技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

マシニングセンタの高能率・高精度加工

マシニングセンタの高能率・高精度加工

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年5月22日(火) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • マシニングセンタの生産技術を担当する初心者~中級者
  • マシニングセンタで加工作業を行う初心者~中級者

修得知識

  • マシニングセンタを使った加工の各種ポイント

プログラム

 近年、汎用性の高いマシニングセンタが多く普及しています。この反面、色々なことができるマシニングセンタですが、上手に使用しないとその性能を発揮できないばかりか、問題が目立つようになります。また、マシニングセンタは小型化が進んでいますが、小型化は剛性低下に直結するため、加工精度や表面粗さが得られにくいことが課題です。
 本講習では切削加工を基本から見直し、マシニングセンタで発生する様々なトラブル事例を紹介し、その要因と対策について解説します。切削加工は簡単な物理です。力を小さくするだけでなく、作用する向きを変えてあげれば多くの問題は解決できます。社内の問題解決、現場で役立つ講習を目指します。

  1. 金属加工の基礎
    1. 生産技術者も持つべき視点
    2. 切削加工の原点と理想像
  2. 切削工具材質の種類と特徴
    1. 超硬合金 (P、M、K、N、S、H) の特徴と使い方
    2. 超微粒子超硬合金の特徴と使い方
    3. サーメットの特徴と使い方
    4. CBNの特徴と使い方
    5. コーティング (PVD、CVD) の使い方
    6. 単結晶と多結晶ダイヤの使い方
  3. 加工条件の見直しと指針
    1. 回転数 (切削速度) の決め方
    2. 主軸の基底回転数とトルクの関係
    3. 送り速度の決め方
    4. 表面粗さから送り速度を求める方法
    5. 切込み深さの決め方
    6. 最小切込み深さと最大切込み深さ
    7. 高速切削の優位性 (工具摩耗を抑制する切削条件とは?)
  4. 正面フライス工具の使い方
    1. 正面フライスの形状と切削抵抗の関係
    2. チップの突き出し高さと表面粗さの関係
    3. エンゲージ角とディスエンゲージ角の考え方 (工具寿命とびびり、バリの抑制)
    4. 同時切削刃数と切削抵抗の関係 (工具寿命とびびり抑制)
    5. 正面フライス加工のツールパスと加工精度
    6. 主軸剛性を考慮した加工精度の追及 (主軸のたわみを考える)
    7. 薄物・低剛性工作物加工のポイント
    8. 入口バリと出口バリの抑制
  5. エンドミルの選び方・使い方
    1. 刃数の選び方と使い方 (溝加工のポイント)
    2. ラジアスエンドミルの有効活用
    3. ラフィング、不等分割、不等リードエンドミルの使い方
    4. アップカットとダウンカットの使い分け (立壁の加工)
    5. エンドミルの接触弧と引き込み、びびり
    6. ボールエンドミルの倒れと適正角度
  6. ドリル加工
    1. 先端角、溝幅比、ねじれ角などに基づく正しいドリルの使い分け
    2. 工作物材質によるドリルの使い分け
    3. ソリッドドリルと刃先交換式ドリルの使い分け
    4. ドリル加工の適正切削条件の見分け方
    5. 加工目的による下穴角度の使い分け (まっすぐ、真円に穴をあけるには!)
    6. 入口バリと出口バリの抑制方法
  7. 事例から学ぶマシニングセンタの極意
    1. タップ加工の同期誤差
    2. ミルシートの見方 (合金元素が切削特性に及ぼす影響)
    3. 高圧クーラントの効果
    4. 切削油剤の種類と希釈倍率が工具寿命に与える影響

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
複数名
: 40,556円 (税別) / 43,800円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,556円(税別) / 43,800円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 81,111円(税別) / 87,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 141,912円(税別) / 131,400円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,277円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,554円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,831円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/26 塗布膜乾燥プロセスの解明・考察・本質の理解と塗布膜の設計、不良・欠陥対策への応用 オンライン
2024/4/26 塗装・コーティング現場のゴミ・異物対策実践セミナー 東京都 会場
2024/5/6 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎と耐摩耗対策、摩擦制御法 オンライン
2024/5/7 異種材料接着に向けた金属の表面処理技術と接着性の改善 オンライン
2024/5/8 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2024/5/14 真空技術の基本と機器の運用・問題解決のコツ オンライン
2024/5/16 半導体めっきの基礎とめっき技術の最新技術動向 オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/21 ぬれ性のメカニズムと制御・測定技術 オンライン
2024/5/21 ラミネート技術の基礎・トラブル対策とヒートシール技術のポイント オンライン
2024/5/21 プラズマによる表面改質技術の基礎と応用 オンライン
2024/5/22 防汚コーティング技術の総合知識 オンライン
2024/5/22 プラズマCVD (化学気相堆積) 装置による高品質薄膜の成膜技術、および量産化対応 オンライン
2024/5/24 基材表面への防曇性付与と持続性の向上 オンライン
2024/5/24 塗膜の濡れ・付着・密着コントロールとトラブル対策 オンライン
2024/5/29 ぬれ性のメカニズムと制御・測定技術 オンライン
2024/5/29 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/30 めっき膜の密着性改善・剥離対策の考え方と分析・解析手法 オンライン
2024/6/3 防汚コーティング技術の総合知識 オンライン
2024/6/4 プラズマCVD (化学気相堆積) 装置による高品質薄膜の成膜技術、および量産化対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2018/9/27 プラズマCVDにおける成膜条件の最適化に向けた反応機構の理解とプロセス制御・成膜事例
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/25 マシニングセンタ 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/25 マシニングセンタ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書