技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発

高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子材料の延伸について基礎から解説いたします。
また、高分子鎖変形で発生する物性、要求特性に応じた物性発現、物性測定法について分かりやすく詳解いたします。

開催日

  • 2019年6月24日(月) 10時30分16時00分

受講対象者

  • 高分子の延伸で課題を抱えている担当者
  • 高分子の延伸に携わる技術者、品質担当者、管理者
    • フィルム
    • 繊維 など

プログラム

 多数の屈曲性高分子鎖は伸長変形能を有する。これを利用した材料の一例がフィルムや繊維である。ここでは、高分子鎖変形で発生する特異な物性、変形方法、変形後の構造固定などについて物性との相関も含めて平易に解説する。さらに要求特性に応じた物性を発現させるための基本と物性測定法を概説する。

  1. 高分子物質の特徴
    1. 高分子物質の変形
    2. 高分子鎖の変形
    3. 高分子鎖の運動と基本物性
    4. 高分子鎖の形を固定化する
    5. 固定化と物性の相関
    6. 分子鎖の形と物性の相関
  2. 分子鎖配向
    1. 分子鎖配向の重要性
    2. 分子鎖配向にともなう構造と物性の変化
    3. 分子鎖配向の表し方と測定法
  3. 構造制御
    1. 高分子鎖の引き伸ばしと配向
    2. 分子鎖の引き伸ばし比 (延伸比)
    3. 巨視的延伸比
  4. 力学的高性能化をめざした構造制御
    1. 力学的高性能化とは
    2. 延伸加工の種類
    3. 延伸によって発生する分子鎖配向と構造変化
    4. 延伸条件の最適化とは
    5. ブレンド効果
  5. 力学物性の評価と測定法
    1. 弾性率と強度測定における条件設定の違い
    2. 静的測定と動的測定の違い
  6. 力学的高性能化の限界
    1. 化学構造と延伸挙動の関係
    2. 分子量と物性の関係
    3. 高次構造制御の限界
    4. 超延伸の可能性について
  7. 将来展望とまとめ

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/29 何方でも理解できる発泡プラスチックの基礎 オンライン
2025/8/29 高分子材料の誘電・絶縁特性の基礎、絶縁劣化・破壊メカニズムとその対策 オンライン
2025/8/29 シリコーン製品の基礎と用途・取り扱いのポイント オンライン
2025/8/29 ポリマーブレンド・アロイの基礎と評価方法 オンライン
2025/8/29 セルロースナノファイバーの複合化技術と計算科学を用いた構造解析 オンライン
2025/9/2 製品設計に役立つゴム材料の勘所と最適設計手法 東京都 会場・オンライン
2025/9/3 可塑剤・フタル酸エステルを取り巻く国内外の規制・市場動向と今後の課題 オンライン
2025/9/4 プラスチック、フィルム分野における「伸長流動」の考え方、その測定法と応用 オンライン
2025/9/5 高分子材料へのフィラーのコンパウンド技術およびナノコンポジット化技術、その特性・分散性制御と機能性付与 オンライン
2025/9/8 高分子製品・フィルムの劣化と寿命解析 オンライン
2025/9/8 高分子複合材料の力学特性評価と耐衝撃性改善 オンライン
2025/9/8 プラスチック発泡体の気泡構造制御と成形条件最適化、トラブル対策 オンライン
2025/9/9 二酸化炭素を原料とする有用有機化合物製造技術の研究開発動向と展望 オンライン
2025/9/9 高分子合成・重合反応のメカニズムと設計指針 オンライン
2025/9/9 エポキシ樹脂の配合設計と硬化剤の選び方、使い方 オンライン
2025/9/10 各種機能性ハードコートの材料、塗布製膜、耐候・耐久・密着性評価 オンライン
2025/9/10 Roll To Roll製造と各工程における要素技術の実践 オンライン
2025/9/12 ポリマーの高屈折率化技術 オンライン
2025/9/12 PVA (ポリビニルアルコール) の基礎知識と機能化設計 オンライン
2025/9/17 ポリウレタンの構成構造、材料設計、分析解析、国内外事情 オンライン