技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチック表面加飾技術の最新の動向と今後の展望

プラスチック表面加飾技術の最新の動向と今後の展望

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチックの表面加飾技術について基礎から解説し、フィルム貼合・転写加飾、NSD、インクジェット印刷を中心に、多くのサンプル・写真を示しながら、最近の動向を解説いたします。

開催日

  • 2019年6月20日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチック加飾に関連する技術者、研究者、管理者
    • 住宅・建築材料
    • モバイル機器
    • 自動車 など

修得知識

  • 加飾フィルムによる成形品への加飾と機能性付与
  • 加飾技術の動向

プログラム

 最近、プラスチック表面加飾は、単なる加飾から、「機能性付与加飾」へと発展し、また、「塗装代替加飾」が注目され、「繊維複合熱可塑性樹脂への加飾」も関心が持たれるようになっている。個別加飾技術の中では、塗装代替加飾技術として、フィルム加飾技術、モールドインカラー等のNSD (Non Skin Decoration) 、構造色加飾、オンデマンド印刷等が注目されており、自動車の外板への適用検討も活発化している。さらに、フィルム加飾技術の中では、インモールド加飾と比較して数々の特徴があるアウトモールド成形 (布施真空のTOMなど) が注目され、採用が急拡大している。
 本講演では、フィルム貼合・転写加飾、NSD、構造色加飾、インクジェット印刷を中心に「各加飾技術の動向」および「機能性付与加飾」、「自動車外板への展開」等最近の動向を多くのサンプル、写真を示しながら、具体的に解説する。また、今後の方向を予測する。

  1. 加飾技術の概要
    1. プラスチックの加飾について
      ~なぜ加飾が求められるのか~
    2. 加飾技術の分類と位置付け
    3. 機能性付与加飾、塗装レス加飾のニーズ
  2. NSDの展開
    ~低コスト塗装レス加飾として注目~
    1. 高外観原着樹脂による加飾
    2. 製品表面への凹凸付与技術
      1. シボの種類
      2. デジタルシボの開発と展開
        ~可能性を広げるデジタルシボ~
      3. その他
    3. 金型表面高品位転写 (ヒート&クール他)
      ~表面品質向上技術から加飾技術へ~
  3. フィルム転写・貼合加飾成形の展開
    ~高意匠表現が出来、機能性付与性にも優れるフィルム転写・貼合加飾技術~
    1. 成形方法
      1. インモールド加飾 (IM – D)
      2. アウトモールド加飾 (OMD)
        ~多くの可能性を有する加飾技術、あらたの検討も進んでいる~
      3. 成形方法の比較
    2. 加飾フィルム
      1. 加飾用基本フィルム
      2. 加飾フィルムの意匠表現、構成、バリエーション
      3. 注目される代表的な加飾フィルム
    3. 用途、需要など
  4. 機能性付与加飾
    1. 付加される機能
    2. 機能性付与加飾の実例
  5. 自動車外板への加飾技術の展開
    1. フィルム加飾による展開
    2. モールドインカラーによる展開
    3. IMP (インモールド塗装) による展開
    4. その他の検討例
  6. 構造色加飾の開発と展開
    ~着色材不要の着色~
    1. 構造色のしくみ
    2. プラスチックに用いられている構造色加飾
  7. ソフト表面加飾の進展
    ~あらためて注目されているソフト加飾~
    1. 本格的なソフト表面加飾の現状
    2. ソフトフィール加飾の開発と展開
  8. 二次加飾
    ~二次加飾が見直され、あらたな展開も~
    1. UV硬化インクジェット印刷
      ~オンデマンド対応ができるインクジェット印刷、塗布~
    2. 3次元曲面印刷
    3. 真空製膜、プレスサイト製膜
    4. その他の二次加飾
      1. 塗装
      2. メッキ
      3. レーザー加飾
  9. 繊維複合熱可塑性樹脂への加飾
  10. 加飾技術研究会について
  11. 加飾の今後の展開
  12. 加飾関係の主要書籍、文献
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/27 静的・動的光散乱法を中心とした粒径計測の基礎と応用 オンライン
2024/12/27 濡れ現象の基礎と計測 オンライン
2025/1/6 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2025/1/7 高感度化フォトレジスト材料の合成・設計・開発技術 オンライン
2025/1/7 高品質スラリー調製のための分散技術とその安定化、評価方法 オンライン
2025/1/8 基材への塗布層の形成、コーティング液の塗布技術 オンライン
2025/1/8 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎、プロセスと工業化・実用化の総合知識 オンライン
2025/1/10 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/10 ゴム材料のトライボロジー入門 オンライン
2025/1/15 スラリー中粒子の分散・凝集状態の制御に向けた評価技術 オンライン
2025/1/15 高分子重合反応の基礎とモノマー・開始剤の選定、プロセス最適化 オンライン
2025/1/16 プラスチック・樹脂における耐衝撃性向上技術と衝撃特性解析 オンライン
2025/1/20 大気圧プラズマの基礎と最新応用技術 オンライン
2025/1/20 「ポリプロピレン」の材料としての基本的な構造、特性、その応用 オンライン
2025/1/20 プラスチックのリサイクル促進に向けた材料設計・成形加工の技術と知識 オンライン
2025/1/21 フィルムの乾燥とプロセスの最適化、トラブル対策 オンライン
2025/1/21 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/22 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/23 粉体・微粒子の表面処理と機能性ナノコーティング技術 会場・オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン

関連する出版物