技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

機能性UV硬化樹脂設計の勘どころ

機能性UV硬化樹脂設計の勘どころ

~UV硬化技術の基礎から材料設計・フィラー配合 & 今後発展する新規応用分野に対応する、UV硬化樹脂の未来~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年9月27日(木) 13時00分 16時30分

修得知識

  • UV硬化技術の仕組み
  • UV樹脂をはじめとする構成成分の性質や役割、機能
  • UV硬化を効率的に活用する技術

プログラム

 1970年代に本格化したUV硬化システムは、その発展とともに広範な市場展開を推し進めており、刷版材料、各種コーティング剤、多層配線板、粘・接着剤、封止剤、レジスト材料を始め多種多様な様々な新規材料が世代交代し、発展してきた。
 本講では、時代に合わせた最適UV硬化樹脂を設計するにあたり、先ず、これまで発展してきたUV硬化技術について私自身の経験も取り入れながらレビューした上で、複合材料など最新の応用分野に如何に活かすかについて、また、講演前に頂いた質問にも対応しながら、参加者とゆっくりディスカッションさせていただく予定です。

  1. はじめに UV硬化システムは如何に発展してきたか
    1. UV硬化の原理と技術、その基礎と有用性
    2. 「モノマーデパート」から見た我が国のUV樹脂開発の歩み
    3. UV硬化を支える技術
  2. UV硬化の光源 光を使いこなすための第一歩
    1. UVとは
    2. 光源
    3. 光を使いこなす
  3. UV硬化の化学 各種UV硬化反応の概要、長所、短所など特長について
    1. UVラジカル硬化反応
    2. UVカチオン硬化反応
    3. UVアニオン硬化反応
  4. UV硬化樹脂の構成成分 ラジカル反応を中心に
    1. ベースレジン:ベースが組成物の物性を左右する
    2. 架橋剤:構造はよく似ていても少しの違いで働きは全く異なってしまう
    3. モノマー:希釈剤、ただ薄めるだけではない
    4. 光重合開始剤:組み合わせで全く変わる硬化性
    5. 樹脂とフィラーの働き ~樹脂とフィラーの組み合わせ方〜
      1. 樹脂の働き
      2. フィラーの働き
      3. 添加剤:添加剤でフィラーは変わる
      4. 硬化方法:UV硬化と光熱デュアル硬化
  5. 具体例 これまでに開発した機能性複合材料の最新応用例を解説
    1. UVブラック
    2. 帯電防止ハードコート
    3. 熱対策
  6. UV硬化性樹脂の未来 今後急速に発展する分野に対応するために
    1. ロボティクス
    2. 光学材料
    3. AI
  7. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 池田 順一
    共栄社化学 株式会社 奈良研究所 機能性化学品事業部 研究部
    上席研究員

会場

東京流通センター

2F 第3会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/15 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析 オンライン
2025/1/15 ゼロカーボン時代のプラスチックの循環利用 オンライン
2025/1/16 プラスチック・樹脂における耐衝撃性向上技術と衝撃特性解析 オンライン
2025/1/20 化学反応型樹脂の硬化率・硬化挙動の測定・評価法 オンライン
2025/1/20 「ポリプロピレン」の材料としての基本的な構造、特性、その応用 オンライン
2025/1/20 プラスチックのリサイクル促進に向けた材料設計・成形加工の技術と知識 オンライン
2025/1/21 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場
2025/1/21 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/21 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析 オンライン
2025/1/21 高分子材料における結晶化・ガラス転移の基礎と評価 オンライン
2025/1/21 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/24 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/1/24 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/1/24 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン
2025/1/27 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/27 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/1/28 車載用プラスチック材料や成形法の基礎から最新活用法まで オンライン
2025/1/28 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/1/29 重合反応の基礎・応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用