技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオ医薬品製造における国内外CMO委託選定・管理と外部委託 (原薬・製剤、各種試験と技術移転) の留意点

バイオ医薬品製造における国内外CMO委託選定・管理と外部委託 (原薬・製剤、各種試験と技術移転) の留意点

~失敗しない委受託のコツを学ぶ~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、提携先企業やCMOを選択する基準、原薬や製剤の品質管理、同等性・同質性の確保、ガイドラインにおける留意点等について概説いたします。

開催日

  • 2018年7月31日(火) 12時30分 17時00分

修得知識

  • 提携先やCMOの選択基準
  • 原薬・製剤の品質管理
  • 同等性・同質性確保
  • ガイドラインにおける留意点

プログラム

第1部 バイオ医薬品製造・試験における国内外CMO委託時と選定・管理のおさえるポイント

(12:30~14:00)

 委託する際に知っておくべきこと、主に製造工程開発の具体的な流れと各ステージにおける留意点、を概説する。

  1. CMOで出来ること
    • 製造工程の開発
    • 工程管理
    • 品質管理
    • 安定性試験
    • 特性解析 (製造方法の変更やバイオシミラーにおける同等性/同質性の確認も含む)
    • 申請書の作成補助
  2. CMOの選定
    • 発現宿主:微生物/哺乳動物細胞
    • 製造場所:国内/海外
    • 代表的なCMOと特徴
    • CMO選定に関して留意する項目
  3. CMOにおける原薬製造の流れと管理のポイント
    • 宿主・ベクター系の開発 (マウス抗体のヒト化)
    • 細胞機材 (Master Cell Bank & Working Cell Bank)
    • 培養工程 (Upstream Process) と工程管理
    • 精製工程 (Downstream Process) と工程管理
    • ウイルス除去工程
    • 非臨床試験用の原薬製造
    • 臨床試験用の原薬製造
    • 分析法 (Analytical Methods)
    • 処方 (Formulation)
  4. CMOにおける製剤製造と管理のポイント
    • 最終製剤の製造と工程管理
    • 包装とラベリング
    • 製剤の品質管理
    • 製剤の安定性試験
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 バイオ医薬品における外部委託 (原薬・製剤製造及び各種試験) の実際

- 技術移転、委託先査察、及び品質取り決めを行う際の留意点 –

(14:15~17:00)

 バイオ医薬品開発における委受託の成功のカギは、委託側および受託側の間で信頼関係を築くことです。日本のバイオ医薬品の開発のほとんどが海外に委託している状況において、相互の立場を理解しながら共同で進めていくことがとても重要です。
 本セミナーでは、製造および試験の委託、QAによる委託先査察および品質取り決めのポイントについて実例を交えながら解説します。

  1. バイオ医薬品の委受託の現状
    1. 遺伝子組換え体構築の委託
    2. セルバンク製造の委託
    3. 製造法および品質試験法開発の委託
    4. GMP製造の委託
    5. 工程管理試験、出荷試験の委託
  2. 技術打合せのポイント
    1. 技術会議を有効に進めるためには?
    2. 委託側の役割、受託側の役割
    3. 打合せ結果の共有化ができているか?
    4. 打合せ結果がそれぞれの国の言語に正しく変換されているか?
    5. 思った通りに動いてくれないときはどうしたらよいか?
  3. 技術移転 (Technology Transfer) の実際
    1. スケジュール提案は委託側の責任
    2. 技術移転判定基準は委託側の責任
    3. 技術移転中の連携のし方
    4. 適合判定共有時に課題も共有しておくことが大事
  4. QA査察の実際
    1. 査察実施の時期および進め方の概要
    2. 設備は日本の薬機法、GMP構造規則に準拠しているか?
    3. GMP基準 (Site Master File) に規定すべき事項
    4. 設備図面は規制要求を満たした記載がなされているか?
    5. 日本の業許可または外国製造業認定を取得済であるか?
    6. 日本当局 (PMDA) のGMP査察に耐えられる施設か?
  5. 信頼関係の上に立って作成する品質取り決め書および契約締結の実際
    1. 品質取決め書に記載できる目標品質項目、できない項目
    2. 譲れる項目、譲れない項目
    3. 実際の製造および品質試験が品質取決め書に従っているか?の確認
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 松村 正純
    ジェイバイオロジックス株式会社
    代表取締役
  • 岡村 元義
    株式会社ファーマトリエ
    代表取締役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

x6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

全2コース申込セット受講料について

  • 通常受講料 : 87,210円(税込) → 全2コース申込 割引受講料 61,560円(税込)
  • 通常受講料 : 80,750円(税別) → 全2コース申込 割引受講料 57,000円(税別)

2日間コースのお申込み

割引対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/24 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/27 医薬品の多様性を考慮した外観目視検査における要求品質の明確化と異物低減対策の具体的ポイント オンライン
2024/9/27 事例解説から学ぶ日常業務の効率化とその実施の信頼性確保 オンライン
2024/9/27 ファーマコメトリクス/クリニカルファーマコメトリクス オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2024/10/30 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2024/10/30 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/10/30 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 グリコシル化パターンの違い及びアグリコシル化が抗体の生物活性、PK、安定性/安全性に及ぼす影響 オンライン
2024/12/26 原因解明に基づいた軽減戦略、擬陽性の削減戦略、スクリーニングのプラットフォームと管理戦略の提案 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点