技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子膜 / フィルムの気体・蒸気の透過特性及び高バリア性発現メカニズムの基礎と応用

高分子膜 / フィルムの気体・蒸気の透過特性及び高バリア性発現メカニズムの基礎と応用

~高分子膜 / フィルムの透過・拡散・収着現象の基礎を一から理解~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子膜/フィルムの透過、透湿、拡散、収着挙動などの基礎原理を網羅し、高分子透過膜、分離膜、バリア膜についての問題や現状についても解説いたします。

開催日

  • 2018年5月21日(月) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 高分子フィルム / 高分子膜に関連する技術者
    • 太陽電池バックシートの酸素・水蒸気バリア材
    • LEDの酸素・水蒸気バリア材 など

修得知識

  • 高分子膜中での気体・蒸気の輸送現象 (透過・拡散・収着) の基礎
  • 高分子膜中の気体・蒸気の分離・バリア性の制御
  • 高分子中に存在させている可塑剤等の低分子化合物の挙動の把握及び制御を通した機能発現

プログラム

 高分子透過膜、分離膜やバリア膜 (材料) を通した気体や、蒸気 (水蒸気) 等の低分子物質の透過性の基本を原理に基づいて説明し、それぞれの高分子膜の透過・拡散・収着機構を概説する。
 ガラス状高分子膜、結晶性高分子膜等の透過・拡散・収着特性挙動を各論的に紹介し、高分子透過膜、分離膜やバリア膜 (材料) の問題点や現状について紹介しつつ今後の展望についても紹介する。

  1. 気体透過性と透湿性
    • 気体の収着・拡散・透過性
  2. 収着 (吸収+吸着)
    1. 吸収
    2. 溶解度
    3. 溶解度パラメータ
    4. 高分子 – 気体・水蒸気の親和性
    5. 相互作用パラメータ
  3. 収着機構
    1. ヘンリー収着
    2. ラングミュアー収着
    3. 二元収着
    4. BET収着
    5. Flory – Huggins型の溶解
  4. 拡散
    1. 気体・水蒸気のサイズ
    2. 自由体積
    3. 自由体積分率
    4. 占有体積
  5. 透過
    1. 透過測定法
    2. ガラス状高分子膜
    3. 部分不動化モデル
    4. 結晶性高分子膜
    5. スマートメンブレン
  6. バリア性
    1. 凝集エネルギー密度
    2. 水素結合形成
    3. イオン結合形成
    4. 結晶部分の活用
    5. 高分子鎖の配向
    6. sub Tg annealing
    7. 複合化
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,250円 (税別) / 51,030円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/17 UV硬化樹脂の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/7/17 レオロジー入門講座 オンライン
2025/7/17 ポリウレタンの基礎とアミン触媒の構造および開発動向 オンライン
2025/7/18 UV硬化樹脂の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/7/18 レオロジー入門講座 オンライン
2025/7/22 高分子の接着の基礎と接着性改善に向けた界面の構造評価・表面処理の応用 オンライン
2025/7/23 プラスチックの加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/7/23 高分子材料における難燃化技術と難燃性評価、難燃剤の配合設計・規制動向と実際技術 オンライン
2025/7/23 高分子における残留応力/内部応力の発生メカニズムと低減化 オンライン
2025/7/24 欧州プラスチック産業の最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/7/24 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の最先端 オンライン
2025/7/25 真空成膜技術・装置の基礎と機能性薄膜作成におけるトラブルシューティング オンライン
2025/7/25 高分子材料の分析・物性試験における注意点とそのポイント オンライン
2025/7/25 熱可塑性エラストマーの基礎 オンライン
2025/7/25 高分子の難燃化技術の体系と最近の動向 オンライン
2025/7/25 熱分析の基礎、測定と正しいデータ解釈 オンライン
2025/7/25 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン
2025/7/25 高分子膜のガス透過メカニズムと高分子CO2分離膜の技術動向 オンライン
2025/7/28 プラスチック成形品の残留応力の発生機構 & 解放機構の予測法 オンライン
2025/7/28 押出機による混練技術の基礎と応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/30 ウェブハンドリング、Roll to Rollを利用した生産技術とトラブル対策
2025/1/21 膜分離を用いたカーボンニュートラル・化学プロセスの実用化技術
2024/8/30 次世代パワーデバイスに向けた高耐熱・高放熱材料の開発と熱対策
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート