技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

複素環ポリマーの機能化に向けた分子設計と材料設計

複素環ポリマーの機能化に向けた分子設計と材料設計

~ポリイミドとポリアゾール~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、機能性ポリイミドの分子設計・合成・機能化について基礎から解説いたします。

開催日

  • 2018年12月7日(金) 13時00分16時30分

受講対象者

  • ポリイミドの応用製品に関連する技術者
    • 絶縁基板
    • フレキシブルプリント基板
    • 半導体素子の保護膜
    • 航空宇宙 など
  • ポリイミドに関連する技術者

プログラム

 ポリイミド (PI) 、ポリベンゾオキサゾール (PBO) およびポリベンゾイミダゾール (PBI) に代表される複素環ポリマーは、耐熱性や機械特性に優れていることから、高性能高分子材料として広く利用されてきた。しかし、近年のオプトエレクトロニクス分野の著しい進展に伴って、さまざまな機能を有する複素環ポリマーがその要求特性に応じて開発されてきた。
 本セミナーでは、機能性複素環ポリマーをどのように分子設計して合成したらよいのか、またどのように機能化を行ったらよいのかについて、それぞれの機能性複素環ポリマーの合成と機能設計について平易に解説します。

  1. はじめに
  2. ポリイミドの機能化に向けた分子設計
    1. ポリイミドの合成法
      1. 二段階法
      2. 一段階法
    2. ポリイミドの機能設計
      1. 熱特性ポリイミド
        • 非熱可塑性
        • 熱可塑性
        • 熱硬化性
      2. 可溶性ポリイミド
        • 線状構造
        • 多分岐構造
      3. 透明性ポリイミド
        • 可視光透明性
        • 近紫外線透明性
      4. 屈折性ポリイミド
        • 低屈折率
        • 高屈折率
      5. 低誘電率ポリイミド
        • 化学構造
        • 高次構造
      6. 感光性ポリイミド
        • ネガ型
        • ポジ型
      7. 複合化ポリイミド
        • ゾルゲル法
    3. 機能性トリアジン含有ポリイミド
      1. トリアジン含有ポリイミドの合成法
      2. トリアジン含有ポリイミドの機能設計
        • 接着性
        • 熱硬化性
        • 撥水性
        • 液晶配向性
        • ハイブリッド
  3. ポリベンゾオキサゾールの機能化に向けた分子設計
    1. ポリベンゾオキサゾールの合成法
      • 二段階法
      • 一段階法
    2. ポリベンゾオキサゾールの機能設計
      • 透明性
      • 低誘電率
      • 感光性
  4. ポリベンゾイミダゾールの機能化に向けた分子設計
    1. ポリベンゾイミダゾールの合成法
      • 二段階法
      • 一段階法
    2. ポリベンゾイミダゾールの機能設計
      • 低誘電率など
  5. おわりに
    • 質疑応答

講師

  • 大石 好行
    岩手大学 理工学部 化学・生命理工学科 化学コース
    教授

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/16 UV硬化樹脂の硬化度・物性の測定評価と硬化不良・密着不良などのトラブル対策 オンライン
2025/6/16 高分子材料の劣化メカニズムと高耐久化設計および劣化評価技術 オンライン
2025/6/17 FT-IRを用いた樹脂の劣化解析と寿命予測への活用可能性 オンライン
2025/6/17 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2025/6/17 EV等電動化モビリティ用モータと関連電装品のための高電圧絶縁技術と樹脂材料開発 オンライン
2025/6/18 フィラーの表面処理と樹脂への複合化・分散技術 オンライン
2025/6/18 EV等電動化モビリティ用モータと関連電装品のための高電圧絶縁技術と樹脂材料開発 オンライン
2025/6/18 粘弾性測定を用いた材料物性評価 オンライン
2025/6/19 高分子難燃化とリサイクル オンライン
2025/6/19 絶縁材料の劣化メカニズムと部分放電計測ならびに寿命評価 オンライン
2025/6/20 ポリウレタンの原料・反応・特性およびフォーム・塗料・複合材料用途の新技術 オンライン
2025/6/20 ゴム・高分子材料のトライボロジー特性と接触面の観察および評価方法 オンライン
2025/6/23 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2025/6/23 絶縁材料の劣化メカニズムと部分放電計測ならびに寿命評価 オンライン
2025/6/24 フィルム製膜における延伸・配向制御、その評価と応用 オンライン
2025/6/24 各種プラスチック成形品の破損トラブルと原因解析 オンライン
2025/6/24 医用材料の基礎と要求特性および応用展開・最新動向 オンライン
2025/6/24 アコースティックエミッション計測の基礎、計測・評価手法と応用事例 オンライン
2025/6/25 押出成形の基礎と成形不良の原因・対策 オンライン
2025/6/25 ゴムの架橋と特性解析・制御 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 次世代パワーデバイスに向けた高耐熱・高放熱材料の開発と熱対策
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発