技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

日米欧の規制要件をふまえた治験薬製造に係る6つの課題とその対応

日米欧の規制要件をふまえた治験薬製造に係る6つの課題とその対応

~Validation or Verification、治験開始までの手続き (日、米、欧) 、治験薬GMP、使用 (有効) 期間の設定、委受託製造、QbDと治験薬製造~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、治験薬製造に向けた6つの重要な課題を取り上げ、課題にどう対応すべきか、演者の経験を中心に紹介いたします。

開催日

  • 2020年2月27日(木) 10時30分16時30分

修得知識

  • 医薬品開発における治験薬の位置付けとその特徴
  • GCP省令と治験薬の関係
  • 医薬品GMPと治験薬GMPのポイント
  • 治験を開始するまでのプロセス – RS戦略相談とは –
  • 治験薬における一貫性と同等性
  • 治験薬の有効期間の設定
  • 治験薬の委託製造とその管理上のポイント
  • 治験薬輸送とGDP
  • バイオ医薬品とカルタヘナ法

プログラム

 医薬品の開発において治験薬製造は、避けて通ることのできない重要なプロセスである。治験薬の品質管理失敗は、イコール開発の失敗につながる。しかし、そこには承認された医薬品の製造とは異なる、バリデーションや一貫性や同等性を含むいろいろな課題がある。また、特に、近年バイオ医薬品の開発が話題となっているが、そこには従来と異なる対応も必要となっている。
 本セミナーでは、治験薬製造に向けた6つの重要な課題を取り上げ、そうした課題にどう対応すべきか、演者の経験を中心に紹介する。

  1. はじめに
    1. 医薬品開発における治験薬の位置付け
      - 過去のトラブルとCritical Pass Initiativeとは –
    2. 薬機法上の治験薬とそれが意味するもの – 治験と臨床試験 –
    3. マイクロドーズ試験と治験薬
    4. 臨床薬理試験、探索的臨床試験、検証的臨床試験と治験薬
    5. 治験薬に求められる包装
  2. 治験薬製造におけるポイント – その1:治験を開始するまでプロセス –
    1. 規制当局が求める治験階までのプロセスとRS戦略相談
    2. 原料の入手と品質管理 – 原材料の安定供給 –
  3. 治験薬製造におけるポイント – その2:治験薬GMPを理解する –
    1. 治験薬GMPのポイント – 医薬品GMPと何が異なるか –
    2. 開発段階で治験薬も異なる? – 一貫性と同等性とは –
  4. 治験薬製造におけるポイント – その3:開発段階の検討内容が重要 –
    1. QbDに基づく医薬品開発 (治験薬) とは?
    2. 治験薬のリスクマネジメント
    3. 申請に向けた準備が必要
  5. 治験薬製造のポイント – その4:バリデーションかベリフィケーションか –
    1. 治験薬GMP及びQ&A集に見る治験薬のプロセス管理
    2. バリデーション/ベリフィケーションかの判断基準とは?
  6. 治験薬製造のポイント – その5:有効期間をどう設定するか? –
    1. 治験薬に求められる有効期間とは? – 長期保存条件ではダメ! –
    2. 治験薬の有効期間をどう設定するか?
    3. 治験薬の輸送上の安定性をどう担保するか
  7. 治験薬製造のポイント – その6:委託製造への対応 –
    1. 治験薬を委託製造する場合の課題 – 組織・文書・人材 –
    2. 技術移転をどうするか
    3. 製造で問題が発生した時の対応 – トラブル事例を中心に –
  8. バイオ医薬品の治験薬
    1. カルタヘナ法とは何か
    2. バイオ医薬品の品質管理と治験開始までのプロセス – 経験を基に –
  9. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 宮嶋 勝春
    株式会社リボミック
    品質保証責任者

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 52,250円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 52,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/21 国内外におけるマイクロバイオーム医薬品の研究開発動向 オンライン
2025/7/22 微粒子・微生物の環境モニタリング測定方法と留意点、アラート/アクションレベルの設定・管理 東京都 会場・オンライン
2025/7/22 海外当局査察にむけた準備すべき翻訳文書 (SOP/CAPA/SMF) の具体的な英訳の実践・査察対応事例 オンライン
2025/7/22 製薬用水システムの設備設計・適格性評価と日常管理 オンライン
2025/7/22 GVP基礎講座 + GVP実践講座 オンライン
2025/7/22 GVP基礎講座 オンライン
2025/7/22 共同研究契約等の契約実務の基礎とトラブル防止策 オンライン
2025/7/22 動物用体外診断用医薬品の開発ポイントと承認申請時の注意点 オンライン
2025/7/23 製造とラボにおけるペーパーレス化実践セミナー: データインテグリティ対応の記録とレビュー方法 オンライン
2025/7/23 生成AIを用いた戦略的規制要件対応セミナー 東京都 会場・オンライン
2025/7/23 無菌医薬品GMP入門 オンライン
2025/7/24 GVP基礎講座 + GVP実践講座 オンライン
2025/7/24 暴露許容値 (OEL、ADE・PDE) 設定の基礎知識と設定値の妥当性・考え方 オンライン
2025/7/24 化粧品OEM/ODM (海外含む) における品質管理・品質保証と工場監査用のチェックリストの作成方法 オンライン
2025/7/24 GVP基礎講座 オンライン
2025/7/24 今、改正GMP省令により医薬品・医薬部外品製造業者が求められる適切なGMP文書とは オンライン
2025/7/24 経皮吸収の基礎とIn vitro/In vivoにおける各試験・評価方法 オンライン
2025/7/25 医薬品品質試験における生データの取り方・レビューと申請対応 オンライン
2025/7/25 ラボと製造におけるCSVとデータインテグリティ オンライン
2025/7/25 医薬品製造における逸脱・異常/変更管理のクラス分けと逸脱予防策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書