技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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2018年夏の状況を見ると、世界の大手自動車企業は環境対応策として一斉に電気自動車 (EV) に舵を切っているものの、日本は長期的な低炭素社会、水素社会構築を見据え、究極のエコ・カーとされる燃料電池車の意欲的な普及目標を掲げている。2014年12月15日には、世界最初の量産型燃料電池車MIRAI (ミライ) をトヨタ自動車が発売し、2016年3月10日にはホンダがクラリティーFCを発売している。ミライの本体価格723万6,000円、政府による補助金202万円を差し引くと、ハイブリッド車クラウン並みの価格で購入できるようになり、2018年1月時点で環境意識が強いカリフォルニア州において、,000台の販売を記録している。日本国内においても、年間販売台数は2,000台を超え、予想を以上の販売状況となっている。2014年6月 (2016年3月改訂) には、経済産業省が「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を発表し、2018年1月には、新たな改訂を続け、定置型燃料電池、燃料電池車の普及、水素供給システムの確立、水素発電等の目標を掲げている。
日本では、世界でいち早く量産化された家庭用燃料電池 (エネファーム) は、2017年5月には販売累計が20万台を突破し、2030年までに530万台に拡大するという意欲的な目標が出されている。世界的に、ZEV (炭酸ガス排出ゼロ車) の拡大が求められる中において、燃料電池車は、水以外の汚染物質を一切出さない。しかし、燃料電池車は、従来は1台1億円以上の生産コストがかかり、本格的な普及のネックとなっていた。しかし、2018年以降に日本が世界に先駆けて、安価な燃料電池車の普及を計画し、2025年には世界で180万台、日本で20万台とし、日本国内においては、2030年に80万台、2040年に300万台~600万台、航続距離1,000キロメートルという具体的な目標を設定している。
世界の水素ステーションは3,100ヵ所に達すると見込まれる。水素ステーションは1基5億円するものの、政府は2016年3月に燃料電池車普及の強化を一段と強め、2018年3月末時点において100ヵ所近くある水素ステーションを2020年に160ヵ所、2025年に320ヵ所という目標を定めている。今後2030年に向けて、次世代自動車用燃料として、水素、天然ガスの利用が大幅に増加することが見込まれる。シェール・ガス革命による豊富な天然ガス、LPガスを原料とした水素製造も可能となっている。2030年には国内の水素市場は1兆円、2050年には、水素ステーション、燃料電池車、水素発電所をはじめとした水素インフラストラクチャー市場は、日本で8兆円、世界で160兆円もの規模に達する大きなビジネス・チャンスが期待できる。
日本の自動車企業が電気自動車との多方面戦略という難問に直面するなか、家庭用燃料電池、燃料電池車、水素ステーションをはじめとした水素エネルギーを取り巻く最新動向と将来的な事業と政策のチャンスとリスクについて、資源エネルギーの第一人者が明確に詳説する。
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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2024/5/9 | 再エネ電力・環境価値取引で抑えたい知識と実務 | オンライン | |
2024/5/10 | 容量市場・需給調整市場の基礎と最前線論点 (全2回) | 会場・オンライン | |
2024/5/10 | ゼロから学ぶ電気事業と容量市場 | 東京都 | 会場・オンライン |
2024/5/15 | エネルギービジネスの未来を読み解くための情報収集・利活用ノウハウ | 東京都 | 会場・オンライン |
2024/5/17 | 電力・ガス業界のしくみ・ビジネス概説と秘話 | 東京都 | 会場・オンライン |
2024/5/20 | アルカリ水電解技術の基礎と開発動向・展望 | オンライン | |
2024/5/21 | 再生可能エネルギー源としての木質系バイオマス利用の道標 | 東京都 | 会場・オンライン |
2024/5/22 | 出光興産株式会社における苫小牧CCUS構想と今後の課題 | 東京都 | 会場・オンライン |
2024/5/22 | カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の役割とその技術動向 | オンライン | |
2024/5/22 | 核融合炉 (フュージョン・エネルギー) の最新動向と構成材料の課題 | オンライン | |
2024/5/22 | 核融合発電の最新開発動向、課題と実現への見通し | 東京都 | 会場・オンライン |
2024/5/23 | FIP、コーポレートPPA等、2023年4月施行を踏まえて抑えたい知識と実務 | オンライン | |
2024/5/23 | 水素サプライチェーンの実用化への取り組みと将来に向けた技術開発シナリオ | 東京都 | 会場・オンライン |
2024/5/24 | 水素脆化のメカニズムと評価・解析法、耐水素脆化特性に優れた材料の開発 | オンライン | |
2024/5/24 | 核融合の開発競争とビジネスインパクト | 東京都 | 会場・オンライン |
2024/5/27 | 燃料電池・水電解の基本および最新技術動向 | オンライン | |
2024/5/27 | 核融合 (フュージョン) のイノベーション技術と産業応用 | オンライン | |
2024/5/29 | エクセルギーの基礎と実践的な計算・解析方法 | オンライン | |
2024/5/30 | 洋上風力発電を取り巻く最新動向と今後の事業戦略 | 東京都 | 会場・オンライン |
発行年月 | |
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2019/9/20 | 2019年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望 |
2019/4/19 | 2019年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望 |
2019/1/25 | 2019年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望 |
2018/12/14 | 2019年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望 |
2018/11/16 | 2019年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望 |
2018/3/30 | 熱利用技術の基礎と最新動向 |
2018/2/26 | 再生可能エネルギーと大型蓄電システムの技術と市場 |
2018/2/23 | 2018年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望 |
2017/11/17 | 2018年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望 |
2017/9/29 | 触媒からみるメタン戦略・二酸化炭素戦略 |
2017/9/22 | 2017年版 スマートグリッド市場の実態と将来展望 |
2017/8/25 | 2017年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望 |
2017/7/21 | 2017年版 スマートコミュニティ市場の実態と将来展望 |
2017/5/26 | 2017年版 HEMS市場・関連機器の実態と将来展望 |
2017/3/24 | 2017年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望 |
2017/2/24 | 2017年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望 |
2017/1/27 | 2017年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望 |
2016/12/16 | 2017年版 次世代エコカー市場・技術の実態と将来展望 |
2016/11/16 | 2017年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望 |
2016/9/23 | 2016年版 スマートハウス市場の実態と将来展望 |