技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料の劣化・不具合分析および寿命評価と対策事例

高分子材料の劣化・不具合分析および寿命評価と対策事例

~ゴム・プラスチック製品の設計・開発や市場クレームなどのトラブル対策に~
東京都 開催 会場 開催

関連するセミナーとの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

概要

本セミナーでは、高分子材料の劣化、寿命について基礎から解説し、劣化・不具合の原因分析と対策、寿命評価について詳解いたします。

開催日

  • 2019年5月13日(月) 10時30分 17時00分

受講対象者

  • プラスチック製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • 自動車・自動車内装
    • 家電
    • 携帯電話・スマートフォン
    • PC
    • 食品容器
    • 部品トレー
    • 建材
    • 看板 など
  • ゴム製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • 防振ゴム
    • 建築材料
    • 医療機器・医療器具
    • 日用品
    • 家具 等
  • ゴム・プラスチックの不良対策で課題を抱えている担当者

修得知識

  • 高分子材料の劣化の基礎
  • 高分子材料劣化・不具合の原因分析と対策
  • 高分子材料の寿命評価

プログラム

 ゴム・プラスチックを代表とする高分子材料に生じる不具合を抑えて、最大限に活用するために重要となる劣化と不具合、寿命に関する基礎を解説し、劣化や不具合に対する材料ごとの特徴、各種添加剤による劣化対策法について述べる。また、迅速、正確な市場クレーム対応を講ずるための解析、対策までの流れを解説し、実例を交えた解析例を数多く紹介する。

  1. 高分子材料の劣化メカニズム
    1. 各種劣化因子と自動酸化反応
      • 熱劣化
      • 光劣化
      • 金属による劣化など
    2. 劣化により生じる現象やトラブル
    3. 製品に生じる現実的な劣化現象
  2. 高分子材料の各種分析法
    1. 不具合原因究明の手順
    2. 前処理法
    3. 材料分析法
      • 元素分析
      • 分離分析
      • 化学構造解析
      • 形態観察
      • 熱分析
    4. 劣化分析法
      • FT-IR
      • DSCによる酸化開始温度
      • GPC
      • TG
      • ESR
      • NMR
      • XPS
      • EPMA
    5. 分子量及び分子量分布分析法
    6. 架橋密度の分析・評価法
    7. ゴム組成分析法
  3. 劣化対策
    1. 劣化対策のアプローチ
    2. 劣化対策のための劣化原因解析
    3. 材料選択による劣化対策
    4. 添加剤の選択による劣化対策
    5. 対策の検証
    6. 各種材料の弱点
    7. ゴムの劣化対策
      • 老化防止剤の機能
      • 効果的な配合例
    8. プラスチックの劣化対策
      • 酸化防止剤
      • 光安定剤
      • 紫外線吸収剤の機能
      • 効果的な配合例
  4. 促進劣化試験法
    1. 光劣化 (耐候性試験)
    2. 熱劣化 (熱老化試験)
  5. 寿命評価法
    1. 寿命の考え方
      • 機能的寿命と商品的寿命
    2. 劣化評価と寿命評価の関係
    3. 寿命評価の流れ
    4. 寿命評価のポイント 現実との乖離
    5. 寿命のばらつき
    6. アレニウス法による寿命評価
    7. アイリング法による寿命評価
  6. 劣化解析及び対策事例
    1. 劣化因子特定のための注意点
    2. 加硫ゴムの劣化
      1. オゾン劣化
      2. 残存過酸化物によるエチレンプロピレンゴム (EPDM) の劣化
      3. 老化防止剤の溶出
    3. プラスチックの劣化
      1. ポリアミドの水中での劣化
        • 加水分解、残留塩素による劣化
      2. ポリウレタンの光劣化
      3. 二酸化チタンによるポリ塩化ビニルの光劣化
      4. ポリカーボネートの白化 (発泡剤による加水分解白化)
      5. 酸化防止剤の添加効果による耐久性向上
        • 酸化防止剤の種類、組合せ、添加量の最適化
    4. 接着の破壊
      • 粘性違いの接着剤の剥離
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 仲山 和海
    一般財団法人 化学物質評価研究機構 大阪事業所
    副所長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

お申込にあたっての留意点

講師所属団体と競合団体に所属している方のご参加はお断りさせて頂く場合がございます。

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

全2コース申込セット受講料について

  • 通常受講料 : 92,340円(税込) → 全2コース申込 割引受講料 71,820円(税込)
  • 通常受講料 : 85,500円(税別) → 全2コース申込 割引受講料 66,500円(税別)

2日間コースのお申込み

割引対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/13 車載用プラスチックの基礎と最新動向 オンライン
2024/5/13 ラジカル重合による高分子合成 オンライン
2024/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2024/5/14 ブリードアウトの発生メカニズムと制御、測定法 オンライン
2024/5/14 熱可塑性エラストマー (TPE) の基礎と生分解性TPEの開発 オンライン
2024/5/15 高分子の結晶化、結晶高次構造の制御、分析解析、その応用 オンライン
2024/5/15 UV硬化樹脂における硬化不良対策と硬化状態の測定・評価 オンライン
2024/5/15 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2024/5/16 二軸押出機による混練技術とプロセス最適化 オンライン
2024/5/16 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン
2024/5/17 加速試験の成り立ちと各種事例に基づく実践的な加速係数の求め方 東京都 会場・オンライン
2024/5/17 エポキシ樹脂の構造、特性と硬化剤の選び方・使い方、トラブル対策 オンライン
2024/5/17 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2024/5/20 廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向 オンライン
2024/5/20 導電性高分子の基礎と最新の研究動向・応用 オンライン
2024/5/21 高分子材料のモノマー化、解重合反応とケミカルリサイクルの動向 オンライン
2024/5/21 摩擦振動と異音の発生メカニズムと抑制・対処方法 オンライン
2024/5/22 金属材料の損傷防止・防食技術、トラブル対策の必須知識 オンライン
2024/5/22 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基礎と応用技術の総合知識 オンライン
2024/5/22 マーセル化による天然繊維の樹脂複合化と特性改善 オンライン