技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

レオロジーの基礎と測定実演付きセミナー

レオロジーの基礎と測定実演付きセミナー

~レオメータによる粘弾性測定の実演あり~
兵庫県 開催 会場 開催 デモ付き

概要

本セミナーでは、実際の業務に活かせるレオロジーの基礎事項と測定方法、測定結果の注意点を、レオメータによる粘弾性測定の実演を交えて詳解いたします。

開催日

  • 2019年11月11日(月) 10時30分 17時00分

受講対象者

  • レオロジー・レオメーターで課題を抱えている方
  • レオロジー、材料の変形や流動が重要な分野の技術者・研究者
    • 高分子
    • スラリー
    • 接着剤、粘着剤
    • CFRP、繊維強化プラスチック
    • 塗料
    • 医薬品
    • 食品
    • 化粧品 など

修得知識

  • レオロジーの基礎
  • チクソトロピー現象の基礎
  • 微粒子分散系の取り扱いの基礎
  • 回転型レオメーターでの測定モードの全容の把握
  • 測定上の注意すべき点

プログラム

 第1部・第2部ではサスペンジョン、エマルジョン等の粒子や異相液滴が連続相に分散しているものは分散系と呼ばれる複雑流体である。したがってレオロジー的観点によってその流動特性を把握する必要があるが、今日まで試行錯誤によって製品作りがなされている場合がほとんどである。本講ではレオロジーの基礎を講義する。特に誤解が多いチクソトロピー現象に関して、その正しい理解を概説する。また、レオロジーの観点から微粒子分散系プロセス全体を俯瞰する。
 第3部では、回転型レオメーターを用いたデモを交えて、レオロジー測定の基礎から測定上の注意点・テクニックまでを説明する。

第1部. レオロジーの基礎

(10:30~12:10)

  1. レオロジー
    1. ひずみとひずみ速度
    2. 応力と粘度
    3. 複雑流体
  2. 粘度発現のメカニズム
    1. 低分子流体
    2. 微粒子分散系
    3. 高分子流体
  3. 粘弾性流体
    1. マックスウェル要素
    2. フォークト要素
    3. 緩和と遅延
    4. 粘弾性流体の挙動
  4. 粘弾性流体の解析
    1. コーシーの方程式
    2. 擬塑性流体モデル
    3. 粘弾性流体モデル
  5. 微粒子分散系
    1. 分散系の分類
    2. 粒子間相互作用
    3. ゼータ電位
    4. DLVO理論
    • 質疑応答・名刺交換

第2部. チクソトロピーの基礎

(13:00~14:40)

  1. チクソトロピー
    1. チクソトロピーとは
    2. チクソトロピー性の発現メカニズム
    3. チクソトロピーモデル
  2. サスペンジョン
    1. サスペンジョンの粘度
    2. セルモデル
    3. 凝集体分散系の粘度
  3. 添加剤による分散・凝集制御
    1. 分散制御
    2. 凝集制御
    3. 凝集剤・分散剤
  4. 流れによる分散・凝集制御
    1. 凝集速度制御
    2. スタティックミキサー
    • 質疑応答・名刺交換

第3部. 回転型レオメーター、キネクサスによる粘度・粘弾性測定のデモ

(15:00~17:00)

  1. はじめに
  2. ビスコメトリー (回転) 測定の各モードの説明と測定例
  3. オシレーション (振動) 測定の各モードの説明と測定例
  4. スクイーズフロー/タック試験の説明と測定例
  5. 回転型レオメーター キネクサスを用いたデモ
  6. 測定の注意点・テクニック
    • 質疑応答・名刺交換

会場

神戸国際ビジネスセンター

北館 4階 C会議室

兵庫県 神戸市 中央区港島南町5丁目5番2号
神戸国際ビジネスセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/13 熱分析入門 オンライン
2025/6/13 高分子材料の劣化メカニズムと高耐久化設計および劣化評価技術 オンライン
2025/6/13 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2025/6/13 溶融紡糸の基礎と工業生産技術及び生産管理の実践 オンライン
2025/6/16 UV硬化樹脂の硬化度・物性の測定評価と硬化不良・密着不良などのトラブル対策 オンライン
2025/6/16 可塑剤・フタル酸エステルを取り巻く国内外の規制・市場動向と今後の課題 オンライン
2025/6/17 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2025/6/17 FT-IRを用いた樹脂の劣化解析と寿命予測への活用可能性 オンライン
2025/6/17 EV等電動化モビリティ用モータと関連電装品のための高電圧絶縁技術と樹脂材料開発 オンライン
2025/6/18 粘弾性測定を用いた材料物性評価 オンライン
2025/6/18 フィラーの表面処理と樹脂への複合化・分散技術 オンライン
2025/6/19 高分子難燃化とリサイクル オンライン
2025/6/19 絶縁材料の劣化メカニズムと部分放電計測ならびに寿命評価 オンライン
2025/6/20 溶解度パラメータ (SP値、HSP値) の基礎、求め方、応用技術 オンライン
2025/6/20 高分子材料の劣化メカニズムと高耐久化設計および劣化評価技術 オンライン
2025/6/20 ゴム・高分子材料のトライボロジー特性と接触面の観察および評価方法 オンライン
2025/6/23 熱分析入門 オンライン
2025/6/23 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2025/6/24 各種プラスチック成形品の破損トラブルと原因解析 オンライン
2025/6/24 医用材料の基礎と要求特性および応用展開・最新動向 オンライン

関連する出版物