技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリウレタンの原料・構造・物性と合成法およびトラブル対策

ポリウレタンの原料・構造・物性と合成法およびトラブル対策

東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、ポリウレタン原料の種類と特性、ポリウレタン合成のノウハウ、製品のトラブル対策について分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2018年1月22日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ポリウレタンに関連する技術者、品質担当者
    • 塗料
    • 繊維・衣類
    • 接着剤
    • 車両・航空機・船舶・輸送機器
    • 自動車内装品、クッション
    • エンジンのシール・防音
    • ロール・パッキン
    • 医療器具 (ウレタン硬化剤)
    • 人工臓器のシール
    • 保温材・保冷剤
    • 建築材料・内装
    • シール材
    • 各種フィルタ
    • エラストマー
    • ウレタンフォーム など
  • これからポリウレタンを扱う方
  • ポリウレタンで課題を抱えている方

修得知識

  • ポリウレタンの基礎
  • ポリウレタンの原料の種類と特性
  • ポリウレタン合成のノウハウ
  • ポリウレタン製品設計に必要な構造の物性の関係
  • ポリウレタン製品のトラブル対策

プログラム

 ポリウレタンとその周辺の研究・生産・営業に関わる技術者・若手研究者のために、基礎化学から用途までを、原料の種類と特性、ポリウレタンの合成のKnow How、製品設計に必要な構造と物性の関係、製品のトラブル対策の内容で直ぐ役に立つポリウレタンの基礎を分かりやすく講演します。

  1. はじめに
    1. ポリウレタンとは?
    2. ポリウレタンの開発の流れ
    3. ポリウレタンの用途と需要動向
  2. イソシアネートの化学
    1. 合成法
    2. 各種活性水素化合物との反応生成物
    3. 活性水素基の反応性比較
    4. 共鳴構造と反応機構
  3. 原料
    1. ポリオールの種類と特性
      • ポリエーテル系
      • ポリエステル系
      • ポリカーボネート系
      • 脂肪族系
      • バイオポリオール
    2. イソシアネートの種類と特性
      • 芳香族系
      • 芳香脂肪族系
      • 脂肪族系
      • 脂環族系
      • 特殊なイソシアネート
    3. 鎖延長剤・架橋剤 グリコール・多価アルコール, ジアミン化合物
    4. 触媒
      • 有機金属系触媒
      • アミン系触媒
      • その他
  4. ポリウレタンの合成
    1. 合成法
      • 塊状重合法
      • 溶液重合法
      • エマルション重合法
      • プレポリマー (二段階重合) 法
      • ワンショット (一段階重合) 法
    2. 配合比の設計法 – 重付加の反応理論
      • 線状ポリウレタン、網目状ポリウレタン
    3. 合成反応の分析技術
      • 滴定法
        • 水酸基価
        • 酸価
        • アミン当量法
      • 機器分析
        • FT-IR
        • NMR
        • HPLC
        • GPC
  5. ポリウレタンの化学構造と物性発現
    1. ポリウレタン鎖の化学構造の分類
    2. ポリウレタン鎖の高次構造
      • 水素結合
      • 相混合とミクロ相分離
    3. ポリウレタンのゴム弾性への物理架橋の寄与
    4. 物性への構造因子の影響
      • イソシアナート、ポリオール、鎖延長剤、架橋剤構造の影響
      • ソフトセグメント/ハードセグメント含量の影響
      • ポリオールの分子量、分子量分布
      • 硬化 (成形) 温度の影響
    5. ポリウレタンの分子設計マップ
  6. ポリウレタンのトラブル対策
    1. 合成過程のトラブルと対策
    2. 製品のトラブルと対策
      • 熱劣化
      • 光劣化
      • 加水分解
      • 微生物劣化
      • 応力劣化
      • 金属劣化 (銅害) など
  7. おわりに
    • 質疑応答・名刺交換

会場

大田区産業プラザ PiO

6F C会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/25 バイオマスフィラーの樹脂への分散、複合化技術 オンライン
2024/11/26 光学用透明樹脂の基礎、屈折率制御および光吸収・散乱メカニズムと高透明化 オンライン
2024/11/26 ポリマー・高分子材料のモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクルの技術動向 オンライン
2024/11/27 光硬化型材料の基礎と応用のポイント オンライン
2024/11/27 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2024/11/27 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術 オンライン
2024/11/27 プラスチックのマテリアルリサイクル技術入門 オンライン
2024/11/27 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/11/27 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2024/11/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/11/28 プラスチック成形品の残留応力発生メカニズム&長期信頼性の予測法 オンライン
2024/11/28 熱分析の基礎、測定と正しいデータ解釈 オンライン
2024/11/28 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の最先端 オンライン
2024/11/29 UV硬化接着剤の材料設計と深部硬化 オンライン
2024/11/29 トライボロジー 入門講座 オンライン
2024/11/29 架橋ポリオレフィンのマテリアルリサイクル技術の現状と動向 オンライン
2024/12/3 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/12/4 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2024/12/4 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2024/12/4 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用