技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

マテリアルズ・インフォマティクスによる電池材料開発事例

マテリアルズ・インフォマティクスによる電池材料開発事例

~材料データベースや機械学習活用による時間・コスト削減~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、マテリアルズ・インフォマティクスの基礎から解説し、電池材料のデータ駆動型探索と実験自動化、有機リチウムイオン二次電池に関する動向、物質探索のためのマテリアルズインフォマティクスの活用について解説いたします。

開催日

  • 2025年2月19日(水) 11時00分 16時40分

修得知識

  • マテリアルズ・インフォマティクスの基礎
  • 電池材料のデータ駆動型探索と実験自動化
  • 有機リチウムイオン二次電池に関する動向
  • 物質探索のためのマテリアルズインフォマティクスの活用

プログラム

第1部 機械学習MDの基礎とイオン拡散現象への応用

(2025年2月19日 11:00〜12:30)

  1. マテリアルズ・インフォマティクス概要
  2. データ取得のためのベイズ最適化
  3. 材料データ蓄積を行う上で必要なこと
  4. データベース開発に必要なスキルセット
  5. 機械学習ポテンシャルの応用
    1. アモルファス内部の原子拡散経路探索
    2. 小規模から大規模へ機械学習で繋ぐ
    3. アモルファス構造と振動特性
    • 質疑応答

第2部 Liイオン電池電解質開発のハイスループット化とインフォマテックス

(2025年2月19日 13:30〜15:00)

  1. 蓄電池開発状況
    1. リチウムイオン電池開発の現状
    2. 次世代蓄電池開発の世界的動向
  2. 電池材料のデータ駆動型探索と実験自動化
    1. 正極材料
    2. 負極材料
    3. 固体電解質材料
    4. 液体電解質材料
  3. 液体電解質材料探索の実験自動化ロボット
    1. 実験自動化ロボットに期待すること
    2. マイクロプレートを用いた電池材料評価
    3. 大量の実験データの取り扱い方
    4. 探索実施例の紹介
    5. 添加剤の協調効果により 形成された電極界面被膜の解析
  4. 実験自動化ロボットを用いたデータ駆動型電解液探索
    1. 探索の進め方について
    2. データ科学的手法の適用
    • 質疑応答

第3部 新規リチウムイオン二次電池有機電極活物質の性能予測と探索

(2025年2月19日 15:10〜16:40)

 研究室内の独自の測定データや文献で報告されている値をもとにした小規模データセットから、機械学習によるスパースモデリングと研究者の経験・考察を融合し、性能予測モデルを構築することで、新規な電極活物質となる化合物を発見した

  1. 有機リチウムイオン二次電池
  2. 有機正極活物質
  3. 有機負極活物質
  4. マテリアルズインフォマティクス (MI)
  5. 小規模データ
  6. 実験主導MI
  7. スパースモデリングと線形回帰
  8. 性能予測モデル
  9. 新規物質探索
    • 質疑応答

講師

  • 安藤 康伸
    東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所
    准教授
  • 松田 翔一
    物質・材料研究機構 エネルギー環境材料研究拠点 二次電池材料グループ
    主任研究員
  • 緒明 佑哉
    慶應義塾大学 理工学部 応用化学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/4 全固体リチウム二次電池の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/2/12 実験短縮、研究開発効率化へのMI、生成AI、ロボット導入と活用のポイント オンライン
2025/2/12 マテリアルズ・インフォマティクスの基礎と実践 オンライン
2025/2/13 汎用リチウムイオン電池の特性・健全度 (劣化度) ・寿命の評価手法の詳細 オンライン
2025/2/13 リチウムイオン電池におけるドライプロセスの現状とバインダーの技術展望 オンライン
2025/2/13 リチウムイオン電池電極製造プロセスにおける間欠塗工技術と乾燥、スラリー分散技術 オンライン
2025/2/14 R&D部門のデータ共有・利活用 (MI, AI) のためのデータ共有システム構築と進め方 オンライン
2025/2/14 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2025/2/18 燃料電池、アンモニア、水素の最新動向と日本企業の事業戦略 オンライン
2025/2/19 マテリアルズインフォマティクスの主幹となる計算科学シミュレーション オンライン
2025/2/19 二酸化炭素の電解還元による資源化とその周辺技術の最新動向 オンライン
2025/2/21 汎用リチウムイオン電池の特性・健全度 (劣化度) ・寿命の評価手法の詳細 オンライン
2025/2/25 マテリアルズインフォマティクスの基礎技術となる計算科学シミュレーション オンライン
2025/2/25 リチウム-硫黄 (Li-S) 二次電池の基礎と応用 オンライン
2025/2/26 導電性カーボンブラックの配合・分散技術と電池特性への影響 オンライン
2025/2/26 マテリアルズインフォマティクスの動向と小規模・実験データへの応用 オンライン
2025/2/27 電子実験ノートの導入と共有・利活用ノウハウ オンライン
2025/2/27 液中の粒子分散制御及び評価の要点 オンライン
2025/2/27 計算科学シミュレーション技術の基礎と材料設計への応用 オンライン
2025/2/27 リチウムイオン電池の負極活物質 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2024/1/12 世界のマテリアルズ・インフォマティクス 最新業界レポート
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/8/19 2022年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2022/6/30 二次電池の材料に関する最新技術開発
2022/2/18 2022年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2022/2/4 世界のxEV、車載用LIB・LIB材料 最新業界レポート
2022/1/20 脱炭素へ、EVの役割と電池・原材料の安定供給 2030/35年モデルと諸問題の検証
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/8/20 2021年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望