技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動運転に求められるHMIとUI/UX開発およびその評価

自動運転に求められるHMIとUI/UX開発およびその評価

~CASE、MaaS時代に求められるHMIとUI/UXとは? ドライバーや乗員が“使いやすい”と感じるHMI機器と車室内のあり方を探る~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年4月28日(火) 10時00分17時00分

プログラム

第1部 自動運転におけるヒューマンファクター上の課題とHMI

(2020年4月28日 10:00〜12:00)

 自動運転の実現に向けてヒューマンファクターの課題を概説します。交通事故の削減等を目的として、自動運転の実用化に対して期待が高まっています。一方、出発から到着まで全行程での完全自動運転システムの実用化は未だ先であり、部分的な自動運転機能に対しては、手動運転に比べてドライバーにとって負担の軽減等になっているのかという懐疑的な見方もあります。このような疑問に答えるためには、ヒューマンファクターの課題解決が必要不可欠です。
 本セミナーでは、自動運転システム使用時のヒューマンファクター課題を説明すると共に、解決に向けた研究事例の一端を紹介します。

  1. ヒューマンファクターとは
  2. 自動運転
    1. 自動運転の研究開発の歴史
    2. 自動運転のレベル
    3. 自動運転のヒューマンファクター課題とHMI
  3. 自動運転のヒューマンファクター研究事例
    1. 自動運転中のドライバー状態の評価
    2. 自動運転中のドライバー状態と運転交代後の運転パフォーマンス
    3. 自動運転システムの制御範囲外の事象に対するドライバーの構え
    4. 自動運転システムに対するドライバーの嗜好性
    5. 自動運転におけるクルマとヒトとのインタラクション
  4. まとめ
    • 質疑応答

第2部 CASE時代のクルマに求められるUI/UXとデザイン

(2020年4月28日 12:45〜14:45)

 CASE時代には今以上にますますHMIの利用時品質が重要な指標となる。高い利用時品質の実現にはデザインとエンジニアリングの両面からの取り組みが欠かせない。現在のHMIが抱える問題点を示すとともに、デザインエンジニアリングの手法でCASE時代に適した、利用時品質の高いHMIを実現する手法を解説する。

  1. はじめに
    1. UI/UXの最近の動向
  2. デザインエンジニアリング
    1. 利用時品質
    2. 安心と安全
    3. コミュニケーションをデザインする
    4. 人を知る
    5. 適応型HMI
  3. HMIのデザインと実装
    1. これからの開発プロセス
    • 質疑応答

第3部 車載HMI機器のユーザビリティ評価

(2020年4月28日 15:00〜17:00)

 本講座では、車載HMI機器の開発に即した、ユーザビリティの評価を紹介します。車載HMI機器の開発は、大規模開発で、開発関係者 (ステークホルダー) が多く、ユーザビリティの良し悪しの取り扱いや、評価のマネージメントに課題を抱えているかと思います。また評価実施者は、車載HMI機器ならではのユーザビリティ評価の実践手法や分析方法の分からなさや難しさに課題を抱えているかと思います。
 そこで、基礎的なユーザビリティ評価の説明と、実践的なユーザビリティ評価の取組や評価手法の解説、および評価の実践上のポイントを説明します。

  1. ユーザビリティの概要
    • ユーザビリティとは
    • 車載HMI機器の開発とユーザビリティ評価
    • 開発:プロトタイピングツールの活用
    • 評価:ユーザビリティ評価手法、指標の紹介
  2. 車載HMI機器のユーザビリティ評価の実践:形成的評価
    • テスト設計:小人数、ローファイプロトでの実施
    • 評価方法:専門家評価とユーザ評価を組み合わせる
    • 分析方法:問題を定性データから明らかにする
  3. 車載HMI機器のユーザビリティ評価の実践:総括的評価
    • テスト設計:大人数、ハイファイプロトでの実施
    • 評価方法:ユーザ評価
    • 分析方法:問題を定量データと定性データから明らかにする
  4. ユーザビリティ評価の実践上のポイント
  5. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 佐藤 稔久
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 自動車ヒューマンファクター研究センター 行動モデリング研究チーム
    研究チーム長
  • 鈴木 啓高
    エスディーテック 株式会社
    取締役副社長 CTO
  • 山中 佑也
    株式会社 U'eyes Design デザイニング・アウトカムズ事業部
    コンサルタント

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/25 モビリティ事業の構造改革と事業拡大戦略 東京都 会場・オンライン
2025/8/26 特許データから見るグリーンカー主要企業の技術戦略 東京都 会場・オンライン
2025/8/27 xEV車載機器におけるTIMの最新動向 オンライン
2025/9/3 xEV電動パワートレインの振動・騒音の発生要因と改善手法 オンライン
2025/9/5 次世代自動車に求められる電動化・自動運転技術のメカニズムと構成要素、今後の展望 オンライン
2025/9/8 NEDO : 持続可能な航空燃料 (SAF) を巡る国内外の最新動向と技術開発の最前線 東京都 会場・オンライン
2025/9/8 SRモータの基礎とEV実用化への最新動向 オンライン
2025/9/12 車両用CO2分離・回収装置の国内外における研究開発動向 オンライン
2025/9/16 自動運転・運転支援のためのミリ波レーダの基礎と車載応用、走行環境認識技術 オンライン
2025/9/17 自動運転・運転支援のためのミリ波レーダの基礎と車載応用、走行環境認識技術 オンライン
2025/9/17 e-Axle用フルード (EPTF) の要求特性と技術展望 オンライン
2025/9/18 電気自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 オンライン
2025/9/19 電気自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 オンライン
2025/9/24 次世代自動車に求められる電動化・自動運転技術のメカニズムと構成要素、今後の展望 オンライン
2025/10/3 EV車載充電器/電源方式の利点・欠点と技術・研究動向 オンライン
2025/10/7 トヨタ自動車、モビリティカンパニーへの変革とは オンライン
2025/10/10 「大型3Dプリンター」を用いた新しい市場、求められる成形材料、その可能性 オンライン
2025/10/22 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/10/24 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/11/12 xEV用パワーエレクトロニクスの技術トレンド 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/12/25 次世代自動車の熱マネジメント
2019/12/13 2020年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/12/14 2019年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例
2018/10/5 車載用デバイスと構成部材の最新技術動向
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2017/11/17 2018年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2017/8/10 車載テクノロジー関連製品・材料の市場動向
2017/5/31 車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用
2016/12/16 2017年版 次世代エコカー市場・技術の実態と将来展望
2016/11/16 2017年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2016/9/30 電磁波吸収・シールド材料の設計、評価技術と最新ノイズ対策
2016/4/28 ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
2016/2/26 2016年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2015/11/20 2016年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2015/9/18 2015年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2015/2/27 2015年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2014/9/26 2014年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望