技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品マーケティングにおける最適なSTP設定手法

医薬品マーケティングにおける最適なSTP設定手法

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年10月26日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部. 戦略目標が実現でき得る最適なセグメンテーション選定

(2017年10月26日 10:30〜12:00)

 戦略を立案するに際しまず着手することは綿密な市場分析だろう。その分析結果をもとに的確なセグメンテーション→ポジショニング→ターゲティングができればレベルが高く実行可能な戦略を立案することができる。この講座ではセグメントの考え方とその選定方法について解説する。

  1. そもそも医薬品のマーケティングとは?
    • 戦略と戦術 (一般論)
  2. セグメンテーションの選定
    • 顧客のセグメンテーション
    • 医師のセグメンテーション
    • 施設のセグメンテーション
    • 患者のセグメンテーション
    • プロダクトのセグメンテーション
  3. 戦略の立案
  4. 戦略の実行と戦術への展開
    • 質疑応答

第2部. 顧客の価値観・商品価値に合致したターゲティング手法

(2017年10月26日 13:00〜14:30)

 医薬品製品戦略を立案する上で最も重要なことは、当該医薬品の弱みを感じることなく 強みを十分に拡充できるセグメントを引き出し、そのセグメントの顧客をターゲットとして当該医薬品を浸透させていくことです。このように弱みを気にすることなく強みを拡充できるようなターゲットセグメントを見つけ出すには、最初に当該製品のプロファイルに合致した最適なセグメンテーションを行う必要があります。これらの作業をどのように行うのかについて具体的に解説いたします。
 最適なセグメンテーションとターゲットセグメントの固定およびポジショニング、製品戦略の構築の実際について、仮想例を2例ご紹介して具体的に解説します。
 最適なセグメンテーションとターゲットセグメントの 固定が完了した後は、そのターゲットセグメントにおいて競合に打ち勝ち、目標シェアを獲得する必要があります。その際に重要なことは、製品の機能を訴求することではなく、当該製品を使用することで、顧客 (医師、患者) にどのような価値が提供されるのかを訴求しなければなりません。その要点を解説いたします。
 製品ステージ (伸張期、成熟期、衰退期) により、マーケティング・製品戦略を変化させなければなりません。その際の留意点について解説いたします。

  1. マーケティング・製品戦略の基本的な考え方の習得
    1. 顧客の価値観・価値観に合致した最適なセグメンテーションを行うためのSWOT分析の活用と課題の抽出法
    2. セグメンテーションおよびターゲティングの手法
    3. ターゲットセグメントの固定における重要な考え方
  2. 2つの製品例におけるターゲティング手法の紹介
    1. 2つの製品のSWOT分析
    2. 各々の製品の商品価値を見据えたうえで、顧客の価値観を充足させるセグメントをあぶりだす手法の紹介
  3. 製品価値の訴求の仕方の紹介
  4. 製品ステージ (伸張期、成熟期、衰退期) に基づいたマーケティング・製品戦略
    1. 伸張期、成熟期、衰退期のステージ判断
    2. 製品ステージ別ターゲット医師の決め方
    3. 販売予算の決め方
    • 質疑応答

第3部. 競合品との差別化を図るための製品ポジショニング

(2017年10月26日 14:45〜16:30)

 競合品との差別化にとって製品ポジショニングは極めて重要である。適切な製品ポジショニングは製品価値 (売上) を高め、製品ライフサイクルの長期化や極大化に貢献する。他剤と明確に差別化できたポジショニングは、顧客 (医師ら) にその製品の特徴や有用性を明確に伝えることができるため、プロモーション活動も容易になる。ポジショニングの作りかたと注意点、製品ポジショニングと競争戦略の関係、競争的プロモーション活動について解説する。

  1. STPとポジショニング
    1. STPにおけるポジショニングの重要性
    2. ポジショニング設定での考え方
  2. 差別化されたポジショニング
    1. 競合品と差別化されるポジショニングとは
    2. ポジショニングにおける縦軸、横軸の設定
  3. 製品ポジショニングとブルーオーシャン戦略
    1. 製品ポジショニングとブルーオーシャン戦略との関係
    2. ブルーオーシャン戦略を実現するための要素
  4. 製品ポジショニングとプロモーション戦略
    1. 製品ポジショニングとプロモーションとの整合性
    2. 製品ポジショニングを成功させるためのプロモーション戦略
  5. 競合品に勝つための製品ポジショニングとプロモーション戦略
    1. ゲーム理論 (PARTA) の活用
    2. ゲーム理論を活用したプロモーション戦略の実例
    • 質疑応答

講師

  • 内堀 雅之
    東京薬科大学
    非常勤講師
  • 谷口 公嗣
    株式会社CMCエクスメディカ 学術企画本部
    エグゼクティブフェロー
  • 武田 幸男
    北陸大学 未来創造学部
    教授 / 地域連携センター長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/11 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/11/12 ICH M7変異原性不純物/ニトロソアミン不純物対応コース オンライン
2024/11/12 医療データ (RWD) 活用時の100の落とし穴 オンライン
2024/11/12 ICH M7 (変異原性不純物) ガイドラインとエキスパートレビューにおける変異原性評価・判断の考え方 オンライン
2024/11/12 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン
2024/11/12 非GLP試験における信頼性確保 オンライン
2024/11/12 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/13 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/13 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2024/11/13 ニトロソアミン不純物/NDSRI分析・評価手法と留意点 オンライン
2024/11/14 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者の製造・品質管理の要求事項/監査 (書面・実地) のポイントと監査時のチェックリスト・着眼点 オンライン
2024/11/14 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2024/11/14 研究開発テーマの評価と中止・撤退判断基準の決め方 オンライン
2024/11/14 ロジカルでありながら自社が主体的に描くマクロ環境分析に基づく未来のニーズの予測法 オンライン
2024/11/14 体外診断用医薬品/機器の開発・薬事・保険適用の基礎講座 オンライン
2024/11/14 海外当局査察にむけた準備すべき (したほうがよい) 翻訳文書とSOPの英文翻訳例・査察対応 オンライン
2024/11/14 IPランドスケープ入門 オンライン
2024/11/15 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/11/15 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/15 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き