技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品開発プロジェクトマネジメントの失敗要因と成功への課題解決

タイムラインの遅れ、目標プロファイルへの未達、事業価値の過大評価 … 失敗事例から学ぶ

医薬品開発プロジェクトマネジメントの失敗要因と成功への課題解決

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年2月7日(水) 10時00分 16時30分

プログラム

第1部. プロジェクトマネージメントの基礎と薬事申請への応用

(2018年2月7日 10:00〜12:00)

 新薬開発プロジェクトは様々な知識エリアが必要になり、大規模な組織で実施される。薬事申請はその最終段階であるが、プロジェクトマネージメントの知識ノウハウを応用することで効率的に計画通りに実施することができるはずである。しかし、実際には多くの会社が最終段階で苦労をし、タイムラインの遅延などの問題を引き起こしているケースが散見される。 演者は長年製薬業界のプロジェクトマネージメントに携わり、PMBOK (プロジェクトマネージメントの教科書) に記載された様々なノウハウを医薬品開発現場に応用してプロジェクトを成功に導きいてきた実績があり、PMBOKに記載されるプロジェクトの実行管理手法の紹介と、薬事申請分野への応用について紹介する予定である。
 本講義では、プロジェクトマネージメントの知識エリアの中から参加者の要望に応じて紹介するノウハウを選択して行います。たとえば、申請前の相談に向けての社内調整や意思決定における問題などにフォーカスすることや、申請業務を担当する外注先CROとの調整、タイムラインの管理ノウハウなどポイントを絞った解説を予定しております。

  1. プロジェクトマネージメントの基礎知識
    1. プロジェクトマネージメントって何?
    2. プロジェクトマネージメントの知識エリアの紹介
  2. 薬事申請への応用
    1. 申請プロジェクトのスコープ管理、CTDモジュールの設計
    2. 時間とリソース計画 タイムライン作成のコツ、外注管理
    3. ステークホルダー管理と意思決定
    4. 文書の品質管理とKAIZEN
    • 質疑応答

第2部. 実際の失敗事例から学ぶ医薬品開発のリスクマネジメント

~失敗から学び、失敗確率を減らすために~

(2018年2月7日 12:45〜14:45)

 新医薬品の開発は成功確率が極めて低く、成功するためには数多くの失敗を覚悟しなければならないことが半ば常識となっており、失敗に対して鈍感になっている可能性がある。 本講では失敗を前向きに受け止め、失敗からから何かを学び将来の失敗確率を低下させるために生かすための取り組みや仕組みについて、演者のプロジェクトマネージャーの経験/実例を踏まえて解説する。

  1. 医薬品開発の特徴
    1. 低い成功確率、高い開発コスト
    2. 早期判断の重要性
  2. 医薬品開発における「失敗」
    1. 「失敗」と「成功」
    2. 医薬品開発における「失敗」とは
    3. 防げる失敗と防げない失敗
  3. 失敗の実例と原因分析、予防策
    1. 演者の経験した失敗事例
    2. 公表されている失敗事例
    3. 原因分析と予防策
  4. 失敗確率を減らすための対策
    1. リスクマネジメント
    2. 「目利き」の育成
    • 質疑応答

第3部. 創薬研究/開発プロジェクト失敗要因から成功への解決代替案

~TPP/薬価戦略/事業価値評価/マーケティング視点から

(2018年2月7日 15:00〜16:30)

 創薬研究段階から近未来の医療ニーズに応答する実現したい製品像TPPと開発シナリオ代替案を策定する。これらに基づき事業価値評価を行うが、予測の前提次第で過小評価あるいは過大評価に陥る。課題と解決代替案を提示Q&Aディスカッションする。

  • Target Product Profile (TPP) 主な内容、策定時期、プロセス、役割など
  • TPPに基づきどのステージで事業価値評価を行うか?活用は何か?
  • 事業価値を上下変動する主な要因は何か?その中の大物変数は何か?
  • 不確定要因から仮説策定へ、そして仮説検証へのプロセス、マーケットリサーチ活用
  • 薬価戦略のたたき台/原案はどの部署、誰が策定するのが好ましいか?
  • TPP/薬価戦略/事業価値評価/マーケティング戦略は整合性が欠かせない
  • 時々見られる失敗事例 (講演用仮想、インサイダー情報は開示しません)
  • 失敗事例には共通要素が重なることが多い、機会損失にないような解決代替案
  • 創薬から価値創出、同価値最大化、リターンを次世代の研究開発原資に
  • 質疑応答

講師

  • 山本 克巳
    ユーシービージャパン株式会社 開発本部 免疫・炎症疾患領域部
    アソシエイト・ディレクター
  • 山本 晃嗣
    ロート製薬 株式会社 医薬臨床開発部
    アドバイザー
  • 長江 敏男
    Pharma Business Consultant

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/8/2 バリデーション入門 オンライン
2024/8/2 海外製品導入/導出品のCTD-Q (CMC申請資料) 作成の留意点 オンライン
2024/8/5 承認申請資料としての価値を高めるための効果的な日本語メディカルライティング オンライン
2024/8/5 バイオ医薬品 原薬製造工程・セルバンク管理/申請コース オンライン
2024/8/5 動物用体外診断用医薬品の開発ポイントと承認申請時の注意点 オンライン
2024/8/5 バイオ医薬品・再生医療等製品における国内外の規制当局の考え方をふまえたセルバンク管理と申請資料への記載方法 オンライン
2024/8/6 医薬品の要求品質の明確化と外観検査のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/8/6 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練/文書管理における逸脱防止のノウハウ オンライン
2024/8/6 希少疾病医薬品 (オーファンドラッグ) の開発・薬事・事業戦略の構築 オンライン
2024/8/6 開発早期における医薬品売上予測とマーケティング戦略 オンライン
2024/8/6 正確でロジカルかつ説得力のある販売予測の進め方 オンライン
2024/8/6 短期にソフトウェア品質を良くする「人間重視の品質改善術」 オンライン
2024/8/6 PIC/S GMP Annex Iの観点をふまえたエンドトキシン試験・パイロジェン試験法 オンライン
2024/8/7 医薬品不純物 (有機不純物、無機不純物、残留溶媒) の化学的及び安全性評価と管理ポイント オンライン
2024/8/7 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2024/8/7 CMC試験における信頼性の基準適用のポイントとQC/QA対応 オンライン
2024/8/7 医薬品事業開発における導出/導入・契約、交渉業務の基礎 オンライン
2024/8/7 品質試験における信頼性確保と分析法バリデーション・品質確保にむけたQC/QAの役割と適合性調査対応 オンライン
2024/8/7 医薬品薬事・申請業務のための英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/8/7 医薬品のグローバル開発に必要な実践英語講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/5/10 文書管理システム 技術開発実態分析調査報告書
2012/5/10 文書管理システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針