技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

静電気の必須基礎知識と各種製造プロセスにおける除電技術

静電気の必須基礎知識と各種製造プロセスにおける除電技術

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、静電気の基礎について説明し、半導体・液晶製造等のクリーンルームにおける静電気障害について触れ、イオナイザーの除電原理、種類と特徴、具体的な選定方法と使用上の注意点、除電性能評価方法について解説いたします。

開催日

  • 2017年12月25日(月) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 静電気対策が必要な製品に関連する技術者
    • 粉体
    • 塗料
    • 電子機器
    • 粘着フィルム など
  • クリーンルーム管理、実務の担当者
    • 工業用途
      • 精密機械
      • 半導体製造
      • 電子機器・エレクトロニクス
      • 液晶工場
      • ガラス・光学加工
      • プラスチック成形
      • 塗装
      • フィルム加工
    • 医療用途
      • 研究室
      • 無菌室
      • 手術室
    • 食品用途
      • 調理場
      • 製造ライン
    • 製薬工場
    • バイオハザード施設
    • 動物実験施設
    • RI (環境) 施設

修得知識

  • 静電気の基礎
  • クリーンルームにおける静電気障害と静電気対策
  • イオナイザーの基礎
  • イオナイザーの導入、実施例

プログラム

 半導体、液晶製造等のクリーンルームにおいて、 静電気帯電による塵埃の吸着や静電気放電による電気回路パターンの損傷等の静電気障害が製品不良を引起し、大きな問題になっている。
 本講演では、理解を深めるため、まず静電気の基礎について説明する。次に半導体、液晶製造等のクリーンルームにおける静電気障害について説明し、その静電気対策の一つとして、イオナイザーについて、イオナイザーの除電原理、イオナイザーの種類と特徴、イオナイザーの具体的な選定方法と使用上の注意点、イオナイザーの除電性能評価方法を説明する。また、イオナイザーをクリーンルームで使用する上での問題点と最新のクリーンルーム用イオナイザーについて述べる。更に、イオナイザーを使用しない接地による静電気対策についても平易に詳細に説明する。本講演では、聴講者が、静電気の基礎から静電気対策全般までの広範囲な知識を習得できるように、平易に詳細に説明する。
 また、イオナイザーは、用途によっていろいろなタイプのものが多数市販されている。除電対象に合わせて適切なイオナイザーを選定することは、除電効果を決める重要なポイントである。それ故、本講演では、聴講者が、イオナイザーの適切な選定方法や使用方法を習得できるように配慮して説明する。

  1. はじめに
  2. 静電気の基礎
    1. 動電気と静電気
    2. 物質は電気エネルギーを持つ
    3. 静電気はこうして現れる
      1. 静電気発生
      2. 静電気発生機構
      3. 発生の原因
      4. 静電誘導
      5. 帯電列
  3. 半導体、液晶製造等のクリーンルームにおける静電気障害
    1. 静電気帯電の実態
    2. 静電気障害
      1. 静電気帯電による静電気障害 浮遊微粒子汚染
      2. 静電気放電による静電気障害 静電破壊
  4. 半導体、液晶製造等のクリーンルームにおける静電気対策
    1. 静電気対策の方法
      1. 接地により静電荷を散逸させる方法
        1. 導体の帯電防止
        2. 作業者の帯電防止
        3. 作業床の導電化
        4. 不導体の帯電防止
      2. イオナイザーからの空気イオンにより静電荷を中和する方法
    2. イオナイザーの除電原理
    3. イオナイザーの種類と特徴
    4. イオナイザーの選定方法及び使用上の注意点
      1. イオナイザーの選定方法
      2. イオナイザーの使用上の注意点
    5. イオナイザーの除電性能の評価方法
      1. 有効除電電流による性能評価
      2. 帯電プレートモニタによる性能評価
    6. クリーンルーム用イオナイザー
      1. クリーンルームにおけるイオナイザーの問題点
      2. シースエア式低発塵イオナイザー (コロナ放電式)
      3. イオン化気流放出型イオナイザー (軟X線照射式)
        1. 液晶 カセット用イオン化気流放出型イオナイザー
        2. チャンバー型無発塵イオナイザー
        3. 静電気対策用層流吹出口
      4. 静電気対策の実施例
  5. おわりに
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/26 静電気の基礎知識と現場で役立つ静電気測定・対策 オンライン
2024/11/29 サプリメント (機能性表示食品) におけるGMP (製造・品質管理の基準) 実施にむけた理解と実践 オンライン
2024/12/3 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/4 クリーンルームにおけるゴミ・異物の見える化と静電気対策 オンライン
2024/12/6 半導体洗浄の基礎と要点、困ったときの対策 オンライン
2024/12/6 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/10 半導体洗浄のメカニズムと汚染除去、洗浄表面の評価技術 オンライン
2024/12/11 錠剤、カプセル剤等食品 (サプリメント) へのGMP実施 (2026年9月) にむけた理解と対応 オンライン
2024/12/11 食品安全と問題解決を実践するための食品工場の品質管理セミナー オンライン
2024/12/13 サプリメント (機能性表示食品) におけるGMP (製造・品質管理の基準) 実施にむけた理解と実践 オンライン
2024/12/16 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/17 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/25 食品安全と問題解決を実践するための食品工場の品質管理セミナー オンライン
2025/1/20 GMP業務の前に最低限知るべき12の重要事項 オンライン
2025/1/21 フィルムの乾燥とプロセスの最適化、トラブル対策 オンライン
2025/2/18 粉体・微粒子における帯電・付着力の基礎と応用、制御および評価 オンライン
2025/3/31 GMPが適用されないラボにおける封じ込めの基本事項と初期段階でのハザードアセスメント オンライン
2025/5/29 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン