技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

OODAループの基礎とイノベーション・マネジメントへの適用

OODAループの基礎とイノベーション・マネジメントへの適用

~イノベーションの成功確率を最大限に高めるために知っておきたいこと~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、不確実性の高いイノベーションの成功確率を高めるイノベーション戦略とその主要な手法であるOODAループについて解説いたします。

開催日

  • 2019年6月24日(月) 10時30分 16時30分

修得知識

  • イノベーション・マネジメントの基本的枠組み
  • OODAループの基礎
  • OODAループをイノベーション開発現場で活用するための基本的な考え方・方向性

プログラム

 イノベーションという現象は、死屍累々、失敗のなかからわずかに成功するもので、成功確率がきわめて低いということが特徴です。多くの成功したイノベーションは、社長以外全員反対、というなかで断固として推進されたものです。ただし、社長以外全員反対すれば必ず成功するかといえばそうではなく、むしろ、殿ご乱心、ということのほうが多いといえます。このような不確実性の高いなかでイノベーションのマネジメントは、従来の経営管理とは異なったアプローチが必要です。それは、イノベーションの成功確率を高めることに主眼をおいたアプローチです。問題は確率であり、結果ではありません。失敗したとしても、イノベーション確率を高める手が打たれていたかどうかが問われるのです。
 本講義では、このイノベーション確率の最大化という観点から、イノベーション戦略を取り上げます。特に、その主要な手法として、OODAループという考え方を紹介し、イノベーション管理にどのように活用できるのかについて議論していきます。そこでのポイントは、OODAループを高速で回転させることにより、イノベーション確率を高めていくことです。そのための基本的な考え方や方向性について考察していきたいと思います。

  1. イノベーション戦略とは
    1. 戦略とは何か
      1. 戦略は必要なのか
      2. イノベーション戦略とは
    2. イノベーション確率の最大化
      1. 成功確率を高める
      2. イノベーション確率の規定要因
  2. 活用と探索のトレード・オフのマネジメント
    1. 活用と探索とは
      1. 活用 (exploitation) とは
      2. 探索 (exploration) とは
    2. 両手利き経営
      1. 活用および探索の事例
      2. トレード・オフのマネジメント
  3. OODAループとイノベーション・マネジメント
    1. OODAループとは
      1. ドイツ軍の電撃戦
      2. 機動戦略
      3. OODAループとは
      4. PDCAとの違い
    2. イノベーション確率の最大化とOODAループ
      1. イノベーションにおけるOODAループの活用
      2. 観察および情勢判断
      3. 営業情報と開発情報
      4. 二次情報の探索
      5. デザイン思考
      6. 洞察力を高める
  4. まとめ・質疑応答

講師

  • 原田 勉
    神戸大学 経営学研究科
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/17 技術者、研究者のための効果的なタイムマネジメント オンライン
2025/2/18 産学連携の概要と共同研究契約・交渉のポイント オンライン
2025/2/20 研究開発テーマを正しく定量的に評価・選定する個別評価法と評価システム・全体体系の構築 オンライン
2025/2/20 研究開発におけるKPIの設定と活用の考え方・進め方 オンライン
2025/2/21 デジタルを基盤としたニューモダリティー医薬品/ヘルスケアの探索・初期評価と事業性検討 オンライン
2025/2/25 不確実性を考慮した事業性評価の実践 東京都 会場
2025/2/26 産学連携の概要と共同研究契約・交渉のポイント オンライン
2025/2/27 電子実験ノートの導入と共有・利活用ノウハウ オンライン
2025/2/28 自社の長期的・持続的成長のための自社保有技術の棚卸と未来志向でのコア技術の設定 オンライン
2025/2/28 競合他社に優位に立つための特許情報解析 オンライン
2025/2/28 研究開発領域における戦略の立案と実行のマネジメントにおいて押さえるべき3つのポイントとその実践事例 オンライン
2025/3/5 研究開発の見える化によるR&Dテーマの推進と進捗管理のポイント オンライン
2025/3/6 研究開発部門が行う高収益ビジネスモデルの構築 オンライン
2025/3/7 競合他社に優位に立つための特許情報解析 オンライン
2025/3/10 技術の横展開による新規事業テーマの発掘と仕組み作り オンライン
2025/3/10 デジタルを基盤としたニューモダリティー医薬品/ヘルスケアの探索・初期評価と事業性検討 オンライン
2025/3/12 ものづくり人材を育て成果を出す組織をつくる技術部門マネジメント オンライン
2025/3/26 電子実験ノートの導入とデータ共有・利活用ノウハウ オンライン
2025/3/28 ステージゲート・プロセスの本質理解と導入・運用法 オンライン