技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウムイオン電池産業分析

リチウムイオン電池産業分析

~モバイル用から車載用に至るビジネス動向と技術展望~
東京都 開催 会場 開催

概要

 米国のZEV (Zero Emission Vehicle) 規制や欧州各国のCO2排出規制の強化、中国における自動車メーカーへのNEV (New Energy Vehicle) 製造・販売の義務化等を迎えつつある中で自動車メーカーの電気自動車シフトが鮮明になってきている。電気自動車の性能を大きく左右する主要部材であるリチウムイオン電池各プレイヤーは今後どう動くのだろうか?
 本セミナーでは、リチウムイオン電池について、電池業界のみならず、自動車業界や部材業界の動きも踏まえつつ解説する。

開催日

  • 2018年3月23日(金) 13時00分16時30分

受講対象者

  • リチウムイオン電池に関連する方
    • 自動車業界
    • モバイル業界
    • 電池業界
    • 素材・部材業界 等

修得知識

  • リチウムイオン電池の基礎
  • リチウムイオン電池の動向

プログラム

 リチウムイオン電池の用途ではモバイル用途や定置用途よりも車載用途での動きが最も活発である。米国ZEV規制と欧州CO2規制はもちろん、中国ではエコカー政策、電池事業認定の縛りをもったNEV規制が発効した。中国のエコカー政策は生産可能な企業にライセンスを供与し、一方、電池模範認証取得ができないと中国内でのビジネスに大きな支障を来すところまで追い上げている。すなわち国内企業の保護と外資系企業への圧力をかける大胆な政策である。このような外乱を含めて、自動車業界、電池業界、部材業界はしたたかな戦略が必要とされている。
 一方、トヨタ、マツダ、ホンダのEV計画、そして欧州勢の大胆なEVシフトと積極投資もあり、2020年を見据えてグローバル競争が激化する。また、トヨタを中心に全固体電池の研究開発も全世界的に活発になってきた。注目すべき動向と各業界で必要とされる戦略などについても解説する。

  1. モバイル用LIBの業界動向
    1. グローバル競争力の変遷
    2. 日本の電池産業が競争力を失った原因
    3. モバイル用LIBの事故・リコールの歴史
    4. LIBの安全性評価試験法の見直し
    5. サムスン Galaxy Note 7の事故にある背景
  2. 車載用用LIBの業界動向
    1. 米国ZEV法規発効からの電動化の流れ
    2. 車載用電池の事故・リコールの歴史
    3. 各国の環境規制と電動化の加速
    4. 各国の電池産業の現状と課題
    5. 電池業界における競争力比較
    6. 中国の政策に翻弄される自動車業界・電池業界
  3. 自動車各社のLIB搭載事例
    1. トヨタ自動車
    2. ホンダ
    3. 日産自動車
    4. 三菱自動車
    5. マツダ
    6. 欧州自動車各社の電動化計画
    7. 電動化に関する自動車各社の競争力比較
  4. LIB部材業界のビジネス動向と今後
    1. LIB部材の変遷
    2. 各社投資戦略
  5. 安全性評価と受託試験・認証事業
    1. 国連規則と認証事業
    2. エスペックの受託ビジネス・認証ビジネス
    3. ECE R100 Part IIの項目と事例
  6. 次世代革新電池の研究開発状況と課題
    1. 期待される次世代電池
    2. 全固体電池の現状と課題
    3. 基礎研究のあるべき姿
  7. 業界間ネットワークによる競争力強化策
    • 質疑応答

講師

  • 佐藤 登
    名古屋大学 未来社会創造機構
    客員教授

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/15 Liイオン電池 (LIB) 用セパレータの基礎、材料および製造技術と最新動向 オンライン
2025/10/20 LiB電極作製におけるウェット塗工・ドライ方式 オンライン
2025/10/20 全固体電池の材料・構造・製造技術と研究開発動向 オンライン
2025/10/21 LiB電極作製におけるウェット塗工・ドライ方式 オンライン
2025/10/21 リチウムイオン電池のBMS (バッテリーマネジメントシステム) 構築入門 オンライン
2025/10/22 リチウムイオン電池のBMS (バッテリーマネジメントシステム) 構築入門 オンライン
2025/10/23 リチウムイオン蓄電池最適管理のための残量・劣化推定技術解説 オンライン
2025/10/23 EU法規制動向 : 先行するバッテリーのサプライチェーンデューデリジェンスとカーボンフットプリント要件 オンライン
2025/10/24 EU法規制動向 : 先行するバッテリーのサプライチェーンデューデリジェンスとカーボンフットプリント要件 オンライン
2025/10/27 「次世代型燃料電池」の構造、部材、設計、応用と今後の展望 オンライン
2025/10/27 インピーダンス法によるリチウムイオン電池の計測・評価技術 オンライン
2025/10/28 インピーダンス測定・解析 オンライン
2025/10/28 インピーダンス法によるリチウムイオン電池の計測・評価技術 オンライン
2025/10/29 リチウムイオン電池のドライ電極の作製技術と製造プロセスの設計 オンライン
2025/10/29 EV、EVバッテリーの難燃化技術と熱マネジメント技術の展望 オンライン
2025/11/4 全固体電池の材料・構造・製造技術と研究開発動向 オンライン
2025/11/6 リチウムイオン電池のバッテリーマネジメントと残量、劣化予測 オンライン
2025/11/10 新しいリチウムイオン電池の電極構成、特性と材料 & プロセス技術 オンライン
2025/11/10 交流インピーダンス測定の基本とデータ解析の実践法 オンライン
2025/11/11 バッテリマネジメントシステムの基礎とバッテリパックの設計手法 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/4/28 電池の充放電技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/28 電池の充放電技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/3/24 電気自動車のバッテリ冷却 (リチウムイオン電池、全固体電池) 〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/3/24 電気自動車のバッテリ冷却 (リチウムイオン電池、全固体電池) 〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/11/11 リチウムイオン電極の構成、特性と新たなプロセス (書籍 + PDF版)
2024/11/11 リチウムイオン電極の構成、特性と新たなプロセス
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/7/14 リチウムイオン電池の安全性確保
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望