技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

射出発泡、中空、圧空成形の原理と実際

射出発泡、中空、圧空成形の原理と実際

~射出成形品の成形不良とその対策加工技法~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年2月6日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 発泡成形品を扱う製品の技術者、設計者、品質保証担当者、生産技術担当者 (ユーザ)
    • 車両
    • 機械
    • 電子機器・電子部品
    • プラント
    • 建材
    • 日用品 など
  • 発泡成形品に関連する技術者 (メーカ)
    • 吸音材
    • 断熱材
    • 衝撃吸収材 など
  • 発泡材料に関連する技術者
    • ポリスチレン
    • ポリプロピレン
    • ウレタン樹脂
    • ポリエチレン など

修得知識

  • プラスチックの基本特性である粘弾性特性の理解
  • 残留応力の発生機構
  • 発泡原理の理解
  • 射出発泡成形技術の原理
  • 射出中空成形技術の原理
  • 射出圧空成形技術の原理

プログラム

 プラスチックは室温から200℃程度の範囲で、粘弾性という弾性と粘性の両性質を示す複雑な振る舞いをします。特に熱可塑性樹脂は、この温度範囲で液体から固体へと容易に形態変化をします。このような特性から、複雑な3次元形状の成形品も射出成形法で容易に成形が可能となります。しかしながら、プラスチックの粘弾性特性に起因する残留応力、スワルマーク、レインドロップ等々の性状不良も発生します。
 ここでは、プラスチックの基本特性である粘弾性特性とその利用法、残留応力の発生機構、残留応力や成形不良を低減できる射出成形法として射出発泡成形法、射出中空成形法、射出圧空成形法について説明します。これらの射出成形法は、古くからの成形技術であるが、本セミナーでは、我々の研究グループが開発した新しい成形法を紹介します。また、これらの成形法は、成形不良の対策のみならず、軽量化といった材料低減も可能とします。

  1. プラスチックの基本特性
    1. 粘弾性特性・熱粘弾性特性とは
    2. 粘弾性に伴う特異現象
      • クリープ挙動
      • 緩和挙動
    3. プラスチックの力学特性
      • 応力 – ひずみ関係式
  2. 射出成形品の不良
    1. 残留応力の発生要因の分類
    2. 残留応力の発生機構
    3. 各種外観等不良
  3. 射出発泡成形法
    1. 発泡原理の定性的説明
    2. 発泡に及ぼす影響因子と発泡制御
      1. 基本的な影響因子
      2. 溶解特性
      3. 粘弾性特性に基づいた発泡制御法
    3. GCP (ガス・カウンター・プレッシャー) +射出発泡成形法の原理
    4. GCP装置
    5. 金型構造
      1. エジェクターボックスタイプ
      2. エジェクターピンシールタイプ
  4. 射出中空成形法
    1. 射出中空成形の原理
    2. ガス供給装置
    3. 中空成形注入ピン
    4. 金型構造
  5. 射出圧空成形法
    1. 射出圧空成形の原理
    2. ガス供給装置
    3. 圧空成形注入ピン
    4. 金型構造
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/14 プラスチック、フィルムにおける応力/ひずみ発生のメカニズムとその評価、応用 オンライン
2025/5/14 高分子材料のトライボロジー: トライボロジーの基礎から摩耗・摩擦低減技術の手法と特徴まで オンライン
2025/5/14 ポリマーアロイの基本、構造・物性および新規ポリマーアロイの材料設計の必須 & 実践知識 オンライン
2025/5/14 プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向 オンライン
2025/5/15 ゴム材料における摩擦・摩耗現象の理解と制御・対処に必要な基礎知識 オンライン
2025/5/15 ポリウレタンの物性制御と分析、応用 オンライン
2025/5/15 樹脂の硬化反応におけるレオロジー解析 オンライン
2025/5/15 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2025/5/16 ゴム加硫系配合剤の基礎知識と調整のポイント オンライン
2025/5/16 DXとGXを支える次世代半導体実装用樹脂・基板材料の開発と技術動向 オンライン
2025/5/16 樹脂中へのフィラーの分散・配向制御とその応用 オンライン
2025/5/16 固体の熱膨張の基礎から負熱膨張材料/複合化による熱膨張制御技術 オンライン
2025/5/19 ブリードアウトの発生メカニズムと制御、測定法 オンライン
2025/5/20 次世代バイオプラスチックの開発最前線 オンライン
2025/5/20 二軸押出機による混練技術とプロセス最適化 オンライン
2025/5/20 高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術 オンライン
2025/5/20 ビトリマー (結合交換性架橋樹脂) の基礎、分子設計と応用展開 オンライン
2025/5/20 プラスチックリサイクル技術の現状・課題・最新動向 オンライン
2025/5/21 射出成形金型・樹脂製品設計の基礎および不良対策 オンライン
2025/5/21 プラスチック発泡体の製法、評価方法、原理、不良原因とその対策 オンライン