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ぬれ性の基礎と滑水性の評価・制御

ぬれ性の基礎と滑水性の評価・制御

~滑水性も考慮に入れたぬれ性の真の理解のために知っておきたいこと~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ぬれ性について基礎から解説し、撥水性・親水性、動的濡れ性・滑液性について、最新の知見、実際的な問題点・解決法を含めて分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2019年10月31日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ぬれ性制御に関連する技術者
    • 表面処理
    • 撥水・親水
    • 化学
    • 材料
    • 機械潤滑
    • 半導体製造プロセス
    • 培養培地・細胞・細菌・微生物の付着制御 など
  • 超撥水の応用分野に関連する技術者
    • ディスプレイ
    • 電極材料
    • 太陽電池
    • 燃料電池
    • 衣料品・繊維
    • ガラス など
  • 超親水の応用分野に関連する技術者
    • ナノエレクトロニクス
    • 医療材料
    • プリント基板
    • LCD
    • 熱交換器
    • 燃料電池
    • 衣料品 など
  • 超親水・超撥水を製品開発に応用したい方
    • 防汚
    • 防雪
    • 防氷
    • 防曇
    • セルフクリーニング など

修得知識

  • 固体表面の静的・動的濡れ性の理論
  • 濡れ性の評価方法および設計・制御方法
  • 撥水・滑水処理,親水処理の基礎知識
  • 撥水・滑水性自己組織化単分子膜の作製方法と評価方法

プログラム

 固体表面の濡れは身近な現象であり、様々な分野に密接に関係しています。ミクロな分子間相互作用に基づいたマクロな現象であり、目視でき直感的にイメージしやすい一方で、特に動的な濡れ (滑水性;水滴除去性など) の解釈に関しては誤解が多く見受けられます。
 本セミナーでは、近年重要視されてきている動的濡れ性を含めて、固体表面の濡れ性を評価するために必要な知識と方法や濡れ性の制御について、実際的な問題点と解決法を絡めながら最新の知見を含めて解説します。なお、専門外の方でもわかりやすくなるよう、定義・理論などの説明では最低限の数式にとどめて、特に測定・解釈に関する実践的な解説に重点を置きます。また、特にガラス等の固体表面への自己組織化単分子膜形成による撥水・滑水性の付与・制御、さらに各種固体表面へのゲル等の付着性について、実例を挙げて詳説します。

  1. 静的濡れ性とその測定法および設計・制御
    1. 接触角の定義と解釈
      1. 理想的な均質・平滑表面;Youngの式
      2. 凹凸のある理想的な均質表面;Wenzelの式
      3. 物理的・化学的に不均一な表面;Cassieの式
    2. 接触角測定法 (Sessile drop法)
      1. 測定条件
      2. 解析方法
    3. 接触角測定における注意点
      1. 液滴量の影響
      2. 解析における誤差
      3. 測定値の信頼性
      4. 経時変化
    4. 液体の表面張力測定
      1. 懸滴法
      2. Wilhelmy法・輪環法
    5. 固体の表面エネルギー測定
      1. 臨界表面張力の見積;Zismanプロット
      2. 表面エネルギーの成分分けによる評価;Owens – Wendt法
    6. 静的濡れ性のまとめ;静的濡れ性の設計・制御
  2. 動的濡れ性
    1. 動的濡れ性の定義と解釈
      1. 動的濡れ性研究の背景
      2. 液滴転落角
      3. 接触角ヒステリシス
      4. 液滴転落挙動
      5. 接触角の経時変化 (親水・親液表面の評価)
    2. 動的濡れ性の測定法
      1. 滑落法による液滴転落角と接触角ヒステリシスの測定
        1. 測定条件
        2. 液滴量依存性
      2. 拡張収縮法による接触角ヒステリシスの測定と液滴転落角の推定
      3. 液滴転落挙動評価
        1. 測定条件と測定・解析システム
        2. 液滴転落挙動の解析
        3. 液滴転落挙動の解釈
      4. 3相界面の移動
        1. 測定方法
        2. 測定例と解釈
      5. 接触角の経時変化測定
    3. 動的濡れ性測定・解釈における注意点
    4. 動的濡れ性のまとめ;設計・制御のヒント
  3. いくつかの材料表面での実例
    1. 有機高分子薄膜表面
    2. 自己組織化単分子膜表面
    3. 金属酸化物 (薄膜) 表面
    4. ゲル等の付着性評価
  4. 質疑応答

講師

  • 吉田 直哉
    工学院大学 工学部 環境エネルギー化学科 環境界面材料化学研究室
    准教授

会場

大田区産業プラザ PiO

6F D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 47,020円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 47,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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