025/8/22 医療機器プログラム (診断支援用から治療用アプリまで) の法規制と実務のポイント オンライン
2025/8/25 逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2025/8/25 医薬品等製造設備の洗浄バリデーションと交叉汚染防止 オンライン
2025/8/25 変更・逸脱管理とOOS/OOT及び一変・軽微変更の判断基準とCAPA実践手順 オンライン
2025/8/25 医薬品の特性を踏まえた外観目視検査基準の設定と検査結果の妥当性評価および検査員の育成・認定 オンライン
2025/8/25 中小規模組織での品質リスクマネジメント (QRM) の運用 オンライン
2025/8/25 医薬品製造・試験におけるAI技術活用 (人工知能) とデータインテグリティ オンライン
2025/8/25 治験薬GMPガイドラインの実務対応とPIC/S GMPの最新動向 オンライン
2025/8/25 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン
2025/8/26 治験薬GMPガイドラインの実務対応とPIC/S GMPの最新動向 オンライン
2025/8/26 ポリマーブレンド・アロイの基礎と評価方法 オンライン
2025/8/27 添加剤・資材メーカー・製造委託先を含む監査のポイント / 監査員養成講座 東京都 会場・オンライン
2025/8/27 医薬品等製造設備の洗浄バリデーションと交叉汚染防止 オンライン
2025/8/27 CSV/DI対応を踏まえた医薬品GMP分野におけるITシステム (MES/LIMS/CDS等) 構築の要点 オンライン
2025/8/28 ラボにおける監査証跡/レビュー方法 (いつ・誰が・項目・頻度・レベル) と分析機器毎のレビュー例 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応