技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬ライセンス業務の基礎と実践

医薬ライセンス業務の基礎と実践

~基礎と基本原則を知らずに生じる致命的失敗、事例研究と失敗回避策~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、経済条件の内訳、各プロセスにおける具体的な契約条件の決めかた、リスク対策について解説いたします。
また、具体的な失敗例、自社に有利な契約条件の書き方、読み方についても事例研究を用いて詳解いたします。

開催日

  • 2019年8月28日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • バイオベンチャー、大学関係者 (薬学・理学・農学部教官、医薬関連事業開発担当者等) 、製薬関連国内外企業の事業開発担当者・研究者 (経験初心者~10年or 凝り性の方)
  • 医薬事業開発を学びたい方

修得知識

  • 国内外の製薬企業等と対等に交渉するための基礎
  • 交渉における原則
  • 成功経験事例と失敗事例
  • 可能な対策例

プログラム

 医薬品・技術のライセンス (事業開発;BD&L) において、繰り返される致命的失敗の多くは、基礎を知り、業務推進のための基本原則を再習得し、実際の事例 (個別事象) に当てはめ、検討・実行することにより容易に回避できることが多いものである。
 今回は、基礎知識習得又は復習と共に、提携プロセスの各ポイントにおける基本原則とその具体的適用方法を解説し、重篤な結末に至る失敗事例の幾つかにつき分析・検討・応用し、併せてその回避策についても学習する。

  1. 始めに:最近の報道記事より (産学連携に見る驚くべき事例、ほか)
  2. 医薬事業開発の基礎知識
    1. 医薬品業界でいう事業開発 (BD&L) とは?
    2. 事業開発関連契約の種類とライセンス契約迄のプロセスの概要
    3. 事業開発業務推進の基本 (基本1~基本5)
    4. 何度言っても言い足りない、提携の基本の基本
      • 提携の目的と公平性を正しく把握・理解する
      • 交渉時に必要な基本原則を学ぶ (獲得物と対価のバランス他)
    5. 医薬品・技術提携交渉に成功の秘訣はあるか?
      • 医薬事業の特殊性を知り、対応する
      • 提携の標準プロセスと推進の心構え
      • 簡潔性と論理の一貫性を保つ
      • 失敗事例の熟知度が提携交渉のデキに影響する
  3. 提携の各プロセスにおける注意事項、成功・失敗事例の研究と具体的対策事例
    1. 探索・評価段階から初期的交渉開始に到る
      • CDA
      • MTA
      • DD = Due Diligence
    2. 交渉初期段階後期評価から契約交渉前・中期に移行
      • Term Sheet
      • LOI
      • MOU
      • OA
    3. 本格交渉段階
      • LA
      • RCA
      • FFSA = Fee For Service Agreement
        • 交渉手法と契約書条項作成の巧拙とは?
        • 種々の失敗事例とは?貴重な他山の石! 知らない?考えない?懲りない?事例集
    4. 致命的な事態に陥るケースとその対策 (下記は一部事例)
      1. 提携の基本を知らないための失敗例
        • この支払いは何に対する対価か?貢献と対価は釣り合っているか?
      2. 相手方のまさかの倒産で後悔しないためには?
        • Licensorの倒産:改正特許法、Section 365 (n) とは?
        • Licenseeの倒産:妥当な条件設定とは?
      3. 契約期間に関する条項 (損をしない契約期間の決め方)
        • 大学/TLOの無知に付き合う失敗例 (契約期間、医薬品の特殊性)
      4. 満了・終了・解約時の規定は如何にすべきか?
        • 満了・終了・解約は、係争の宝庫:経験・知識・準備有れば殆どは回避できる
    5. 重大な事態に陥るケースとその対策 (下記は一部事例)
    6. 経済条件に関する失敗例 (Milestone条項の抜け道を塞ぐ方法)
      1. Bio – Ventureであるが故の失敗例 (承継、公表、解約時のサブライセンス)
      2. 特許に関係する失敗例 (特許共有の意味とは?)
      3. 当然の権利主張とは?
        • 誠実実施
        • Grant-Back
        • 査察
        • 報告義務?
  4. 終わりに
    • 特別Q&A:
      聴講申込者からの医薬ライセンスに関する具体的疑問点又は事案につき、事前の質問を受け付けます。幾つかの事前質問に付き会場で解説し回答します。お申し込みの際にご記入いただくか、お問い合わせフォームからご連絡ください。
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/31 CSV手順の最適化 (省力化・効率化・改善) へのヒント オンライン
2024/10/31 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと (国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/10/31 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2024/10/31 実は危ない契約書 東京都 会場・オンライン
2024/10/31 体外診断用医薬品 (診断薬) の市場動向をふまえたマーケティング戦略 オンライン
2024/11/1 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2024/11/1 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) 実務入門講座 オンライン
2024/11/6 OOS/OOTの正しい理解と判断のポイント オンライン
2024/11/6 FDAから製造所認証を得るための査察対応ポイント オンライン
2024/11/6 改正QMS省令、改正滅菌バリデーション基準における滅菌関連の要求事項および審査・監査時の留意点 オンライン
2024/11/6 GMP・DIガイドラインに沿った製造/試験記録の作成・運用とその監査 オンライン
2024/11/6 生物薬品 (バイオテクノロジー応用医薬品等) におけるCMC開発戦略と開発ステージに応じた対応 オンライン
2024/11/6 バイオ/抗体医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/11/6 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2024/11/6 医薬品中の元素不純物分析のデータ試験・管理及びPMDA等の対応ポイント オンライン
2024/11/7 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/7 将来の環境や戦略を踏まえた医薬品売上予測 オンライン
2024/11/8 情報不足な開発初期段階において医薬品の事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/11 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/11/11 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き