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リチウムイオンバッテリーの長期安定利用に向けた、マネジメント・セルバランス技術

リチウムイオンバッテリーの長期安定利用に向けた、マネジメント・セルバランス技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、リチウムイオン電池の過充電や過放電、蓄電池の早期劣化や性能低下を防ぐ技術について詳解いたします。

開催日

  • 2019年9月13日(金) 10時00分17時00分

受講対象者

  • 蓄電池のマネジメント技術に関わる技術者
    • リチウムイオン電池
    • 電気二重層キャパシタ 等

修得知識

  • バッテリマネジメントに関する基礎知識
  • セルバランスに関する基礎知識

プログラム

 再生エネルギーや電動車両の普及に伴いリチウムイオン二次電池や電気二重層キャパシタ等の蓄電源の利用が急速に拡大している。用途に応じて複数の蓄電セルを直列に接続しバッテリを構成して使用するが、バッテリを長期に渡り安全に使用するためには各セルを適切に管理する必要がある。そのためにはバッテリマネジメント技術が必要不可欠であり、その中でも特に重要となるのがセルバランス技術である。蓄電システムでは各セルの固体差に起因してセル電圧にアンバランスが生じるが、これはセルの過充電や過放電のみならず蓄電システム全体としての早期劣化や利用可能エネルギーの低下といった各種の悪影響を及ぼす。
 このアンバランスを解消するのがセルバランス技術であり、近年では蓄電源の利用拡大に伴い盛んな研究開発が行われている。本セミナーではバッテリマネジメントならびにセルバランス技術について解説する。

  1. 背景
    1. 蓄電池の用途拡大に伴う課題
    2. リチウムイオン電池と電気二重層キャパシタの特性
  2. バッテリを使用する際の課題
    1. 過充電、過放電、過大電流
    2. 温度管理
    3. セルアンバランス
    4. 充電状態推定
  3. バッテリマネジメントシステムの役割
    1. 充電制御 (定電流 – 定電圧充電) と電圧監視
    2. 電流・電圧保護 (過大電流、過充電・過放電)
    3. 充電状態推定
  4. バッテリマネジメントシステムの構成
  5. セルバランスの概念
  6. セルバランス回路
    1. 能動方式
    2. 隣接セル間バランス
    3. ストリング – セル間バランス
    4. セル選択方式
  7. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 鵜野 将年
    茨城大学 工学部 電気電子工学科
    准教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
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