技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP工場の自己点検と外部監査の進め方

GMP工場の自己点検と外部監査の進め方

~GMP省令改定を想定した今後の対応~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年10月20日(金) 10時00分 16時45分

プログラム

第1部. GMP省令改定の変更点を考慮した今後の自己点検の進め方

(2017年10月20日 10:00〜13:00)

 日本当局 (PMDA等) は2012年3月9日にPIC/Sに加盟申請した背景から、2013年8月30日に日本のGMPを一部改定し、2014年7月1日にPIC/Sに 加盟承認された。GMP自己点検は日本当局 (PMDA) とPIC/S当局の査察時には必ずチェックされる。またPICS加盟国の企業から監査を受けた際に報告書の提出が求められる可能性が高いと予想される。
 かかる背景より、本セミナーではGMP全体における自己点検の位置づけ・重要性と国内 (PMDA、都道府県) からの実地調査 (査察) 及び海外 (PIC/S) からの査察対応として自己点検をどのようにして適切に進めるべきかについての解説と簡単な実習を行う。

  1. 本セミナーの狙い
  2. 日本のGMP省令とPIC/S GMPガイドライン (自己点検関連)
  3. 医薬品適合性調査申請 (PMDA) について
  4. 改定GMP省令の概要と変更点 (6つの柱) について
    1. 背景と概要
    2. 6つの柱
  5. 自己点検、GMP監査について
    1. 自己点検とは?
    2. GMP監査とは?
  6. 自己点検の重要性と留意点について
  7. 自己点検手順書の作成について
    1. 自己点検実施の方法と手順
    2. 年間計画表の作成
    3. 自己点検のフロー
    4. 自己点検実施計画書・連絡書の作成
    5. 自己点検チェックリスト (例)
    6. 自己点検結果報告書の作成
    7. 改善計画書・結果報告書の作成 など
  8. 自己点検チェックリストの作成
  9. チェックリストによる自工場の点検・評価 (実習)
  10. 日本当局のGMPに関する現状の動向
    • 質疑応答

第2部. 外部監査 – チェックリストと適合/不適合の考え方

(2014年7月1日 13:45〜16:45)

 医薬品の開発では原薬製造が重要なポイントとなる。開発の進め方により自社製造だけでなく外部委託のケースも多々発生する。外部委託の場合、製造管理、品質管理、品質保証など自社と同等レベルで管理できることが前提となり、委託前、委託中の監査はその確認の意味で重要な位置付けとなる。監査は、例えば治験用原薬の委託前の監査、委託中の監査、商用原薬の委託前、委託中の監査、他社からのプロジェクト導入に伴う原薬供給元の監査、更に原料、中間体の委託先の監査、DMF (MF) 登録前の監査、GMP適合性調査前の監査等様々なケースがある。
 本講座では外部委託、監査の基本的な考え方を説明した後、開発段階~商用生産の各ステージで実際に経験した外部委託とそれに伴う外部監査、その後の経緯 (問題点) を例にして、監査のポイント、考え方を説明する。更に、外部監査を受けることでその後の外部監査に役立つこと (教訓) もあり、あわせて説明する。

  1. 医薬品開発の進め方と外部監査について
  2. 技術移転、委託製造に関する法規制・問題点
    1. 医薬品の製造販売・製造 (輸入) について
    2. 製造業者等との取決め
    3. 外部の試験検査機関
    4. 運用上の注意事項
    5. その他
  3. 技術移転・製造アウトソーシングにおける留意点
    1. 移転先の選定、事前チェック
    2. 製造委託先選定段階での監査
    3. 技術移転のプロセス
    4. その他、よく問題となる事項、トラブルの例
    5. 自社技術のチェック
    6. プラントツアー・ラボツアーのチェックポイント
    7. 書類調査でのチェックポイント
    8. その他
  4. 外部監査の事例 (経験から)
    1. 治験用原薬の製造委託と監査
      • 国内メーカー
      • 海外メーカー
    2. 臨床試験進行中の外部委託と監査
      • 国内メーカー→海外メーカー
      • 自社→国内メーカー
    3. 海外製薬会社への導出に伴う外部委託と監査 (自社製造→国内メーカー)
    4. 導入製品の原薬メーカーの監査 (海外)
    5. MF登録前の原薬メーカーの監査 (海外)
    6. その他
  5. その他 (参考)
    • 外部監査 (US FDA) を受けて学んだこと
  6. 質疑応答
    • 質疑応答

講師

  • 宮木 晃
    HAMANASU
    代表
  • 丸橋 和夫
    株式会社 三和ケミファ 医薬品事業部
    統括本部長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/6 医薬品製造方法に関する承認後変更管理 (PACMP) の進め方・活用法 オンライン
2025/6/6 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/6/6 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2025/6/6 中東主要国の薬事・薬価比較と現地対応手法 オンライン
2025/6/9 試験検査室管理の実務ポイントと査察対応 オンライン
2025/6/9 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品における品質・安全性評価とLNP/DDSの設計・評価の留意点 オンライン
2025/6/9 エンドトキシン試験と次世代 (蛍光法組み換え体ライセート試薬試験、MAT法を含む) パイロジェン試験法の最近の動向について オンライン
2025/6/10 ゼロから始める初心者向けバリデーション オンライン
2025/6/11 医薬品製造現場におけるQuality Culture醸成とCAPAの推進 オンライン
2025/6/11 製造/ラボにおける監査証跡の運用方法とレビュー手順・効率的対応へのヒント オンライン
2025/6/11 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2025/6/11 化粧品薬機法・景品表示法・公正競争規約 基礎講座 オンライン
2025/6/11 バイオ医薬品のQC業務に絶対必要なタンパク質分析技術の基礎とスキル オンライン
2025/6/11 製薬用水設備の設計・バリデーション・適格性評価と管理 オンライン
2025/6/11 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/6/12 単なる書類監査で終わらない実効性のある監査にするための監査員養成の具体的ポイント オンライン
2025/6/12 再生医療等製品/細胞加工物の製造・品質管理 (GCTP省令) における施設・製造管理とPMDAによる指摘事例を踏まえた査察準備と対応 オンライン
2025/6/13 環境モニタリングにおけるポイント設定根拠・手順とアラート・アクションレベル設定の妥当性および汚染管理戦略に従ったSOP記載事項/作成上の留意点 オンライン
2025/6/13 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) の基礎と注意点 (Q&A) オンライン
2025/6/13 薬物間相互作用の基礎と臨床薬物相互作用試験における評価手法 オンライン