技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオマテリアルの最適な滅菌とバリデーション

バイオマテリアルの最適な滅菌とバリデーション

~滅菌による「機能発現不良」、「劣化」を防止するには? / 各種滅菌法の課題の整理、最適な滅菌条件の設定は?~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年7月12日(木) 13時00分 17時00分

プログラム

 ライフサイエンスの発展は目覚しいのもがあり、医用材料としてのバイオマテリアルによって人工臓器から細胞までが実用化され多くの患者に使用されている。バイオマテリアルは生体あるいはその構成成分と接触して機能することから、製品の無菌性を保証することが重要になってくる。ところが、熱滅菌では機能が作用しなくなり、EO滅菌では毒性、残留性の問題があり、放射線では材質劣化の問題が指摘されている。
 本セミナーでは、バイオマテリアルの滅菌法を導入する際の問題点と現状検討可能な劣化対策、および滅菌条件設定方法を紹介する。

  1. 医用材料としてのバイオマテリアルの現状と滅菌法の歴史
  2. バイオマテリアルの滅菌必要性と滅菌方法選定
  3. エチレンオキサイド滅菌とバリデーション
    • IQ
    • OQ
    • PQ
    • 日常管理
  4. エチレンオキサイド滅菌の問題点
    • EO透過性
    • 毒性
    • 残留性
    • アレルギー
  5. 放射線のバイオマテリアルに及ぼす影響
    • 高分子材料
    • 高分子ゲル
    • 生体由来材料
    • 無機材料の劣化メカニズム
      • ポリウレタン
      • PGA
      • PLA
      • PVA
      • CMC
      • コラーゲン
      • シルク
      • ヒアルロン酸等
  6. バイオマテリアルの放射線劣化対策と滅菌適合性評価
    • 架橋法
    • 添加法
    • 低温照射法
    • 嫌気照射法
    • 乾燥法
  7. 放射線滅菌とバリデーション
    • 滅菌線量 / 最大許容線量設定
    • IQ
    • OQ
    • PQ
    • 日常管理
  8. バイオマテリアルの熱滅菌
    • 金属材料
    • セラミック等
  9. バイオマテリアルのバイオバーデン測定管理と問題点
  10. 放射線を使ったバイオマテリアル研究事例
    • 縫合糸の生体吸収性コントロール
    • 高強度ハイドロゲル
    • 架橋ヒアルロン酸
    • 質疑応答

講師

  • 山口 透
    四季サイエンスラボラトリー
    代表

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/19 ポリイミドの基礎・合成・材料設計のポイントおよび応用展開 オンライン
2025/2/20 フィルム延伸の基礎と過程現象の解明・構造形成、物性発現・評価方法 オンライン
2025/2/20 プラスチックの破面解析技術 (不具合分析) オンライン
2025/2/21 電動化モビリティのモータと関連電装品の高電圧化・高周波化・熱対策に向けた絶縁品質評価技術と樹脂材料開発 オンライン
2025/2/21 プラスチック (フィルム) の熱分析 オンライン
2025/2/21 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2025/2/21 プラスチック製品の強度安全率を高めるための設計・成形技術、材料選定 オンライン
2025/2/21 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/2/21 光導波路用ポリマーの材料設計と微細加工技術 オンライン
2025/2/25 プラスチック・ゴム材料における劣化の調べ方・耐久性評価法・寿命予測法とその実際 東京都 会場・オンライン
2025/2/25 発泡成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/2/26 シランカップリング剤の反応メカニズム、使い方、密着性や物性の評価 オンライン
2025/2/26 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) におけるブリードアウト&ブルーム現象の発生メカニズムの解明と防止・対策技術 オンライン
2025/2/26 熱伝導性フィラーの充填・表面処理技術とポリマー系コンポジットの開発、微視構造設計・特性評価技術 オンライン
2025/2/27 ポリマー表面へのタンパク質吸着制御と評価、表面設計 オンライン
2025/2/27 モータ巻線用絶縁材料の評価方法 オンライン
2025/2/27 初心者のための原薬GMP入門 オンライン
2025/2/27 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン
2025/2/27 自動車産業における高分子材料のこれからを考える オンライン
2025/2/27 バイオフィルムの形成要因解明、解析・評価技術と形成防止・除去方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/3/29 生体吸収性外科材料の使い方と新しい材料の有用性
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例