技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

インクジェット技術入門

インクジェット技術入門

~インクジェットを上手に使いこなすための基礎知識と今後の応用展開~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、インクジェットの基礎から解説し、要素技術、市場、応用まで広い範囲をわかりやすく説明いたします。

開催日

  • 2019年5月31日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • インクジェットの応用分野の技術者、品質保証担当者、管理者
    • インク・塗料
    • プリンタ
    • パッケージ・ラベル印刷
    • プリンテッドエレクトロニクス
    • 高分子
    • 医療分野
    • 医薬品
    • 化粧品
    • 食品
  • インクジェットの技術者、設計、開発、製造、品質保証担当者
    • ヘッド
    • 装置
    • インク
    • ハードウェア
    • ソフトウェア など

修得知識

  • インクジェットの基礎
  • インクジェットの要素技術
    • プリンタシステム
    • プリントヘッド
    • インク・メディア
    • 画像処理
  • インクジェット技術の応用、展望

プログラム

 これからインクジェット技術に従事しようとしている方、インクジェットに携わっているが系統的に基礎から学びたい初心者の方のために、インクジェット技術の基礎から応用まで幅広く解説します。
 最初にインク吐出方式により方式を分類し、産業用途の特殊な方式も含めそれぞれの特徴を説明します。次にインクジェットプリンタ、インクジェットを用いた装置の概要、およびプリンタのみならずインクジェットを用いた各種システムにも必須であるメンテナンスやインク供給、負圧制御、インク循環、欠陥検出技術などを説明します。
 さらにインクジェットにおける重要な要素技術であるプリントヘッドについて構造や駆動方法、各種インク・メディア、欠陥検出に基づく補正方法や、メディア上での最適画像形成などの画像形成技術についてそれぞれ説明します。
 最後にインクジェットの今後の展望について、ますます広がりを見せるインクジェット技術の応用について紹介するとともに、各種応用における技術的課題を事例を交え説明し,その対策アプローチについて解説します。実用化が進んできたインクジェットによるものつくり:デジタルファブリケーションの現状と課題についてもお話しします。

  1. 第1章 インクジェット方式の分類と特徴
    1. インクジェットとは (インクジェットの定義)
    2. 電子写真方式との比較
    3. インクジェット方式の特徴
    4. オンデマンド型と連続噴射型
    5. 連続噴射型 (荷電偏向制御型)
    6. 新しい連続噴射型 (Stream,Ultra – Stream)
    7. サーマルインクジェット方式 (バブルジェット)
    8. ピエゾインクジェット方式
    9. サーマルインクジェットとピエゾインクジェットの比較
    10. その他のオンデマンド型
    11. 連続噴射型とオンデマンド型の比較
  2. 第2章 プリンタシステム技術
    1. プリンタシステム基本構成
    2. シリアルプリンタのメカニカル動作
    3. シリアルプリンタの用紙搬送パス
    4. インク供給方式 (プリントカートリッジ含)
    5. 負圧制御
    6. メンテナンス基本動作
    7. 吐出異常検出手段
    8. 気泡発生メカニズムとインク循環機構
    9. シリアルプリンタとラインプリンタ
    10. ラインプリンタの市場におけるポジショニング
  3. 第3章 プリントヘッド技術
    1. サーマルインクジェット
      1. 吐出原理
      2. 駆動方法 (駆動波形)
      3. プリントヘッドの基本構成
    2. ピエゾインクジェット
      1. 基本動作原理
      2. メニスカス運動と周波数特性
      3. 駆動方法 (駆動波形)
      4. プリントヘッドの基本構成
      5. 薄膜ピエゾとMEMS
    3. プリントヘッド噴射特性の変動要因と対応
    4. 吐出インク範囲と課題
    5. ヘッド開発会社
  4. 第4章 インク・メディア技術
    1. 水性インクの基本組成
    2. インクの分類
      1. 溶媒による分類と特徴
      2. 浸透性による分類と反応インク
      3. 色材による分類と特徴
    3. UV硬化型インク、ソルベントインク
    4. 水性熱硬化性インク (ラテックスインク)
    5. 白インク、メタリックインク、MICR
    6. メディアの分類
    7. 普通紙、コート紙、光沢紙
    8. カールとコックリング
    9. 紙の目
  5. 第5章 画像形成技術
    1. 画質上の問題と改善技術
    2. 画像処理プロセス
    3. 色変換
    4. ハーフトーン処理 (2値化)
    5. マルチパスプリント (分割プリント)
    6. その他処理技術例
    7. プリンタドライバと画像処理
    8. 欠陥補正技術
  6. 第6章 インクジェット技術、今後の展望
    1. 高画質化
    2. 高速化とSpeed Factor
    3. 高速化を目指した新しいオンデマンド
    4. 基本性能による市場分類
    5. 商業印刷市場への展開と課題
      1. 水性インクアプローチ
      2. UVインクアプローチ
      3. フィルム印刷への対応
    6. インクジェットの応用市場
      1. 高画質応用
      2. 小形化応用
      3. 広幅応用
      4. Archive
      5. 高速化応用
      6. ダイレクトプリント応用
      7. その他応用
    7. デジタルファブリケーション
      1. インクジェット法とフォトリソとの比較
      2. Display
      3. Printed Electronics
      4. Optical Elements
      5. Bio / Medical
      6. 3D printer
  7. 第7章 各種産業応用における課題と対応
    1. 産業市場からの要求と対応
    2. 液体範囲の拡大
      1. 高粘度対応
      2. 強酸,強アルカリ対応
    3. 非浸透基板におけるパターン形成
    4. 大滴対応
    5. ヘッドの使いこなし

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/24 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/4/25 レオロジー測定・データ解釈の勘どころ オンライン
2024/5/1 エポキシ樹脂の基礎と硬化剤の選定、変性・配合改質および複合材料用途の動向 オンライン
2024/5/10 熱分析による高分子材料 (プラスチック・ゴム・複合材料) の測定・解析の基礎とノウハウ オンライン
2024/5/22 ナノインプリントの基礎と製品応用・最新動向 オンライン
2024/5/23 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/5/29 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/5/30 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/5/31 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2024/5/31 ナノインプリントの基礎と製品応用・最新動向 オンライン
2024/6/5 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/6/7 スクリーン印刷の標準とプロセス適正化および高品質印刷の実践手法 オンライン
2024/6/11 高分子複合材料のレオロジーとメカニズムに基づく材料設計 オンライン
2024/6/13 微粒子分散系のレオロジー オンライン
2024/6/14 高分子の粘弾性挙動と時間-温度換算則の活用事例 オンライン
2024/6/14 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/6/18 スクリーン印刷の標準とプロセス適正化および高品質印刷の実践手法 オンライン
2024/6/25 高分子の粘弾性挙動と時間-温度換算則の活用事例 オンライン
2024/6/27 粘弾性挙動によるプラスチック成形品の残留応力の発生と解放のメカニズム オンライン
2024/6/28 スクリーン印刷技術の基礎と微細印刷等への応用技術 東京都 会場・オンライン