技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品製造現場における逸脱・変更管理発生事例と再発防止対応演習

医薬品製造現場における逸脱・変更管理発生事例と再発防止対応演習

~逸脱を防ぐための教育訓練・文書作成 / 逸脱発生後の適切な対応と情報共有~
東京都 開催 会場 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、医薬品製造現場における逸脱・変更管理発生の現状と対応、防止策について、演習を交えて解説いたします。

開催日

  • 2017年12月19日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • ヒューマンエラーに対する理解 – 逸脱発生がなぜ起こるのか、なぜ100%防ぐことができないのか
  • 逸脱の予測とRisk評価 – 知識管理の重要性や製品品質の照査 –
  • 逸脱発生時の対応 – 重大化させないために何をすべきか –
  • 逸脱を防ぐための取り組み – 教育訓練と分かりやすい文書作成 –
  • 変更管理と逸脱コミュニケーション – 逸脱後の適切な対応と情報共有 –

プログラム

第1部 「医薬品製造現場における逸脱

〜なぜ起こる、どう対応する、どう防ぐ、それだけで十分か〜

(2017年12月19日 10:30〜14:45)

 医薬品製造現場における逸脱は、いろいろな手段を講じてもゼロにはできない。重要な事は、1 逸脱が起こるメカニズムを理解すること、2 どんな逸脱が発生しているのかを認識すること、3 逸脱が起こる兆候をとらえること、4 逸脱が起こってもそれが重大な品質問題に繋がらないように適切な手段をとること、5 少しでも逸脱を減らす手段を講ずること、6 変更管理を含む後処理を適切に行うこと、7 関係部門で情報を共有すること、などである。
 本講演では、こうした点についてCMOにおける8年余における経験を踏まえて解説する。

  1. 医薬品製造現場における逸脱を理解する
    1. 製造現場で発生する逸脱の種類
    2. ヒューマンエラーと逸脱
    3. どんな逸脱が発生しているのか – 事例検討 –
      1. 製造現場における事例
      2. 品質試験現場における事例
  2. 逸脱を予測できるか
    1. Risk Managementを理解する
    2. Risk評価のポイント
    3. Risk評価の事例
    4. 知識管理の重要性を理解する
    5. トレンド分析と製品品質の照査を活用する
  3. 逸脱が発生した時にどう対応するか
    1. 逸脱発生時に取るべき行動
    2. GMP下で求められる逸脱の処理
    3. Root Cause Analysisの持つ意味
  4. 逸脱を防ぐための取り組み
    1. GMP下で求められる手順書・記録
    2. 分りやすい手順書とは
    3. もう一つの取り組み – 効果的な教育訓練とは –
      1. どんな方法があるか
      2. 効果的な方法とするために教育をする側と受ける側に求められること
      3. 計画と実行、そして評価
    4. それだけで十分か – それ以外の取り組み –
  5. 変更管理と情報共有
    1. 逸脱発生後の対応 – 変更管理 –
    2. 製品品質の照査の重要性
  6. Data Integrityを理解する
    1. Data Integrityを理解する – 3つのガイドライン –
    2. Data Integrityと逸脱
    3. 査察から見るData Integrity問題事例
  7. まとめ

第2部 「医薬品製造現場における事例を用いた逸脱管理演習」

(2017年12月19日 15:00〜16:30)

 はじめに逸脱管理の運営における注意点についてお話しし、次に、実際に発生した逸脱処理の失敗から工場閉鎖に至った事例、ロットアウトになった事例、製品回収に至った事例等について、講演参加者とともに、どうすればよかったのか、再発防止策をどうしたのかについて事例ごとに研究します。

  1. 逸脱処理の失敗から工場閉鎖に至った事例
  2. 空調機のダウンによる製品倉庫の温度上昇
  3. 異物混入 (混入源ー原料)
  4. 異物混入 (打錠工程における金属片混入)
  5. 旧表示材料の使用
  6. 製品収量の低下
  7. 製造エリアにおける虫 (死骸) の発見

会場

江東区文化センター

3F 第1研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/28 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/5/29 製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き