技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

伝熱の基礎とExcelを用いた熱流動シミュレーション

伝熱の基礎とExcelを用いた熱流動シミュレーション

東京都 開催 会場 開催 PC実習付き

開催日

  • 2019年4月19日(金) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 熱流動シミュレーションの基礎を学びたい方
  • 簡単な伝熱問題をExcelで計算する基礎を習得したい方

修得知識

  • 熱流動シミュレーションの基礎
  • 熱流動数値解析の計算
  • Excelによる伝熱計算の基礎

プログラム

 熱流動シミュレーションをおこなう高機能な市販ソフトウェアが充実し、設計や開発の様々な段階での伝熱解析に利用されるようになりました。使い勝手もよくなりましたが、ともすればブラックボックス化の恐れもあります。「中身 (= 熱流動解析プログラムの基本) 」を理解していることは望ましいでしょう。いっぽうで、理解を深めることだけを目的に、個人で演習的にプログラムを自作するのはたいへんです。
 講師の研究室では、熱流動シミュレーションをすべて自作のプログラムで行っています。本講座の内容は、講師の研究室において新たに数値解析を始める人を対象に、本格的なプログラムに触れる前段階として行っている「数値解析の基礎セ
ミナー」の内容をアレンジしたものです。計算はすべてExcel上で行い、FORTRANやCなどのプログラム言語の知識は不要です。熱流動シミュレーションの最も素朴な手法のひとつである有限体積法に基づき、簡単な熱伝導問題からはじめて、最
終的には2次元・定常・物性値一定の条件のもと運動方程式を連続の式とカップリングして解きます (SIMPLE法) 。
 Excelを使うので、計算中のすべての変数およびその変化を視覚的にとらえることができます。これは、市販ソフトウェアや自作プログラムで計算する場合には通常見ることがない情報で、講師の経験上、「中身」の理解に大いに役立つと感じています。
 また、簡単な伝熱問題をExcelで解きながら徐々にステップアップしますので、その過程で伝熱解析の基礎も学べます。
 本講座では、はじめに伝熱工学の基礎を講義したうえで、受講者に事前配布するいくつかのExcelシートを利用しながら進めます。

  1. 伝熱工学の基礎
    • 熱伝導
    • 対流伝熱
    • ふく射伝熱
  2. Excelによる熱流動解析の準備
    1. 支配方程式
    2. 計算格子
    3. 有限体積法による支配方程式の離散化
    4. 境界条件とその表現
  3. Excelで熱伝導方程式解く
    1. 1次元および2次元定常熱伝導
      1. 拡散項の扱い
      2. 生成項 (発熱項) の扱い
    2. 1次元非定常熱伝導
      1. 非定常項の扱い
      2. 陽解法で解く
      3. 陰解法で解く
  4. Excelで2次元定常熱流動解析を行う:平行平板間流れ
    1. 流れ場が既知のとき温度場を解く (エネルギー式)
      1. 対流項の扱い
      2. パッシブスカラー
    2. 圧力場が既知のとき流れ場を解く (運動方程式)
      1. 運動方程式の離散化
      2. 圧力場と流れ場の整合性
    3. 流れ場と圧力場を同時に解く (運動方程式+連続の式)
      1. 連続の式
      2. SIMPLE法
      3. その他の解析例
  5. まとめ – Excelでの伝熱解析について –
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

お持ちいただくもの

  • Excelを用いた演習を行います。ノートPCのご持参をお願いします。
  • 推奨環境: Windows, MS office2007以降
  • 予備PCの用意はございません。あらかじめご了承ください。

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2024/4/22 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2024/4/22 品質管理の基礎 (1) オンライン
2024/4/24 熱対策 オンライン
2024/4/25 伝熱の基礎と計算方法および温度計測とその留意点 オンライン
2024/4/26 ExcelとPythonによる多変量解析 超入門 オンライン
2024/4/26 ヒトにおける薬物動態予測 (2日コース) オンライン
2024/4/26 ヒトにおける薬物動態予測 (2) in vitroデータとPBPKモデルからの予測 オンライン
2024/4/26 「統計的品質管理」総合コース2023 オンライン
2024/4/26 データサイエンスの基礎 オンライン
2024/4/26 安定性試験の評価と有効期間の設定 オンライン
2024/4/26 サンプリング試験 (ロットの合否判定方法) への応用 オンライン
2024/4/26 プロセスバリデーションと年次照査 (APR) への応用 オンライン
2024/4/26 品質管理の基礎 (2) オンライン
2024/4/26 分析法バリデーションへの応用 オンライン
2024/4/26 Quality by Designのための実験計画法 オンライン
2024/4/30 熱伝導率の基礎と測定方法・測定事例 オンライン
2024/5/1 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/5/8 実験計画法・ベイズ最適化を用いた効率的な実験デザイン オンライン
2024/5/8 品質管理の基礎 (3) オンライン