技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

長寿命化・信頼性向上のためのリチウムイオン二次電池 劣化解析

長寿命化・信頼性向上のためのリチウムイオン二次電池 劣化解析

~電池材料開発のための電池特性と材料観察・分析結果の相関~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、電池構成材料別の要求特性・開発課題と的確に評価するための分析手法について解説いたします。

開催日

  • 2017年7月13日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 電池材料ごとに求められる特性と開発課題、的確に評価できる分析技術
  • 電極構造の特徴を数値化・指標化し、電池特性と結び付ける方法
  • 各種in situ測定法で電極の変化を直接観察する事により、電極製造の問題点のヒントを得る方法
  • 充放電に伴い電池内部で発生する材料組成の変化から、寿命や信頼性向上のヒントを得る方法

プログラム

 リチウムイオン二次電池の劣化診断や長寿命化のためには、新しい蓄電池材料の構造や特性について、的確かつ迅速に評価できる分析技術が必要です。
 従来の機器分析による手法を改良・発展させ、電極の分析結果と電池特性とを分かりやすく相関付けたり、寿命や信頼性向上に直結したりするような、一歩踏み込んだ評価技術について分かりやすく紹介致します。

  1. はじめに
  2. 電池材料の特徴と開発課題およびそれを的確に評価し得る分析技術について
    1. 正極材
    2. 負極材
    3. バインダ
    4. セパレータ
    5. 電解液
  3. 電極シートとしての特性評価
    1. 正極電極
    2. 負極電極
  4. リチウムイオン電池における劣化解析アプローチ
    1. 電池セルの劣化
    2. 正極における劣化解析
    3. 負極における劣化解析
    4. 電解液、分解ガスによる劣化解析
  5. これまでの分析技術の課題
  6. 電極構造の特徴を数値化・指標化し、電池特性と結び付けるために
    1. 電極の空隙解析
    2. 導電ネットワーク解析
    3. 導電助剤分散度
    4. バインダ分布の定量
    5. 電極3D構造解析
  7. その場 (in situ) 分析による電極変化のリアルタイム評価
    1. 電気化学反応可視化コンフォーカルシステム
    2. イメージングRaman
    3. 放射光X線 (温調機能付きin situ XRD分析)
  8. 充放電に伴い電池内部で発生する材料組成の変化から、寿命や信頼性向上のヒントを得るために
    1. 活物質表面の薄膜等の組成分析
    2. 電池内封ガス分析
    3. その場分析および局所観察による劣化原因の解析
    • 質疑応答

講師

  • 木村 宏
    株式会社 住化分析センター マテリアル事業部
  • 末広 省吾
    株式会社 住化分析センター 大阪ラボラトリー 技術開発センター
    主幹部員

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/30 LIBの劣化メカニズムと評価法およびLIBリユース産業の動向 オンライン
2025/1/31 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術の動向と課題、今後の展望 オンライン
2025/1/31 EVなどリチウムイオン電池のリユース & リサイクル オンライン
2025/2/4 リチウムイオン電池の性能・安全性評価手法 オンライン
2025/2/4 全固体リチウム二次電池の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/2/5 LIBの劣化メカニズムと評価法およびLIBリユース産業の動向 オンライン
2025/2/6 廃リチウムイオン二次電池からの電極分離・精製とその再生 オンライン
2025/2/7 リチウムイオン電池のリサイクル、リユースの技術や関連法規制の動向と課題 オンライン
2025/2/12 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル技術の動向と課題、今後の展望 オンライン
2025/2/13 汎用リチウムイオン電池の特性・健全度 (劣化度) ・寿命の評価手法の詳細 オンライン
2025/2/13 リチウムイオン電池におけるドライプロセスの現状とバインダーの技術展望 オンライン
2025/2/13 リチウムイオン電池電極製造プロセスにおける間欠塗工技術と乾燥、スラリー分散技術 オンライン
2025/2/14 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2025/2/18 燃料電池、アンモニア、水素の最新動向と日本企業の事業戦略 オンライン
2025/2/19 マテリアルズ・インフォマティクスによる電池材料開発事例 オンライン
2025/2/19 二酸化炭素の電解還元による資源化とその周辺技術の最新動向 オンライン
2025/2/20 リチウムイオン電池に要求される性能・安全性と一般的な評価手法 オンライン
2025/2/21 汎用リチウムイオン電池の特性・健全度 (劣化度) ・寿命の評価手法の詳細 オンライン
2025/2/25 リチウム-硫黄 (Li-S) 二次電池の基礎と応用 オンライン
2025/2/26 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/19 低炭素社会とバッテリーアグリゲーション
2019/12/13 2020年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2019/11/29 リチウムイオン電池の分析、解析と評価技術 事例集
2019/11/15 2020年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2019/9/20 2019年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2019/5/24 2019年版 蓄電池・キャパシタ市場の実態と将来展望
2019/4/1 車載用LIBの急速充電性能・耐久性と市場
2019/3/22 2019年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2019/3/22 2020年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2019/2/22 2019年版 車載用・産業用蓄電池市場の実態と将来展望
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2018/12/14 2019年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例
2018/10/31 リチウムイオン電池における高容量化・高電圧化技術と安全対策
2018/8/1 全固体リチウムイオン電池の展望
2018/7/31 全固体電池の基礎理論と開発最前線
2018/2/26 再生可能エネルギーと大型蓄電システムの技術と市場
2018/2/23 2018年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2017/11/30 次世代電池用電極材料の高エネルギー密度、高出力化
2017/8/25 2017年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望