技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

人間工学・室内デザインからみる自動車シートの在り方

人間工学・室内デザインからみる自動車シートの在り方

~人間工学の視点から語られる、優れた自動車シートにあるべき条件~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年4月27日(金) 10時30分 16時15分

受講対象者

  • 自動車をはじめ、電車や新幹線、航空機、船舶など輸送機器の座席の研究・開発に関する方
  • 座ることを目的とする医療・福祉機器や椅子の研究開発、設計、評価に関わる方

修得知識

  • 人間工学の基礎
  • 日常生活における着座姿勢
  • 自動車を中心とする移動空間の変遷
  • 自動車シートの構造とバリエーション、将来の可能性
  • 内装カラーコーディネーション手法と素材開発

プログラム

第1部 自動車用シートの人間工学とその機能条件

~座りの研究からのアプローチ~

(2018年4月27日 10:30〜14:30)

 いすやシートに座る姿勢は、身体に負担をかける無理のある姿勢であり、人体に相応しい姿勢とはいえない。仮に機能的なシートがあっても、着座時間には限界があり、2時間30分程度である。そこで、シート設計の基礎として、人間工学の視点からこれまでの着座調査や実験結果をもとにシートの在り方を概説する。

  1. 人間工学の意味と生活との関わり
  2. 生活姿勢と身体負担
  3. 座姿勢における身体構造
  4. 座作業から立ち作業への移行傾向
  5. 椅子のプロトタイプ 寸法・角度
  6. クッションの三層構造
  7. クッション材と姿勢保持
  8. シートの評価法
  9. シートに具備すべき条件
  10. いす・シートへの苦言
  11. 座育のすゝめ
  12. その他
    • 質疑応答

第2部 自動車シートを中心とした移動空間の変遷と将来の方向性

(2018年4月27日 14:45〜16:15)

 自動車室内は機能性、快適性と共にデザイン性が重要な役割を持つ。歴代の名車を俯瞰し、年代毎の様式と照合しながら将来の方向性を探る。また環境、社会変化、テクノロジーの進化に合致した室内造形、素材開発、カラーコーディネート手法について研究内容を紹介する。

  1. 自動車を中心とする移動空間の発生から今日に至る変遷を下記4項目について探る
    1. 年代毎のデザイン様式と移動空間デザインの関連について
    2. 移動空間全体と座席空間の占める割合について
    3. 構成素材の変化及び色彩コーディネーションについて
    4. シート構造の変遷と将来の方向性について
  2. 将来の移動空間の方向性と展開について
    1. カラーマテリアルの方向性とコーディネート手法
    2. 造形、カラー開発手法の研究
    • 質疑応答

講師

  • 上野 義雪
    上野研究室
    主宰
  • 大島 誠
    名古屋学芸大学 メディア造形学部 デザイン学科
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,000円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 81,000円(税込)
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/25 吸音・遮音材料の開発と自動車室内の静粛性向上技術 オンライン
2024/10/31 自動車の脱炭素化/EV化の最新動向と関連システム・製品の今後の展望 オンライン
2024/11/11 電気自動車 (EV) 向けパワートレインの振動・騒音の発生要因と改善手法 オンライン
2024/11/14 触覚・触感・手触り感のセンシングの基礎と製品開発への応用 オンライン
2024/11/14 自動車業界 (部品・材料メーカー等) における環境/化学物質規制対応のためのJAPIAシート作成の必須知識 オンライン
2024/11/15 電気自動車 (EV) 向けパワートレインの振動・騒音の発生要因と改善手法 オンライン
2024/11/19 自動車の電子制御システムとセンサの動作原理、その応用 オンライン
2024/11/21 車載用半導体の動向・要求特性と信頼性認定ガイドラインの概要 オンライン
2024/11/27 xEV用バスバー・接続と絶縁樹脂の技術動向 オンライン
2024/11/27 自動車の電子制御システムとセンサの動作原理、その応用 オンライン
2024/11/27 車載用半導体の動向・要求特性と信頼性認定ガイドラインの概要 オンライン
2024/11/27 自動車業界 (部品・材料メーカー等) における環境/化学物質規制対応のためのJAPIAシート作成の必須知識 オンライン
2024/12/7 自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 東京都 会場
2024/12/9 カーボンリサイクルに向けた低エネルギーCO2回収 (DAC) 、燃料合成、燃料利用技術の開発動向 オンライン
2024/12/12 手の構造に適した使いやすい製品開発・改良法 オンライン
2024/12/12 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2024/12/24 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/15 無人配送車・システム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 自動車車内の音静粛化技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/1/31 車室内空間の快適性向上と最適設計技術
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢) [書籍 + PDF版]
2023/11/14 x/zEV用電池の拡大 (目標、現状とグローバルな態勢)
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題)
2023/7/6 x/zEVへの転換2023 (各国の現状、目標と課題) [書籍 + PDF版]
2023/3/31 “使いやすさ”の定量評価と製品設計への落とし込み方
2022/6/30 自動運転車に向けた電子機器・部品の開発と制御技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍版)
2022/5/6 EV、PHEV、HEVと燃料電池車の環境・走行性能分析 (書籍+PDF版)
2022/4/15 2022年版 スマートモビリティ市場の実態と将来展望
2022/2/4 世界のxEV、車載用LIB・LIB材料 最新業界レポート
2021/11/30 ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術
2021/9/30 自動車室内の静粛性向上と、防音・防振技術、材料の開発
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/30 VR/AR技術における感覚の提示、拡張技術と最新応用事例