技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

シルセスキオキサンの基礎知識から最新の応用展開まで

シルセスキオキサンの基礎知識から最新の応用展開まで

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、有機無機ハイブリッド材料として注目を集めるシルセスキオキサン (POSS)について基礎から解説し、構造や合成方法から応用例、最新の動向まで総合的に解説いたします。

開催日

  • 2020年5月15日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • シルセスキオキサンを実際に用いる研究・開発をしている方
  • シルセスキオキサンについて解決したい問題がある方
  • これから新規にシルセスキオキサンを使用したいと考えている方

修得知識

  • シルセスキオキサンの基礎
  • 近年のシルセスキオキサン関連のデータ など

プログラム

 本講習では、高い耐熱性など優れた機能で最近注目を集めているシルセスキオキサンについて、分かりやすく解説します。用語の説明から構造、合成法から応用範囲など、化学のご経験があまりない方にも理解しやすいようにお話しいたします。これから、シルセスキオキサンをお使いになろうと思っておられる方や、実際に用いているけれども、もう少し使いこなしたい、と思っておられる方に最適です。一部最新の研究結果も含みますので、これから新材料の設計を考えておられる方にも満足いただけると思います。

  1. シルセスキオキサンとは?
    1. ケイ素について
    2. シルセスキオキサンの歴史
    3. シルセスキオキサンのまとめ
  2. シルセスキオキサンはどう合成する?
    1. 概要
    2. 合成法
    3. 構造規制の方法
    4. 実際の合成例 ~高度に構造が規制されたシルセスキオキサン~
  3. シルセスキオキサンの新しい合成法とは?
    1. シラノールとは
    2. 構造規制の必要性
    3. 超分子構造
    4. かご型シルセスキオキサン
    5. ラダーシロキサン〜はしご型シルセスキオキサン
    6. はしご形シルセスキオキサンポリマー
  4. シルセスキオキサンの物性と応用
    1. シルセスキオキサンの卓越した物性
    2. シルセスキオキサンの応用例
      • 高耐熱性材料
      • 低誘電率材料
      • その他
    3. シルセスキオキサンの将来像
  5. 最新の結果から
    1. 反応性オクタシルセスキオキサン
    2. 反応性ダブルデッカーシルセスキオキサン
    3. 反応性ラダーシロキサン
    4. ヤヌスリング
    5. ヤヌスキューブ
    6. ランタンケイジ
    7. バタフライケイジとバスケットケイジ
  6. まとめと展望
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 海野 雅史
    群馬大学 大学院 理工学府 化学・生物化学専攻
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 47,020円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 47,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/7 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な活用方法 オンライン
2024/11/8 増粘剤・ゲル化剤の種類とメカニズム、選び方と使い方 オンライン
2024/11/8 水・湿度による高分子の劣化、加水分解メカニズムとその評価 オンライン
2024/11/11 タイ分子の基礎とプラスチック製品の高性能化 オンライン
2024/11/12 フォトレジスト材料の基本的分子設計から、最先端レジスト材料の合成法と評価法 オンライン
2024/11/12 高分子材料の劣化診断、寿命予測 オンライン
2024/11/12 プラスチックの耐候性向上に関する添加剤の特性と活用のコツ オンライン
2024/11/13 異種材料接着のメカニズムと接着界面の密着性評価 オンライン
2024/11/13 動的粘弾性測定 オンライン実習講座 オンライン
2024/11/13 リグニンの構造・特性と産業利用の可能性 オンライン
2024/11/13 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2024/11/14 プラスチック金型の特徴と加工・選択技術 オンライン
2024/11/14 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2024/11/14 フェノール樹脂の基礎講座 オンライン
2024/11/14 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2024/11/14 粘着・剥離現象の基礎と可視化・モデリング事例 オンライン
2024/11/15 各樹脂別の難燃化技術と難燃剤のブリードアウト、その対策 オンライン
2024/11/19 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2024/11/19 高分子材料における劣化メカニズムとケミカルリサイクル技術 オンライン
2024/11/19 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 次世代パワーデバイスに向けた高耐熱・高放熱材料の開発と熱対策
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例