技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

基礎から学ぶインバータサージ・部分放電のメカニズムと測定方法

基礎から学ぶインバータサージ・部分放電のメカニズムと測定方法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、絶縁の基礎を中心とした誘電・絶縁現象の基礎理論、計測法、現状における問題点等、電気絶縁材料の劣化に関して説明いたします。

開催日

  • 2019年11月21日(木) 13時00分16時30分

修得知識

  • 絶縁システムにおける基本的考え方
    • メカニズム
    • データ解釈

プログラム

 電気システムにおいて絶縁物を扱う機会は頻繁にありますが、絶縁物は支持物としても用いられ、機械的強度を確保すると、普通電気的には十分な余裕をもたせることができます。しかし電界の集中や絶縁物の劣化などにより、思わぬところで絶縁破壊が生じることもあるため、システムの信頼性の要となる絶縁系の電気特性の劣化や電気的破壊現象についての知識が必要とされます。
 本講座では、大学の高電圧工学の一環として行われている絶縁の基礎を中心とし、最近、電気回転機で問題になっているインバータサージ・部分放電に関する事項をその計測法やデータ解釈を含めて解説します。また誘電・絶縁現象の基礎理論、計測法、現状における対策法等、電気絶縁材料の劣化に関する解説を行います。特に部分放電発生機構やデータ解釈においては初心者が間違いやすい事項を解説します。

  1. 絶縁物はなぜ壊れるか (気体・固体の絶縁破壊の基礎過程)
    1. 気体の絶縁破壊機構
      1. パッシェンの法則
    2. 固体の絶縁破壊機構
      1. 熱破壊
      2. 真性破壊
      3. 電子熱破壊
      4. 電子なだれ
      5. 電気機械破壊
      6. 空間電荷、部分放電、電気トリーの影響
    3. 気体/固体複合絶縁システム
  2. インバータサージとその計測法
    1. インバータサージの問題点
      1. インバータサージと問題点
      2. インバータサージ絶縁に関する国際規格
      3. インバータサージ下における部分放電計測法
    2. インバータ絶縁対策
    • 質疑応答

講師

  • 村上 義信
    豊橋技術科学大学 電気・電子情報工学系
    教授

会場

連合会館

205会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 41,000円 (税別) / 45,100円 (税込)
複数名
: 20,500円 (税別) / 22,550円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

S&T出版からの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、4名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、3名様受講料 + 3名様を超える人数 × 19,800円(税込)でご受講いただけます。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 39,090円(税別) / 43,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 41,000円(税別) / 45,100円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 78,000円(税別) / 85,800円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 96,000円(税別) / 105,600円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 41,000円(税別) / 45,100円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 82,000円(税別) / 90,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 123,000円(税別) / 135,300円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 164,000円(税別) / 180,400円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 205,000円(税別) / 225,500円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/4 シリコーン 全容理解と活用の技術 東京都 オンライン
2025/12/4 プリント基板用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2025/12/4 ラジカル重合の基礎とリビング重合・材料設計への応用 オンライン
2025/12/4 添加剤を活用するタンパク質の凝集制御と酵素の活性化 (製薬・化学・食品) オンライン
2025/12/5 高分子材料の構造、物性分析 オンライン
2025/12/5 環境負荷低減加飾と自動車内・外装加飾の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/12/5 熱分析の基礎、応用と測定・解析技術 オンライン
2025/12/5 リビング重合の基礎知識とリビングラジカル重合を用いた応用技術 オンライン
2025/12/8 PPS樹脂の種類、特性と応用展開 オンライン
2025/12/8 フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR) における異物分析・不良解析の基礎とポイント オンライン
2025/12/8 ゼロカーボン時代のプラスチックのリサイクル オンライン
2025/12/9 リチウムイオン蓄電池最適管理のための残量・劣化推定技術解説 オンライン
2025/12/9 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2025/12/9 高分子結晶の成長機構と構造の特徴・各種分析法 オンライン
2025/12/9 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析技術 オンライン
2025/12/9 フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR) における異物分析・不良解析の基礎とポイント オンライン
2025/12/10 電子機器・部品・材料の腐食・劣化の評価技術と対策技術 東京都 会場・オンライン
2025/12/10 プラスチックフィルムの種類、添加剤、 製膜、応用、評価 オンライン
2025/12/10 高分子結晶の成長機構と構造の特徴・各種分析法 オンライン
2025/12/10 高速通信用低誘電損失 (低誘電率・低誘電正接) ポリイミド開発に向けた分子設計と特性制御 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/5/30 AI、シミュレーションを用いた劣化・破壊評価と寿命予測
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート